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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
先日カニをいただきました。
カニは足がうまいと思っていた私ですが、福井に行ったときせいこガニと呼ばれるメスの卵を持ったカニに出会ってからカニ味噌の虜になりました。 さて、今回いただいたのは足でカニ鍋にして食べました。 鍋ものにはやっぱり日本酒でしょう!と思い、山形のお酒をちびりちびりといただくことに。 大吟醸壺天(羽陽男山)と特別純米上喜元夢錦(酒田酒造)です。 どちらも辛口なお酒で有名です。辛口ってどんな味?いまだにわかりません。 淡麗辛口といわれても様々な味わいがあるので一言では言えないところがあります。 でも甘口はわかります。 辛口って私が思うに、苦味と渋みを感じるお酒だと思っています。山形のお酒は全般的にその傾向があります。 でもそれが味の広がりを持たせ、バランスのよい酒になるのだと思っています。 ポン酢で食べたかに鍋。そして上喜元と男山。香り高い二つですが、ポン酢とよくあいます。 お酒だけを飲むと、苦渋が少しあるように感じてしまうこの二つですが、カニ鍋とは最高です。 カニや豆腐などは、甘いので、日本酒の苦渋(辛口をあえて苦渋と使います)が程よく口の中を洗い流してくれます。そして、甘みが残らないお酒ですので、次次の食が進み、また盃もすすみます。 ああ心地いい吟醸香とさっと切れる日本酒。それに贅沢なカニ~ 寒くなってきたときには鍋と苦渋の酒ですね。 そして、また別の日。先日の日本酒の日に燗酒の奥深さを感じた私は、鍋と燗酒に挑戦。 東北地方は暴風、寒さのため鍋が食べたくなったのです。 旬のきのこたちを大量に買い込み、きのこ鍋とともに 埼玉の神亀ひこ孫純米吟醸小鳥のさえずり ここの蔵のお酒は飲むのが2度目。活性にごりを飲んだことがあります。 「マイナス10度で1年~3年低温熟成して飲み頃を待って出荷している」と書いてあります。 製造年月日はなんと2002年5月 もう6年も前のものです。1~3年低温熟成したあとはおそらくまた別の温度帯で保管するのだと思います。 常温で飲んでみると、時間がたったお酒特有の香りとアルコール分の刺激をもろに感じます。 でもコレを燗にしてみると・・・ 変わるんです。温燗からぬる燗になっていく温度帯がいちばんよい。 鼻がいいせいか、私にはちょっとつらい香りも感じてしまいますが、広がる味わいは深み、まろやかさ、膨らみ全てがあるんです。 また新たな世界ですね~。 これからは寒くなってきます。冷酒だけでなく、燗酒にも様々挑戦してみたいと思います。 でも・・・やっぱり冷酒から常温のお酒が好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 9, 2006 01:55:03 AM
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