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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
今日は朝から月山越えて鶴岡までいきました。
月山を越えるというのは、山形県民にとって かなり意味がある=大変だという感覚があるようです。 確かに整備されて、除雪も万全な道路ですが2メートル近く積もった 沿道を見ながら一般道を山形から庄内まで、2時間程度かけていく わけですから。 路面は圧雪状態。気温は-7℃。スキー場に行くような気分ですね。 途中には湯殿山スキー場があります。 さてその月山越えの理由は、当初から予定していました、 冨士酒造さんにおうかがいするためです。 冨士酒造さんは昨年11月に社長が交代し、元専務の有慶さんが社長 に就任されました。 冨士酒造の代表作といえば、古酒屋のひとりよがりでしょう。 果実のような香りと華やかさ、口の中にひろがる香りがなんとも いえません。 11月~12月にかけて多くの方からご注文をいただきました 人気商品です。 おそらく一度飲んだら忘れられない味だと思います。 この日本酒しか飲めない人もいるそうですから。 さてさて、今日の訪問の内容は、 ・カップ酒セットの報告 ・造りの現場を見ることです。 まずカップ酒のセットは10月にアイディアをいただき、 11月から発売した人気のセットで、90セットすでに完売 しました。 予想以上に好評でした。 カップ酒選手権を開催し、味とデザインの好みをアンケートで とりました。 カップ酒を飲まれる方のご意見をまとめると、 ・種類が増えてほしい。 ・キャップがあるものがよい。 ・瓶ではなく、持ち運びしやすいペットタイプもいい。 ・柄も重要。 やはり製造側の考え方と、飲まれる方の考え方に少し違いがあり そうです。 特に容器のところでは、酒蔵はペットボトルなどは、プラスチック臭 がつくということで敬遠されますが、飲む方は捨てやすいなども考慮 するということ。 私は、どちらでもかまわないと思っています。 購入しやすい価格、うまい、目につきやすい、この3拍子でしょう。 ただ、純米酒でないとというご意見もいただきました。 まるごと山形ではその準備を着々とすすめています。 再来週には、純米のカップ酒セットをスタートします。 お楽しみに~! そんなカップ酒の報告をしながら、栄光冨士でもぜひ純米系をという 話をしました。 社長はいいアイディアが浮かんだようでした。楽しみです。 多くの方に少しでもおいしい酒を飲んでいただきたいですよね。 2つめの目的の蔵視察へ。 ちょうど浸漬(米を水に浸す)作業の最中でした。 冷たい水ですが、素手で米をとぎをしています。寒い冬にとても 大変な作業です。 そして、仕込みのタンクへ。 年末より2日おきに仕込み済(留め)のもろみがありました。 1つづつ様子が異なり、2週間程度のものが最も活発に泡が出て きてました。 冨士酒造さんでは、通常のラインナップの商品のほかに多くの プライベートブランドのお酒があるそうです。 お米が違うもの、しぼりを袋吊りにしたもの、などなどお客様の 要望にこたえ様々な小仕込みのお酒を造っています。 こういった取り組みが今後の進化があり、毎年金賞をとり続ける 成果となっているのだと思います。 最後に、今イチオシ商品の冨士暦酒をご案内いただきました。 全て無濾過原酒のラインナップで12ヶ月毎月送られてくる 様々な味が楽しめます。 またなんといってもすばらしいのが楽酒楽学という毎月ついてくる 小冊子。 篠田次郎さんの解説や、ソムリエ菅原敏美さんのきき酒のススメ などなかなか楽しい内容になっています。 まるごと山形でもこれからしっかりとしたページを作成し、展開 していく予定です。 加藤社長のアイディアはやはりすばらしいですね。 これからも楽しみです。2月11日に大山新酒・酒蔵まつりがありますので、そのときまたおうかがいいたします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 15, 2006 01:31:08 AM
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