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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
日本酒があまり飲まれなくなった時代にいかにして少しでも日本酒に触れる機会があり感動するものがあるか?
そんなことを常々考えながら、一つの試みとしてアルコール度数違いの日本酒を出してみることにしました。 それも300mlのお試しセットにして。 日本酒が割り水がされていることはおそらく国民の半分くらいはしならないのではないかと思います。いいすぎかもしれませんが、私の周りの年代の人たちは8割以上知りません。 そんな試みを快く引き受けてくれるのが羽陽男山さん。 精力的にがんばっておられる坪沼さんからいろいろとお話しをうかがい実現する企画です。 度数違いによってこれだけ日本酒が変わること、そして自分の好みの味はどのくらいなのかということを知ってもらうための、”遊び心”です。 私もそんな体験をするのははじめてです。 わくわくしながら、度数を決めるために男山さんへうかがいました。 7種類のアルコール度数を準備してもらい、いざきき酒をしました。 はじめは何も知らされずきき酒。 左から順に確かめていきましたが、3番目から香りが変わります。 そして5番目から複雑な旨味がでてきます。 なんで同じお酒なのにこうも変わるのか?感動的です! お酒は上立ち香と含み香2つの香りがありますが、3番目からは明らかに上立ち香が増し、6番目からは上立ち香と含み香が増すという感覚。 そして味についても1,2はさらっと、3,4はちょうどいい、5,6,7は濃厚という感覚がありました。 私の好みは3番目。香りと甘味のバランスがいちばんいいです。 五味といわれる、甘味、酸味、苦味、渋味、旨味。 そのどれかが突出していると、その味を感じてしまいます。その味が自分にとってあまり好きではない味だと、なおさらおいしくなく感じてしまうものです。 ただ、好きな味が突出していて、なおかつ後に余韻が残るくらいがとてもおいしく感じられます。 1と3と7をチョイスし、セットで製品化へ。 山形産出羽燦々をつかった精米歩合60%(40%を削った)生の純米酒。 華やかさはないですが、うまい!といってもらえる酒です。 それもアルコール度数が違うとこのように味に違いがでてくることをぜひ味わってもらいたいと思っています。 日本酒だって水割りしてもいいし、氷を入れて飲みやすくしてもいいと思います。 そんな飲み方も日本酒の一つの提案なのかもしれません。 ちなみにお水で割ったとしても、アルコールと水はすぐなじまないそうです。1日や2日置いておいたほうがいいかもしれません。 こんなお酒を特別に造ってもらったので味わってみませんか? 様々な楽しみ方があってもいいのではないでしょうか。 ラベルも昔やっていた書道の腕前???を生かして、カメに見えるように書いてみました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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