|
カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
私の念願でもあった酒の仕込体験。
昨年私が実際に体験して、日本酒の面白さを知ったのがこの体験 をしてからです。 今年の1月頃から思い描いていたことが、ようやく実現できました。 その名も「ほすい会」。 丹精こめて育てた稲穂で酒を造り、美酒に酔う。 穂と酔をつなげて穂酔(ほすい)。山形弁でもほすぃは欲しいと もいう。 そんないつでも欲しくなるようなお酒を、酒が好きな人もそうでない 人も混ざって、皆さんで造りたいと思い設楽亮輔くんと考えてこの 名前にしました。 米は来年度より本格醸造されます、山形の酒造好適米の新品種 「出羽の里(山形86号)」での仕込みです。 夏場蔵の東側で順調に育った出羽の里は、とてもよく実りました。 私は企画主催の立場として、5:44の仙山線にのり仙台駅まで行き、 仙台から山形県の西川町までお客様をお連れしていきました。 25名ほどのお客様ですから、なんといっても緊張します。 はじめの挨拶では、がちがちだったと思います。 私の心配ごとは、3つ。 ・計画どおり作業ができるか? ・酒の魅力が知ってもらえるか? ・楽しんでいただけるか? 西川町の酒造資料館までは、バスガイドさんのすばらしいお話し に聞き入っていました。 山形はもともとアイヌ語で山縣(やまあがた)だったことや こんにゃくの消費量だけではなくアイスの消費量No.1だった ことや、笹谷峠の由来など多岐にわたり、山形を余すところなく 紹介してくださいました。 蔵についてからはまさに怒涛でした。 蔵見学から仕込み体験まで、ひととおりスケジュールは決めていた のですが、全てがはじめてだったたしっかりと誘導ができませんで した。 ただ、蒸しあがったお米を運ぶ作業や、種麹を植え付ける作業など 皆様が興味をもってやられているのを見てひと安心しました。 私も昨年はじめて経験して、日本酒って長い工程を経てできあがる んだと感動したものです。 あっという間に午前中が終わり、昼食へ。 参加された皆様も一緒に作業したことで、少し和やかになり和気 あいあいと食事ができました。 まるごと山形から持ってきたラ・フランスも皆様に喜んでいただけ ました。 弁当についても山形の名物あけびが入っていて、とても美味しくい ただきました。 さて、午後からは仕込んだお酒のもろみを見てまわり、仕込みの 日付によって発酵の進み具合や、香りが違うことを確かめました。 皆さん興味しんしんに中をみて、香りをかいで楽しんでいる様子。 そして次は酒造資料館を見学。昔の酒造りの道具は風情があります よね。 写真をとったり、道具を触ったりし今の設備とは違うことを確かめ ました。 次はきき酒人気投票と銘柄あてコンテスト。 皆さん一つ一つ真剣に飲んで味を確かめていたのがとても印象的。 あまりお酒を飲んだことがない方も、お酒が好きな方も本当に楽し そうでした。 今回のスケジュールが全て終了し、お客様がみな楽しそうだった ように見えました。 私がはじめて体験したときと同じような新鮮な感覚があったのだ と思います。 私もそんな様子に感動し、とてもうれしくなりました。 いろいろな場面で段取り不足や、不手際がありそれはとても迷惑を かけてしまいました。 今日布宮杜氏さんと亮輔くんと反省会をし、26日の次回に向け改善 策を考えました。 このような会が開けたことは蔵の皆様、サポートしてくださった 皆様のおかげです。 それに、なんといっても大勢のお客様が来てくださったことがなに よりです。 より多くの人に日本酒造りを体験していただき、日本酒のよさ、 すばらしさを知っていただけたら幸いです。 また26日気を引き締めて引率したいと思います。 今回の会は、河北新報や山形新聞にも掲載されました。本当に ありがとうございます。 稲穂に酔うほすい会に興味があった方はこちらをクリック お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Nov 26, 2005 01:06:31 AM
コメント(0) | コメントを書く
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事
|
|