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テーマ:暮らしを楽しむ(388209)
カテゴリ:闘病日記
自慢じゃないが私は大酒のみだ そして左党らしく辛いものが大好きだ
「なにをばかなことを言っているのだ」
6歳の時に麻疹にかかった以外は、大きな病気もなく、(大けがは何度も何度もしたけど)40年も無病息災で過ごしてきた自分には、病院など無縁なのである。
最近病院言ったのって2年前スズメバチに刺された時と、4年前水虫の治療をした程度だ。 だからなにもきにせず、普段通りの生活を続けていたのである。
ある日のことだった。 いつものように、酒を飲みながら原発関連のニュースを見ていたところ、けつに違和感があったのだ。 さわってみるとけつの肛門付近に堅いしこりができている。 妻にほらごらんと言わんばかりに「それは痔ろうじゃあない」と言った。うちの嫁さんは「痔」の家系なのだ。
「別に肛門がいたいわけじゃないし、痔じゃないだろ」と酒を飲みながら僕はこたえた。
そうは思いつつも多少心配になり、ネットで「肛門付近の腫れ」を検索してみると、症状にぴったりの病気がいくつもヒットした。 それこそが「肛門周囲膿瘍+痔ろう」という難病であったのである。 40年間病気に無縁の自分が、めぐりめぐって初めて出会った病名が「痔」と思うと切なくなるが、今は現実を見つめることが必要だ。幸いまだ腫れも痛みも大したことないので病院へは来週の休みにでも行くことにして、病院の情報収集をした。 そのときはまだ痛みは全然なかったのである。
翌日選挙にいって、そのまま夜勤の仕事に向かった。そのころにはけつは無痛から鈍痛に変わっていたのでちょっとやばそうと思っていたのである。 車で通勤し、車の座席を降りる頃には鈍痛は疼痛に変わっていた。
うちの夜勤は一人勤務なのであるが、ほかの職員がみな帰宅して一人になるころには疼痛は激痛に変わっていた。
痛いほんとに痛い。 痛くて座ることができない。 立っても痛い。 歩いたらもっといたい。 走ることはできない。 横になっていると少し痛みが和らぐ。車に常備してあるファーストエイドキットの中に、10年前に骨折したときにもらったロキソニン(痛み止め)があったので、それを飲んでしのぐが全然きかない! 激痛にたえて仕事終了。 翌朝、1秒でも早く病院に行きたかったのだが、昼頃子供の迎え入れがあったので帰宅。運転は激痛でなんだかよくわからない。薬局に寄ってきちんとした鎮痛剤を買いたいが、たぶん車から一端おりたら駐車場から店まで歩けないだろう。 家に何とか帰り、倒れ込んで横になる。子供が帰宅した午後、嫁さんに言って、くるまで隣町の有名な肛門科専門病院につれていってもらった。 肛門周囲膿瘍は即日切開手術となるが、患部の深さによっては入院しての手術となるので、一応簡単な着替えなども持参した。 病院では待ち時間を覚悟したが5分ほどで呼ばれる。ズボンとパンツをおろして触診台に横になる。恥ずかしさなんてかけらもない。ほ~これが肛門の触診台かなんて思う余裕もない。痛くて恥ずかしさも恐怖もなにもない。 痛い。痛いがほんの数秒だ。歯を食いしばれば耐えられる痛みだ。
先生は冷静に
切開によって痛みは劇的に減ったものの、その分出血と排膿がひどい。
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最終更新日
2011年05月09日 11時21分54秒
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