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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
先日の花見会では大変ご尽力をいただきました羽陽男山さん。
仕込み水を準備していただき、そのあまりをお返しにうかがいました。 仕込みが終了し、今はどういったことをやられているのだろうか?気になりました。 おうかがいすると、ちょうど酒を搾るための槽の藪田(やぶた)を洗浄しているとのことでした。 (これは2月搾りの真っ最中に撮影した藪田です。盤と布がぶら下がってます) 藪田は酒のもろみを流し込み、横から圧力をかけ、盤に取り付けられた布でこされたものがお酒としてでてきます。 以前ある酒蔵でこんなことを聞いたことがあります。 「酒蔵の仕事はほとんどが道具の洗物です」 道具をいかに清潔にするか、それによって酒の味にかかわってきます。 酒蔵はいかにも湿気を集めるような蔵や、水、蒸気などを使う仕事なので、特に洗浄・乾燥には気をつけなければなりません。 酒米を運ぶための布、酒を搾るときの袋などは特に酒の味に直結するので、清潔にしなければならないものです。いかに火入れによってお酒を殺菌したとしても、洗浄が行き届いていない布を使った酒には味がついてしまうものです。 その点男山さんはいつも清潔にされているので、すばらしいお酒が出来上がるのでしょう。 これが藪田の盤を覆う布です。ちょうど穴が開いていてここからもろみを流し込むそうです。 この布に残ったもろみの粕が、酒粕(板粕)となります。 これから男山さんでは、新たな動きがあるようです。酒質が抜群にいい純米酒が数多くありますので、とても楽しみです。 まるごと山形でもオリジナルの度数違いの飲み比べと最もバランスのよい状態に仕上げた出羽燦々中採り純米酒をつくってもらいました。 私のイメージの亀とまるごと山形を描いた絵文字のラベルです。 地元でしか飲むことが出来ないこのスペシャル純米酒 ぜひぜひお試しください。 飲み比べをしてみたい方はこちら! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 28, 2006 12:05:01 PM
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