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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
山形市と上山、天童、山辺、中山の合併問題が白紙になってしまった
のは今年2月。 約1年と9ヶ月の間話あって白紙というのは、どういうことだと 信じられません。 県庁所在地としての山形市はもっと大きくなるべきだと私は思うの に、既得権との争いで、結局変わらないことになってしまったのは 悲しいことだと思いました。 そんな中、今年7月1日には立川町と余目町が合併して庄内町 そして、10月1日から鶴岡市、温海町、藤島、羽黒、櫛引、朝日村が 合併してできる新生鶴岡市 山形県内でも庄内地方はやはり違います。 情報発信、気質、文化あらゆる面で盆地山形より先進的だと 思います。 そんな10月1日合併目前の櫛引にある、佐藤仁左衛門酒造場 (奥羽自慢)に2度目の訪問です。 今回は、酒造りのコンセプトなどお話をおうかがいしてまいり ました。 前回に続き、佐藤勝製造部長・杜氏とお話ししました。 独特の話し方と、感性癒し系の部長です。 1724年創業の老舗で、もともとは「岩の井」と名乗っていた そうです。 ただ、商標登録制度によりバッティングしてしまったため、 ここ奥羽で自慢できる酒にしようという想いから、 「奥羽自慢」にしたそうです。 「自分で自慢はないよね」と勝氏。レッテルや看板などでも、 謙虚にしなければならないということから、「自」の文字が少し 小さく書いてありました。 面白い話ですよね。 佐藤部長の酒造りの想いは、一言。 「うまい」といわれたい。 もう一杯飲みたくなる酒を造りたい。 それには、もろみ、酒、仕込みなどいろいろな段階において 様々な変化に「気づく」ことが必要だと・・・ 普段話ししているときは、 「今の時期は、きゅうりに味噌をつけて酒、岩かきと酒がいいねー」 なんて気さくにおっしゃっていましたが、 お酒造りの話しになると、真剣なまなざしで声のトーンも少し 違った感じでお話ししてました。 感覚の研ぎ澄まされた方なのだなーとつくづく感じました。 ぜひとも山形の居酒屋「水鳥」にいきましょう。 黒川能の里「櫛引」で連綿と受け継がれているお酒造り。 奥羽自慢は、本当に自慢できるお酒だと思います。 まるごと山形では、この秋スタート予定で準備してまいります。 冬の景色もぜひ見てみたいものです。 今まで見たことがないような壮大なかやぶき屋根ですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 27, 2005 07:20:28 PM
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