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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
山形県代表が決定したのが、6月。来月11月には全国大会があるきき酒選手権です。
私は業務店ということで出られなかった山形県大会。優勝した方は、日本酒学校卒業生。その方の練習会を急遽我が家で開催しました。 練習会といっても私もきき酒は好きなので、やってみたいと思っていました。 先日秋田のmikiさんからいただいた秋田の酒もラインナップに加えてみました。ありがとうございます。大勢で飲んでみたほうがいいと思い、2週間ばかり冷蔵庫で眠らせておきました。 斎弥酒造「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)山廃純米吟醸」と福禄寿純米吟醸無濾過原酒「一白水成」です。 なんせきき酒全国大会なので、できるだけ全国のお酒をと思い自宅にあるものやら、お願いしたものやら様々あつめてみました。 急遽だったにもかかわらずお越しくださいました皆様ありがとうございます。総勢8名できき酒をしました。ラインナップはこちら。かなりそうそうたる銘柄がそろいました。 1.純米大吟醸 獺祭(だっさい)磨き二割三歩(山田錦)山口県 2.山廃純米吟醸 雪の茅舎 秋田県 3.純米吟醸2003年瑞冠いい風(改良雄町) 広島県 4.純米吟醸無濾過原酒 一白水成 秋田県 5.本醸造八海山 新潟県 6.普通雪中梅 新潟県 7.純米吟醸はくろすいしゅ生酒(出羽燦々) 山形県 後ろでうちのすっぽんが泳いでいます。 男山さんよりきき猪口とはきも持ってきてもらうという本格派。7分正確にはかりました。 本式でやるとかなり緊張するものですね。水を置いておきましたが、皆さんごくっとのんでいます。 上立香の違い、含み香の違い、味わいの違い、そしてはきだしたときの後味と、自分の中の細かいセンサーを働かせて挑みます。 私は嗅覚がすこしばかりいいので、香りで少しはわかります。 ただ、少し古い感じのものは嗅ぎ分けが難しい 含んだときの感じ方はもう少し勉強が必要です。自分でセットしておきながら、1つはずしてしまいました。 自分の好きなタイプ2つ、嫌いなタイプ2つ程度はわかるのですが真ん中の3番目、4番目、5番目はやはりまだわかりません。 そこの違いがわかるようになる必要がありそうです。はてこれからどのようなトレーニングが必要でしょうか。 以前工業技術センター小関先生にきき酒レベルアップの方法は?お聞きしたときには、 (1)まず数をこなすこと (2)味の違いを自分なりに表現し書き留めておくこと (3)同じリズムで行うこと そのようにおうかがいしました。とてもいい勉強になる会でした。そして緊張感のある中できき酒はやっぱりいいですね。 私の好きな順は1、2、7、6、3、5、4 予想外に4が低かったのはびっくり。苦味と香りに違和感を感じてしまったのでしょうか? でもきき酒後に飲むと結構おいしいんです。不思議ですね。 参加された皆さんもそれぞれ自分が思っていたものが好きな味だったかどうか興味津々で見ていました。 今まで好きだと思っていたものがそうでないように書いてしまったり、また好きではない銘柄を高評価していたりと様々あったようです。 でも、銘柄に惑わされない本質を見るためにはこういったトレーニングは必ず必要だと思います。 夜の19時からはじめて21時まで2時間はみっちりきき酒をし、そしてあとは飲みました。 一の蔵すず音 (爽やか微発泡少し甘いかな?) 醸し人九平次吟醸山田錦 (あっさり洋ナシのような香りがします、先日の別誂よりは味がある) 天寶一純米吟醸雄町 (もったり濃厚です) などなど美味しいお酒がたくさん。その中でも雪の茅舎はダントツに早くなくなっていました。酸味がしっかりあって、酸味がきいた後に口の中に複雑な味が一気に心地よく広がるんです。そして切れがいい。旨いんですね。 とても新鮮でまた緊張感あり真剣にお酒の話しができ、そのあとはわきあいあいと楽しむとてもいい会でした。 県チャンピオンに頑張ってもらうためにも、もう一度開催したいと思います。 ぜひ参加したい方はお酒を持ち寄ってやりましょう!そして自分のきき酒能力も高めましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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