乗鞍から帰ってさあ次は紅葉のきれいな秋の山だねと思っていたのであるが、最近、子供の突発性発疹があったり、来年度の保育園関連の手続きなどがあったりでばたばたしているうちにすっかりはは深まってしまったのである。
当初は紅葉のきれいな上越の方面の山を考えていたのであるが雪の便り届くそちらはすでに子連れ登山の領域でもない。なのでここは毎度中央自動車道にのっかって八ヶ岳や南アルプスの展望麗しい山を攻めることとなったのである。
宿は前回の乗鞍で子連れには絶対にコテージタイプがいいと確信したこともあり、コテージを中心にあたってここにしました。
コテージ睦
中央自動車道が工事のため平日とは思えないほど大渋滞しておったので現地到着は16;00頃と遅くなった。中央道を離れて八ヶ岳が正面に見え始まる頃に宿に到着しました。
コテージはキッチン2畳に今4.5畳程度。これにロフトがつくのだが、カウンター式の対面キッチンやベランダにはテーブルと椅子。さらに庭にはドッグランなどもあり狭さを感じさせない機能的な作りで大満足。直前予約で1人につき2600円の格安である。
コテージにはレストランも併設されており、食事を頼むこともできるし、もちろん食事だけの立ち寄りも可能である。
口コミによると宿泊時に食事も頼むととても食いきれないくらいの豪華な食事が出るとのことだが我々は子連れで落ち着いて食えないので頼まなかったのだ。
代わりにレストランで食事を頼んだのだがこれも豪華でおいしかったので満足である。
ちなみにここでは部屋出しで食事も取れるので家族連れにはとてもおすすめではある。
おおなんか宿の紹介になってしまった。
さて我が家はいつもと同じように息子は息子でロフトの急な階段を登ったり降りたり大喜び。
夜になって降ってきた雨に多少の不安を感じつつつ、今夜も山梨県産ワインで前夜祭などするのである。
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翌日朝からドピーカン!
しかし風がとても強いので長い山はやめて、南アルプス前衛の入笠山に登ることにした。
落葉まじりの落葉松林野中道脇に雪をかぶった八ヶ岳を見ながら走ってゆく。
八ヶ岳を回り込んで富士見から入笠山への山道を走る。
途中道がうっすらと凍っていたりするところもあって緊張して走った。
入笠山は標高1955m
登山口は1800m程度で楽勝のレベル。
しかしさすがにこの季節この標高になると寒い。
我々大人は歩くからよいものの、背負い子に背負われている子供達は寒いことだろう
服を多めに着させてさらにブランケットで子供を覆い歩き出す。
ここまでして登らなくてもとの感はあるが・・・
林道をしばらく歩くとすぐに登山口である。
急坂を30分ほどでまもなく展望が開けて山頂である。
素晴らしい眺めである。
実は私はこの山に20年前の11月中頃に一人で登っているのであるが、そのときは風がびゅうびゅうと吹きすさんで景色を眺める余裕もなく立ち去ったものである。
そして20年たった今。一人ではなく4人と人数は膨れ上がったものの、山の景色そのものは全く何も変わることなく、今日もびゅうびゅうと風ふきすさぶ山頂であった。
素晴らしい眺めを堪能したいものであるが、背負い子からおろしたとたんに寒さからか息子が大泣きし始めた。
心なしか手足が震えており毛布でくるんで早々と下山をした。
車に戻って暖房をつけると息子は機嫌直して元気になったのである。
やはりここまでして山に登るのはさすがに子供達にもかわいそうかもしれん。
この冬には子供達に雪を見せてあげたいと思っていたが、山ではなくて温泉宿くらいにしとうこうか。
帰り道も中央道工事のため上も下も大渋滞の車の中でそんな風にそれでも次の計画を考える我々であった。