|
カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
カップ酒セットを出してから4ヶ月がたちました。
今年のヒット商品予想でも カップ酒はブームになる! と出ていましたし、dancyuをはじめ様々な雑誌にも取り上げられています。 最近見ただけで、雑誌で4つぐらい出てました。 私はカップ酒をきっかけに日本酒を飲む機会、興味を持つ機会が増えればと思っています。 それでこのような山形の蔵の6本セットを作りました。 カップ酒のイメージは? というアンケートを最近とりましたが、 大半の方は 「オヤジくさい」 「電車で飲むもの」 「安酒のイメージ」 という印象でした。1番目のオヤジくさいは日本酒に共通するイメージでしょう。 確かに私もそのようなイメージでしたが、日本酒をよく飲むようになってカップ酒って気軽にいろいろな銘柄が飲めるという楽しみ方があるのだなと思いました。 もちろん山形県の蔵が得意としている純米吟醸酒などと比べてしまうと質は落ちますが、燗にしてみたり、食事とあわせてみたりいろいろな楽しみ方があります。 それでもカップ酒を飲んだからその蔵のお酒がこの味ってことにはならないことは事実です。 だって1つの蔵で30種類以上の銘柄を小さな蔵でも出しているのだから。 純米酒であったり、本醸造、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸という特定名称酒とよばれるもの、米の違い、精米の違いによってそれぞれの種類がでてくること、それだけの奥の深さがあるということです。 自分の好きな銘柄を見つけてもらい、そして日本酒って本当においしいんだと思ってもらい、日本酒消費が伸びるとほんとうれしいですよね。 一時のカップ酒ブームというのだけでは終わってほしくないものです・・・ カップ酒はほんの一部ですから。 このたび訪問した羽陽男山さんと東の麓さんは、どちらもご購入いただいたお客様からご好評をいただいた酒です。 羽陽男山さんはおいしい部門で6種類中1位でした。 辛口で飲み飽きしないのがここの蔵の特長で、山形市内にあるということもあり、漬物などの土地のものとよくあうお酒を出しています。 私のオススメは出羽豊穣と雷神。 純米酒や本醸造酒がしっかりとした旨味を出していて好きです。 また午後におうかがいしました東の麓さんはおいしい部門とデザイン部門あわせて6種類中2位でした。 日本酒らしい味があるお酒がこちらの特長で、山形市内よりも内陸の置賜地方にあり、干物や煮つけなどととてもあうお酒が多いです。 私のオススメは純米大吟醸袋採りテツと特別純米東の麓。米のうまい部分と特長をしっかりと引き出しています。 おうかがいしてどちらも共通していえることは、精撰、上撰という 普通酒がしっかりとした基盤となっていること。 この部分がうまいことで、地元に愛されているのです。 男山の尾原さんも東の麓の新藤さんも同じことをいってました。 「最も地元に飲まれている酒なので、毎年毎年質を向上させるように努力し ている」 ということ。 山形の酒蔵はあまり大きいところはありません。 その分、丁寧で小回りのきく造りができ、昨年度は初めて全国新酒鑑評会受賞蔵が全国一位となりました。 そんな山形だからできる高品質のカップ酒。 あまり知られていないけど、美味しい酒。それを知っているってちょっとした優越感ですね。 多くの方に、山形のお酒が美味しいことを知ってもらいたいと思います。 カップ酒ブームだけではなく。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ちなみにここ山形で3月24日全国新酒鑑評会の前哨戦で、全国の150蔵を集め歓評会が開催されます。 500名限定で、すでに300名以上は埋まっているそうです。 私も参加する予定なのでとってもとっても楽しみです。 ご興味のある方はお早めに! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 27, 2006 01:52:04 AM
コメント(0) | コメントを書く
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事
|
|