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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
先日の東北清酒鑑評会純米酒部門で、山形のお酒でピカイチだった
のが 錦爛(きんらん) 鑑評会では優等賞に入っておりませんでしたが、一度うおかがいした いと思い、ついに!いってまいりました。 錦爛の後藤康太郎社長は先日の日本酒学校でも会長です。 息子さんの隆暢さんは、ちょうど私と同じ年で4月の仙台の吟醸酒を 楽しむ会で初めてお会いしました。 そのあともいろいろなところでお会いして、やっと念願かなった ワケです。 創業が明治とも1700年代ともいっておりましたが、1700年代から 酒造りは行っていたそうです。 地元山形県置賜地方で90%以上を消費していて、まさに地酒中の地酒。 私も男山の尾原くんに聞くまではお恥ずかながら、読めませんでした。 まずおうかがいすると、19日に降った雪がまだ残っていました。 そして、たかはたファームの工場と大変近いこと。 隆暢さんはとても温厚な感じの方。私の話も熱心に聞いてくださり、 お酒のラベルの話へ。 「うちのお酒のラベルは、焼酎と間違われてしまうので、なおさな ければならないのですよ。」 そうおしゃっていたのは、”純”という文字のことでした。 昔から純米酒に力を入れているこの蔵では、純米酒を前面に出して いるラベルがいくつかあり、蔵の銘柄「錦爛」が小さくなって いるのでした。 なるほど。確かにそうですよね。 「日本酒は米から造られているので、フルーティーという表現は少し 違うような気がする。もっと違う表現方法ができればいいです。 ラベルでも同じで、日本酒ってことをしっかりわかるようなもの にしていきたい」 ともおしゃってました。 日本酒を選ぶときは、どうしてもラベルや瓶で選ぶこともあります。 最近の流行は、キレイな曇りガラスの瓶や、ガラスの切子であるよう な鮮やかなブルー でも錦爛さんでは、日本酒を前面に出すことを考え、原点にこだわり を持っていることがうかがえます。 さすが一筋ですよね。 さらに鑑評会のあり方についてもこんなことをおっしゃってました。 「ちょっと前までは、鑑評会ってどうしてしているのだろう?と 思っていた。でも、蔵が一丸となって一つの目標に進み、金賞を とったりとらなかったり・・・ それが、今後の技術を高める必要な要素になるのだと思います」 私も鑑評会は、鑑評会用のお酒を造るので、市販されているものとは 違い、もっと市販ベースでのコンクールをしたほうがいいのでは? と思っていたのです。 しかし、こういったコンクールいわゆる鑑評会があることで技術を 結集するいい機会なのかもしれません。 個人的には、市販ベースのコンクールももっと大々的にやってもいい のではないかと思いますが・・・・ そんなことをお話しし、約1時間半もお邪魔しました。 ちょっと秘密のアイテムも見せていただき、これからわれわれも 頑張っていこうと思ってます。 また12月の中旬、仕込みがはじまってからおうかがいする予定です。 楽しみな蔵見学になりそうです。 錦爛が気になった方はこちらをクリック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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