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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
酒田酒造佐藤社長からうれしいお誘いをいただき、酒田までいってまいりました。
酒造りの仕込み、搾り、後片付けまで全て終わり蔵の人達で慰労会をするのが皆造の会ですが、上喜元さんでは関わっている人たちにも声をかけて会をやっています。 今年で6年連続金賞受賞というすばらしい結果で、そのお祝い会もかねていました。 社長の話では、コチラの蔵を巣立った人たちがいる蔵もほとんどが金賞を受賞しているとのこと。造りへの考え方、手のかけ方が緻密に計算され、すばらしい結果をもたらしています。 金賞受賞酒をいただきましたが、香りがあり旨味と酸味と渋みのバランスがとれたすばらしいお酒です。 蔵の方々とお話するのはあまり機会がなく、今回がほとんどはじめてでしたが私のやっている仕事やこれからのお酒造りのこと、商品のことなど様々なことを教えていただきました。 元気な方々が多く、初めて参加した私とも気さくにお話ししていただきました。 日本酒は嗜好品ですから、好き嫌いは必ずあります。 また、日本酒のみで飲んで美味しいものや食事とともに飲んで美味しいものなどなどあります。 上喜元のお酒は、単体でも美味しいし、食事と一緒でも美味しいと思っています。 酸味や渋みが強く感じられるものが多いので、辛口のお酒とよく言われますが、含んだときの香りや旨味などのバランスが絶妙で、単なる辛口ではないお酒です。 上立香や含み香はひかえめですが、誰もが納得するうまさがあります。 様々なお酒とのみ比べてみても、多く飲んでしまうのがこの上喜元。 そしてリーズナブルなんです。 様々なお米のお酒があり、私が知っているものでも山田錦、千本錦、雄町、五百万石、恋雄町、三郷錦、出羽燦々、出羽の里、八反、吟風、美山錦、夢錦、雪化粧、はえぬきなどなど数えだしたらきりがありません。 それでも、様々なお米で造ることでその造りの技術を向上させどれを飲んでも上喜元らしさを感じさせるところはすばらしいと思います。 以前佐藤社長は、上喜元の中でいろんなお酒をためしてもらいたいとおっしゃっていました。 そんなお酒を造る社長と蔵の人たちは、造りが終わってほっとしているところと、金賞を受賞した喜びをかみしていて、とても明るく飲んでいました。 どこの蔵でもそうですが、佐藤社長はいつも謙虚で毎年毎年よりよいものを造ろうと努力されています。慢心は微塵もなくそして人柄がよく、ずうずうしい私なんかもかわいがってもらっています。 このお酒の美味しさをもっともっと知ってもらえれば、まだまだ日本酒を飲む人は増えるのではないかと思います。 私は、もっともっと裾野を広げることを勢力的にやっていかなければならないことをあらためて痛感しました。 これからもいろいろとお世話になりますのでよろしくお願いいたします。 ちなみに今回は、酒田の美味しい味覚も楽しみました。 よっぱらっていて写真をとるのを忘れてしまいましたが、孟宗汁にとびうおの刺身、そしてむきそば。 山形市内だとあまり食べることのできない酒田の美味しい味覚です。 特にむきそばはうまかったです。お茶漬のようにさらさらとダシでいただくものです。 また食べたくなりました。 この日は本当に飲んだくれて、ワールドカップ開幕戦を見ながら蔵で熟睡しました・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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