|
カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
紅花交易で江戸時代に栄えた河北町谷地。
そのなごりで今も雛人形が家々にあるといいます。 4月2日、3日谷地ひなまつりが開催され、多くの享保雛や古今雛が展示されていました。 その展示会場に雛人形を貸し出しをしていたあら玉さん。 江戸時代の末期古今雛が飾られていました。 和田さんのお母様曰く 「脇にある人形たちは京都で有名な大木平蔵さんの作品です。 屏風はギョクスイの園のお流れ頂戴???~~~」 よく聞き取れませんでした。お流れ頂戴ってなんだろうと思って調べてみると、 献杯をするときに、目上の人から目下の人に酒を注ぐことみたいです。 なるほど酒は貴重品だったのですね。 そんな和田酒造さんでは、新たな力がこの冬から入りました。沖縄からいらした和田さんの旦那様です。 山形県工業技術センターの研修期間は終わり、今は蔵にいらっしゃいました。 先日の歓評会では月山丸がよい成績だったとのことで、全国新酒鑑評会に向けていい弾みになりました。 全国新酒鑑評会の締め切りがすでに終了し、全国約1000蔵が16本づつ審査用にお酒をだすとのこと。 常温で管理されるなどの状況から、ピークの少し前のものを出品するそうですが、最近は保管庫もちゃんとあるそうで、あまり前のものだと渋く感じられてしまうそうです。 その加減が難しいところ。 まずガスクロ(ガスクロマトグラフ)分析を行い、香りの多い少ない2分類に分けるそうです。 それは、審査されたときに香りが高いものの次に低いものの審査を受けると、感応審査である以上印象がかわってしまうからです。 高い/低いに分けられた出品酒はまたいくつかのグループに分かれ、5/4に予審が行われ半分の500に絞られるとのこと。 そして、5/10には決審が行われ全国で約200以上の金賞が決まるそうです。 お客様の手元に届いたときに美味しい日本酒を そうおっしゃる和田さん。出品する場合でも、店頭に並べられる場合でも、お店の人がお酒を理解し、おいしい状態でお客様に飲んでいただくことが本当に求められています。 一部の地酒屋さんでしか、ここがしっかりと理解されてこなったのは、日本酒が売れる時代があり、その後売れなくなり過剰に在庫を持ってしまったからでしょう。 商品の特性、さらには造り手の想いを理解してはじめていいお酒をよりよい状態でお客様に飲んでいただけるのだと思います。 5月25日は広島で全国新酒鑑評会の一般公開があります。 ぜひ一度いってみたいと思う私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事
|
|