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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
11月23日と26日に仙台のお客様とともに仕込みをした
ほすい会のお酒。 「出羽の里」という山形の開発した酒造好適米で、来年度より本格醸造されるお米を今年蔵の脇の田んぼで栽培した設楽亮輔さん。 ほとんど農薬を使わず、手作業で草むしりをし、米の出来は一等米を 収獲することができました。 そのお米を使ったお酒ですので、設楽さんの想いも、また一緒に 仕込みに取り組んでいただいたお客様の想いがつまってます。 そんなお酒をついに本日搾ることになりました。 山形県西川町はご覧のとおり豪雪地帯。月山の袂にあるので、 積雪はかなりおおいです。 搾る前のもろみを少しいただきました。 甘みとまろやかさがある印象をうけました。 亮輔さんの話では、日本酒度をマイナスにして本日搾るとのことです。 日本酒度と酸度、それにアミノ酸度、この3要素のバランスが日本酒の 味を決めます。 日本酒度はマイナスになれば濃厚、プラスになれば淡麗。 それと酸度によって甘口、辛口が決まってきます。 アミノ酸は旨味成分。これも酸度と日本酒度のバランスによって、 多く必要であったり、少ないほうがよかったりします。 となりにあった大吟醸のもろみも少しいただきました。 さらっとした口当たりのよい感じです。 これが搾ったときはどのような味になるのでしょうか? 香り高い、良いお酒になるのでしょう。想像がつきません。 もろみが槽へ移され搾りがスタートしました。 搾りはじめと終わりまったく味が違うと設楽さんが教えてくれました。 はじめは甘口、最後は辛口に。コレをブレンドして1つの商品となり ます。もちろん中取りしたものやはじめのもの、後のものだけを商品化 したものもあります。 はじめのほうを少しいただくと、甘さの中にキレがある印象でした。 1年間を費やして米作りから、酒造りまでとりくんだ思い入れのある お酒。造り手の設楽さんもまた一緒に企画してきた私も感激でした。 これから「穂酔」のラベルを作り仕込み体験会に参加いただ いた皆様とともに2月にお披露目会を開催する予定です。 とってもとっても期待の持てるお酒になりました。 これからの第一歩の酒です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Dec 25, 2005 11:13:45 PM
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