|
カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
今日は白露垂珠の蔵元竹の露さんへ。
私の会社の本業であります、繊維製品のお話しをしたところ手ぬぐいを作ってほしいとのご依頼を受け、本日納品となりました。 手ぬぐいって晒(さらし)1枚を染め上げるため、長さ10メートルの晒から11枚の手ぬぐいができ、それをカットします。 あまりの量の多さに昨晩は夜通しの作業になってしまいました さてさていつものように月山を越え羽黒へ。 手ぬぐいをお見せしたところ、大変喜んでいただきさっそく額に飾っていただきました。 今までの強いにイメージからしなやかで流れるイメージに刷新されました。 なかなかステキです。 この「はくろすいしゅ」の文字は、竹の露の会長さんの直筆。 くの字は俳句の句の字をイメージし、すいしゅのすの字は漢字の寸の字をイメージしているそうです。 純米吟醸原酒シリーズがまさにこの文字です。 うまくち切れ味バツグンのまろやかな感じを見事に表現してます。 蔵見学や、お酒会の時などにいただけます。ぜひぜひいらしてください! 今年の仕込みでは、ある米のお酒が非常に良いとききました。66%精米なのですが、心白発生率が異常に高かったそうです。 一昨年前の塩水選(塩水に種もみを浸して、優良な種を抜粋する作業)で熱をかけすぎたため、逆にすばらしい種もみだけが残り、それを種としているためすばらしい米ができたとおっしゃっていました。 米から酒造りに取り組んでいられるからその年の”でき”をよく把握でき酒造りにも反映させられる強さがあります。 地のものを使っていいものを造りだそうとしている姿勢がとてもすばらしく、共感を覚えます。そして地元の酒のつまみについてもおうかがいしました。 薄味の民田なすの漬物や、孟宗汁。 ちょうど行きの車の中で孟宗汁の話しが出ていたので、気になっていました。 竹の露さんだけに近くの竹やぶで筍がとれるのではないか?と思いましたが、案の定そうだということです。 酒粕とみををいれ、孟宗筍を入れた味噌汁です。ホント美味しそう 内陸出身の私としては、庄内の食文化には興味津々です。 これからは地元の食べ物と酒を一緒に楽しんでもらえるような取り組みをしていきたいと考えています。 この5月に開かれる全国新酒鑑評会の話しや、アメリカの全米歓評会の話しなど、とても興味深い話もありました。 全米歓評会は、昨年2005年で5回目。213点ものお酒を審査するそうです。 これがその報告書。アメリカの国旗をモチーフにしてますが、よく見ると★の部分が酒器になっています。かわいらしい! 竹の露さんのお酒を説明するには、 「sweet and mellow after drinking dry」 というそうです。なんとなくわかります。 一昨年の好評を見せてもらいましたが、味についての感想がワインのようなよさを引き出した書き方がされていました。今度翻訳してみますが、日本のきき酒の減点法とはすこし異なるようです。 それにしてもアメリカへの輸出量は年々増えているそうで、やはり日本よりも外国のほうが日本酒の注目度は高いのでしょうか? そのよさを国酒としてわれわれが理解し、伝えていきたいですよね。 GWには待ちに待った米作りが開始します。またお邪魔しますのでよろしくお願いします! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事
|
|