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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
先日いった某きき酒会でとてもおいしかったお酒のひとつ。
「楯野川 中取り 清流」 この醸造元楯の川酒造におうかがいしました。 佐藤淳平社長は、とてもお若く私と同年代の20代です。 それなのに酒造を切り盛りしています。恐れ入ります。 先日お話したときは、とても丁寧に話を聞いていただきぜひともまた お話したいと思い、おうかがいすることとなったのです。 山形からは約100kmの道のり。 国道13号線~47号線に入り、戸沢村の最上川沿を車で走って 庄内平野に出たところで345号線へ。 2時間の道のりです。 楯の川さんがあるのは、山形県の目玉といわれている平田町。 山形県の形は横をむいた顔の形をしていて、ちょうど目玉の部分 が平田町なのです。 J1昇格を目指すモンテディオ山形のユニフォームの背中には、 平田牧場の文字が。 ここ平田町発全国へ、平田牧場の三元豚は有名です。 ヘルシーな豚、脂身が甘い豚 東京のCORED日本橋や、玉川高島屋にも入っている絶品の とんかつがあります。 町の紹介はさておき、 佐藤社長は先日お会いしたときとても魅力的でした。 それは、 ・同年代で社長をやっている魅力 ・美味しいお酒を造っている魅力 私が運営しているまるごと山形のお話をすると、とても熱心に聞いて いただきました。 そして、 「お酒自体の消費量が低迷しているときに、日本酒の販売をなさろう とすることはすばらしいですよね。 これからの日本酒は、しきいの高いものであってはいけないと 思います。 何かと組み合わせることや、買いやすいことが大事ですね」 とおっしゃってました。 どうしてもお酒屋さんって入りづらいですし、お酒を買うこと自体 あまりなくなっています。 特に日本酒は、どうしても高い、美味しくないという 印象が学生時代に染み付いた人は少なくないのではないかと思います。 確かに作りはとても手間隙がかかるもので、原料等が高いため、 お酒自体も高くなってしまいますが、最近は飲みやすいフルーティーなお酒でもかなり安いものが出てきてます。 そして、われわれのと同年代の方々がここ山形では日本酒造りに 携わることで、新しいアイディア、新たな試みが多々出てきてます。 こういったことを、PRする人、世に送り出す宣伝をする人がどう しても必要になっていて、微力ながら私ができればと思っています。 楯の川さんでは、フレッシュなお酒をというコンセプトから、全て 瓶詰め後低温貯蔵をしています。 われわれが小さい頃の臭い日本酒とはまったく変わりました。 フレッシュにする貯蔵方法、製法が確立され、のんべぇの 飲み物から完全に変化を遂げています。 私も今回試飲させていただいた感想は、お酒らしいではなく (ちょっと失礼になってしまうかもしれませんが・・・) 飲みやすい、食中酒のような 印象を受けました。今の和洋折衷の文化とマッチしそうです。 特に洋食。 少し酒の温度が低すぎたためかよく違いがわからない部分もありま したが、吟醸らしいとてもよい香りがありました。 試飲をさせていただく前に、「共洗い」というきき猪口をお酒で洗う ということを行っていました。 昼は平田牧場の三元豚のとんかつをご馳走になり、 蔵もひととおり見せていただきました。 これからの日本酒を盛り上げていくために若者同士熱い話をつっこんで話をすることができました。 私は販売するほうの人間として、これからもっともっと学ばなければ なりません。 そして、造りをする方々をもっともっとかかわっていかなければな りません。 そんなとき、佐藤社長のようにゆっくりと思いを話できる方と出会えた ことは本当に幸せだと思います。 でも最終的には、飲んでいただく人が増えるようにいかに努力するか というベクトルは同じで、いかにわかりやすく伝えるかが私の役割 だと思ってます。 まだまだこれからの話ですが、ぜひともこれからよろしくお願い します。 本当にありがとうございました。 楯の川さんのお酒は、香りよくさっぱりしていて美味しいですよ。 どんな食事と合うかいろいろ試してみます。 コチラを読んだ方、ぜひ一度楯野川のお酒を口にしてみてくださ いね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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