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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
山形県酒造組合が主催する「日本酒学校」
毎年行われており、今年で6回目です。 全5回の講義があり、日本酒のきき酒の仕方や、日本酒の造り方などの講習があります。 昨年も参加したいと思っていたのですが、なんせまだ山形に戻った ばかりだったので、今年が初めてとなります。 私の参加の目的は、きき酒能力のレベルアップと日本酒の歴史や、 現状を学び、今後の戦略のヒントになるような知識を得ることです。 仕事の都合で30分ほど遅れてしまいましたが、内容はとても興味深い ものでした。 山形は昔も今も大規模な酒蔵がないこと、そのため手間がかかる 吟醸酒の造りが盛んであることや、稲作が中心なので米に関する 研究が進んでいること、そして杜氏が地元の方々なので、知識と技術 を習得するために毎月のように研修会を開催し、酒造りの技術を 鍛錬していること。 などなど、歴史的な背景から現在までの話を聞くことができました。 ドイツでは、ビールの消費量が、フランスではワインの消費量が そして日本では日本酒の消費量が減っている。それは、主食である 穀物を食べなくなったのが原因として挙げられています。 米から造るもの、麦からつくるもの、いづれにしても脈々と受け 継がれた食文化と密接な関係があり、食べ物にあうお酒が国酒として 文化として今あります。 現代社会のように、様々なものを選ぶことができる時代になると、 好みも多様化します。 われわれも日本食だけでなく、洋食、アジア料理などなどなんでも 食べることができます。 ただ、おそらくこれからは日本食が見直される時代に入ってくるの ではないかと思ってます。 理由は、選べる時代になったから、いい素材のものを食べていこうと する風潮になってきたことと、われわれの体のつくりが日本食向き だからです。 そんなことを考えつつ、きき酒のやり方を教わりました。 まず鼻で息を出す→口にお酒を口全体に含む→ 空気を吸う→鼻から出す時に香りを感じる 自分のペースで行うこと、息を吸うピッチは毎回同じようにすること 欠点を必ず2~3個探すこと、自分の言葉で表現するこTなどなど 注意点がありました。 本日きき酒をしたのは7種類。 1純米大吟醸 山形讃香 2大吟醸 手間暇(六歌仙) 3純米吟醸 DEWA33(霞城寿) 4吟醸 大吟醸酔芙蓉出羽燦々(山形正宗) 5純米 出羽豊穣(男山) 6本醸造 銀嶺月山特別本醸造(月山) 7 白鶴 まる 5と6は飲んだことがあります。 舌の先で甘み、両脇で酸味と辛味、奥で苦味を感じるそうですが、 私にはまだまだわかりませんでした。 一言では表現しにくいのですが、あえて言うなら、 1甘みがありまろやか穏やか 2香りが豆のようなあまり良くない印象 3ヨーグルトのような香りがあり後味が渋い 4さらさらとしている 5酸味がありしまりがいい 6ふるい酒の味 7人工的な甘味がある複雑さ といったところでしょうか。好みとしては、 1がトップ、5と4次が3そして2、7、6でした。 高いから好きというわけでもなさそうですね。 もう少し表現を鍛えたいと思います。 こういった機会はなかなかないのでよい訓練の場にもなり ます。 次回はまた1ヶ月後にあるそうです。とても楽しみです。 そのあとの懇親会では飲みすぎてしまいました・・・ 日本酒学校に興味がある方はこちらをクリックしてください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 22, 2005 10:08:31 AM
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