ゴールデンボール賞
梅雨でジメジメした天気が続いているため、行き交う人々がイライラしているのがよくわかります。ウチの親父がそろそろお日様が欲しいなあと申しておりましたが、冗談じゃない。私は暑いのが苦手なので、この季節だけは雨の方が助かります。仕事が外回りなので普通なら雨はしんどいのですが、今だけは涼しくて素晴らしい。ジメジメしてるという理由でイライラする人は、暑けりゃ暑いでイライラするのだろうから、イライラしたくてしている人です。そういう人ほど無意識を装って(あるいは本当に無意識で)他人に迷惑をかけます。そういう目で観察しているとよくわかります。年寄りほど我慢が足りない。 長生きしてまでしたかったことがそれなの? と訊きたくなる。やったら一緒です。理由なんか関係ない。悪気がないなんて、当たり前。どうしてそうなったのか、どうしてそれが起きたのか、どうしてその「1回」が起こったのか、それだけが重要です。自覚がないのも、注意力がないのも、すべて本人の責任です。齢なんか関係ない。齢のせいにしている、その態度にこそ腹が立ちます。厳しい? 厳しいってそういうことでしょう。知らなかったの? あなたが生まれたときからそういう世の中じゃなかった?わかってたらそんなことにならないだろう、という事態に頻繁に出くわします。ぜんぜん関係ありませんが、サッカー銀メダル、おめでとうございます。でいいのか?残念でした、と言った方が喜ばれるのでしょうか(誰に?)。決勝で初めてテレビ見てみたのですが、開始15分くらいでつけたらもう4-0だった。開始15分で4-0って、野球でもびっくりするスコアです。先発誰だよ。で、代表メンバーもそのとき初めて見てみたんです。そしたら、私でも知ってる選手ばかりだった。それってつまり、4年の間に若手が誰も出てこなかったってことじゃないですか。スポーツでそれって致命傷な気がする。野球だってやるたびにけっこう顔ぶれ変わるわけですからね。それだけ名のあるベテランが頑張ったといえば良いことですが、逆に言えば若いヤツ何してたの? と疑問に思ってしまいます。それでいいんかいと。表層を見ただけの印象にすぎないので、好きな人が納得してるならいいのでしょう。結果が出たから言ってるのだし、それが敗因だと言っているわけでもありません。出る杭は打つという言葉で正当化されて、馬鹿な年長者の傲慢が通った社会がかつてあったので、歴史の浅いだろう女子サッカー界は、内部の関係者自身にどんなにそのつもりがなくても、今はそういう辺りを通過してるところなんだろうなと、出た結果には非常に感慨深いものがあったものでございました。