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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
山形は寒さが和らぎ、路面は雪がなくなりました。2月なのに春の陽気です。
冬場庄内に行くにも月山越えるのが大変でしたが、もう大丈夫でしょう。 山形自動車道で温度計を見るとなんと!16℃! やはり異常気象なのでしょうか?冬が半月早く来て、早く春になる・・・ 桜の開花も早そうですね。 さてさていつみても圧倒される茅葺屋根の奥羽自慢さん。 冬場の時期におうかがいしたのは今回初めてです。 造りの時期は杜氏の勝さんがお忙しかったため、お邪魔できませんでしたが、今回念願かなっておうかがいしました。 カップ酒セットはかなりの反響があり、奥羽自慢さんのお酒も人気がありました。 私の印象は「甘いお酒だ!」 とおもい、ししゃもと一緒に食べたら最高の組み合わせ。勝さん曰く 「しょっぱい食べ物ともあうし、味負けしないのがうちの酒だよ」 とのこと。 奥羽自慢さんのお酒ってしっかり味がするけど、切れ味がいいと思って いたのですが、まさにそれがコンセプトだったのです。 「その土地の風土にあったもの、気温にあった飲み方があってはじめて地酒があるんだよ」 そのとおりです。 ここ奥羽自慢さんは、月山の袂にありながら、30kmも車で走れば日本海があるところ。 雪も多く、山菜も魚介類も豊富にあるところです。そして冬は寒いです。 この寒い土地には寒いところ独特の塩辛い食材が豊富にあります。 そんな土地だからこそしっかりした料理負けしない、かといって料理 の邪魔をしない酒が奥羽自慢なのです。 勝さんはおっしゃっていました。 「味盲にならないように、添加物の入ったものは極力食べないほうが いいよ」 味覚がマヒする=味がわからない のは、食物本来の味を食べなくなったからという話を聞いたことがあります。 幼少時代に、甘い、辛い、苦い、酸っぱい、渋いの五味がわかる食材を食べておかないと大人になったら味がわからないといいます。 いまさらながら、高校の生物の先生がジュースは毒だから飲まないほうがいいよという言葉を思い出すものです。 さらに添加物(保存料)が入ったものを食べ続けると、本物の味が わからなくなってしまいます。 1年半山形にいて、食べ物のうまさを再確認しました。 そして、いままで食べていたものの美味しくなさを再確認しました。 幸いにして、幼少時代に山形で育った私は、味覚、嗅覚ともにマシなほうだと思います。 これは親に感謝しなければならないですよね。 さてさて、蔵の中をちょっと見学。 初めて見る搾り機です。ヤブタのような盤を使っているにもかかわらず、上から圧をかける佐瀬式。 そして、今醗酵中のもろみを少しいただきました。 純米酒美山錦と、純米大吟醸京の華。 純米酒美山錦は、搾る1日前ですっきりしたのみ口ふくよかな味わい、そして、キレがいい。ほんと美味しかったです。 純米大吟醸京の華はしっかりした味がのってきてます。あと一週間ぐらいで美味しそうになる予感です。 今日はお酒の話から発展して、食の話になりました。 お酒って食とはきっても切り離せない存在で、米が主食の日本は米が原料のお酒が最も相性がいいのではないかと思います。 食生活が多様化して久しい昨今、もう一度食生活を見直し元気に生活していきたいものですね。 そして、友人や仲間と楽しく語りあうための日本酒があるとなおいいですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 24, 2006 08:54:54 PM
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