348734 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

カメの歩みのように一歩ずつ in山形きろく

カメの歩みのように一歩ずつ in山形きろく

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

かめてんちょう

かめてんちょう

Comments

 ペット総合サイト@ アクセス記録ソフト 無料 楽天 アクセス記録ソフト! http:/…
 かめてんちょう@ Re:・・・(12/25) 酒好きさん コメントありがとうございま…
 酒好き@ ・・・ その時期に蔵へ押しかけるってのはいかが…
 東の麓 高橋@ 山形セレクション期待していてください 先日はお疲れ様でした。 写真の肉そば本…
 かめてんちょう@ Re:キャンプの文字・・・に反応(笑(07/13) のんだくれ放蕩親父さん キャンプといえ…
 のんだくれ放蕩親父@ キャンプの文字・・・に反応(笑 ご無沙汰しております・・・ なにげにア…
 かめてんちょう@ Re:おばんです(02/09) のんだくれ放蕩親父さん 先日はありがと…
 のんだくれ放蕩親父@ おばんです 明日のほすい会・・・仕込み・・・いえい…
 かめてんちょう@ Re:山形すごい!!(11/20) minagawaさん ごぶさたです。 平地では…
 minagawa@ 山形すごい!! こんなに積もっているんですね、山形。 …

Archives

Nov , 2024
Oct , 2024
Sep , 2024
Aug , 2024
Jul , 2024
Jun , 2024
May , 2024
Apr , 2024

Category

Calendar

Freepage List

Nov 9, 2005
XML
以前からおうかがいしたいと思っていた蔵、竹の露さん。

酒はまろやか。とてもバランスがいいです。それも使用している
お米は全量山形県産米というのはとても気になります。

今は亀の尾、出羽燦々、改良信交、京の華、美山錦を使ってお酒を
造ってるそうです。

全国新酒鑑評会でも東北清酒鑑評会でも山田錦を使わず、出品した全てのお酒で金賞を受賞している実力派の蔵です。


先日の鶴岡のきき酒選手権で相沢さんとお知り合いになり、昨日の
東北清酒鑑評会もお誘いいただきました。



昨晩の冷え込みで、内陸と庄内をつなぐ月山道ではが降った
模様。

でも私が出かけたときは山の上のほうに雪があるだけで、道路は
大丈夫でした。


山形市から約2時間。10月1日に鶴岡市に合併しました、旧羽黒町
にあるこの蔵の裏には竹藪があります。

竹林の中で美味しいお酒を造るところから、竹の露という名前が
ついたそうです。


道に迷ってしまい、約束の時間から30分も遅れてしまいましたが、
相沢さんは快く迎えてくださいました。
ありがとうございます。

ちょうど造りに入っているので、まずは造りの説明と蔵の見学
をさせていただきました。

竹の露麹室

室(むろ)では、種麹を植え付けた蒸し米が寝かせてあり、温度のこと
湿度のこと、そして手入れのやり方と理由、など細かく丁寧
に教えてくださいました。

温度、湿度の関係で、麹が作り出す糖化酵素(グルコアミラーゼなど)の量が違い、それがお酒の旨味につながるということ、

最も最適な糖化酵素量にするための手入れ、温度との関係には
長年の経験とデータに裏づけられた根拠がすべてあるということに
とても感心しました。

強い麹をつくることが酒造りで重要とされます。

麹の造りに関しては、「かなりいいものをつくっている」という自信がひしひしと伝ってきました。



昼間をはさんで、今度は水の貯蔵タンクへ。

水を貯蔵しているのははじめてみました。

地下300メートルからくみ上げている天然水は、こんなことは
ほとんどないといわれる、まさに無菌の水で、
27℃とあたたかい天然アルカリ超軟水です。

くみ上げた水をタンク7つに移し変えながら自然に冷やし、そして
仕込みへと使います。

貯蔵する理由は、水温を冷やすためなのですね。


それにしてもこの水、山形の天然の恵みです。

水、米がうまいところに銘酒があるのですから納得です。

そして次は酒造りの工程ごとに蒸米~仕込み~貯蔵まで全て見せて
いただきました。

米の酒類

コチラの写真は今年度収獲した米です。

左から
 美山錦
 出羽燦々
 改良信交→いちばん長い
 亀の尾
 京の華
 そしてもう一つの棚には、出羽の里(山形86号)がありました。


山形県の美山錦の8割はここ羽黒産だそうです。

酒造好適米どころなんですね。



ひととおりご説明をいただき、最後に今年の米のできと発酵時の
管理について教えていただきました。

毎日毎日酸度、日本酒度、アルコール度数を確認し、今までの経験
に裏打ちされたやり方で、理想の形の酒を造っていく。

この日に水を足したり、この日に温度を変えたりとそれが日々、時間
単位で変化するのです。

「お酒は生き物ですから」と相沢さん。
生き物の力を借りてできる
芸術品ですから、あとはその蔵独自の手のかけ方ですばらしい作品
ができます。


京の華

酒米は今年はいいとのお話でした。

ちょうど真ん中に白い部分(心白)が大きくあります。

これが酒造りには理想的です。白い部分の心白は米の成分である

たんぱく質の結束力が弱いため、麹菌が入り込みやすく、優良の麹

ができるのです。



蔵見学と、様々なお話をお聞きし、いつの間に4時をすぎてしまいま
した。

ちょうど今朝寝かせておいた麹に手を入れて、ムラが出ないように
する作業の時間になり、見せていただきました。

切り返し


麹つくりの実際の作業を見るのは初めてで、とても手早いのが印象的
3日間でつくりあげる麹は、夜も世話をしながら、2日目には
麹蓋にうつし合計で53時間~58時間でできあがる、とても大変かつ重要な
仕事です。


こんなことを体験させていただけるということで、今度は泊まりがけ
で合宿に行きたいと思います。



竹の露の皆様ありがとうございました。

そして、ご説明していただいた相沢さん本当にありがとうござい
ました。


今日おうかがいした印象は、とても丁寧にお酒を造っているという
ことです。

その結果が日本ならびに東北の鑑評会に加え、全米日本酒歓評会でも
4年連続金賞を受賞していることにつながっているのだと思います。


まるごと山形ではこれから取り扱うに向けて、準備をしていきたいと思います。

本当にありがとうございました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ちなみに帰りの月山道は雪が降っていて、普通タイヤの私は
ひやひや運転でかえりました・・・

ほんと怖かったです・・・

もう冬なんですね。はやくタイヤ交換しなければ!!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

竹の露「白露垂珠」を飲んでみたいという方はこちらをクリック
人気ブログ





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 11, 2005 02:29:56 AM
コメント(2) | コメントを書く
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事


Favorite Blog

日本一の芋煮会フェ… 芋煮マンさん
琥珀色のPENGU… 活男さん
〜 Leona's Note ~ Leona☆35さん
lunatic Asurendraさん
whisky-mistの酒と雲… whisky-mistさん

© Rakuten Group, Inc.
X