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テーマ:山登りは楽しい(12250)
カテゴリ:山の楽しみ方
夏以降暑い暑いといいながら、沢登りの話ばかりしていたらいつのまにか、秋を通り過ぎて風の音にぞオドロカネヌル晩秋の11月。山人にとっては初冬というべき季節になってしまった。
しかし山屋にとっては11月という月はやっかいなのだ。 まず縦走屋さんにとって。 この季節は場合によっては雪が降る、時と場所によっては猛吹雪になることもあるやっかいな季節。だからといって、雪山装備持って、11月の八ヶ岳あたりにいったら、雪のかけらもなかったりして重い雪山装備を恨んだりもする。しかし寒いのは寒い。テントの外においておいた鍋があっというまに凍り付いたりする。枕元においておいた水筒も朝方には凍り付いてふたがあかないなんてことはよくあることだ。 水場はもちろん涸れているか凍っていることが多い。普通、雪山では雪をとかして水を作るが、11月程度では雪もほとんどなくあっても雪化粧程度で水など作れない。 雪山にはまだ早いが、かといって、秋山にはもう遅い。 そんな中途半端な季節が11月。 沢やさんにとってはどうか? 好き者さんはこんな季節になっても水まみれになって沢登りを続けるがそれも一部の変態さんのはなしであって、この時期沢やは冬眠する。 私はかつて11月の中頃に大菩薩の泉水谷とかいうその名の通り深山に豊富な水踊る美しき谷で泳ぎまくったことがあるが、30過ぎてそんな酔狂はもうできない。 岩やさんにとっては? フリークライマーは渡り鳥のように二子山とか小川山とかの北のゲレンデから、城ヶ崎とか湯河原とかぽかぽか陽気の岩場に大挙しyて移動してくる。 この人たちが一番適応力あるのかもしれない。 アルパインクライマーさんはこの季節、登ったって、冬季登攀!などど言えないし、冬の岩登りに備え、夏の岩場に、分厚い手袋とアイゼンと25キロぐらいのザックを背負って岩場を登ったり降りたりとあまりといえばあまりに求道的なトレーニングを黙々としておる頃でしょう。 そして山岳会にでも加入してる人たちは雪山訓練、通称雪訓(せっくん)と称して勤労感謝の日に富士山の5合目あたりで歩いたり、滑ったり停まったりと激しい訓練をするのでしょうか? 思うに11月はこれからの季節に備えて準備をする季なのかもしれません。 私は縦走も、沢も岩も雪山も全部大好きだけど、今年の11月は来月出産の第2子の準備に追われるのかもしれないなあ・・・ そんなことを思いつつ、晩秋の山を想ってみました。 やっぱり雪山が美しい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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