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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
昨晩のきき酒選手権パーティの翌日、鶴岡宿泊でしたのでお世話になっている竹の露さんと栄光冨士さんにおうかがいしました。
昨晩先日秋田でお世話になったmikiさんより連絡をいただき、ぜひ蔵見学に行きたい!とご連絡をいただきました。 そこで、相沢さんにご相談したところ快くOK。朝からおうかがいすることに。 秋田から先日お世話になったmikiさんの友達とともに地図だけをたよりに竹の露到着。 私は庄内柿の収穫を楽しんでいました。ああ果物の収穫は楽しい! あまり柿が好きではない私ですが、この庄内柿は美味しいんです。 「あまり消毒してないので、毛虫に注意してください」と相沢さんより言われてちょっとびっくり。でも大丈夫です。いませんでした。 柿は収穫後アルコールにつけます。醸造用ではなく普通のホワイトリカーにつけて渋みを取るそうです。知らなかった。 ここ羽黒では庄内柿畑がたくさんありますが、生産者価格は1本の木で○○千円にしかならないとのこと。 びっくりです。そんなに安いなんて。わりに合わなくてやめていくかたも多いそうです。 また、庄内柿の特長はたねがないこと。たねがある柿しか食べたことがない私にとってはびっくりでした。 同じ山形県なのにまだまだ知らないことがたくさんです。 さて、mikiさんとお友達は蔵を見学し、私は竹の露のお酒のコンセプトについておうかがいしました。 酒米の種類によって分かれている和色55シリーズ。和の色のラベルで全てが純米吟醸無濾過生詰原酒。 左から美山錦出羽の里出羽燦々改良信交京の華。 全て地元産のお米を使っているシリーズ。和の色は茶色の瓶ととてもなじむそうです。 どの色が好き?色で憶えてもらい、そしてよく見てみるといろいろなことが書いてあります。 誰が作ったお米でどんなとぎ方をしているかなど、事細かに書いてあるのです。 なるほどと思ってもらえればうれしいとのこと。 白露垂珠を知ってもらう商品になっているお酒が特撰純米白露垂珠と純米吟醸はくろすいしゅ。 こちらを飲んだ方が別の種類を飲んでみたくなり、様々な色がある和色シリーズを気に入ってくれるといいます。 「55%精米の純米吟醸原酒が自分の蔵にはあっている」 そんなことお聞きしました。竹の露さんでいちばん米のうまみが出せ違いが出せるのがここのラインなんだと思います。 そして、性別様々な年齢の方の好みに対応できるシリーズなんだと思います。 来年はもう一種類加わりそうだということ。今から楽しみになってまいりました。 今年の造りは11月1日から。楽しみな季節に入ってまいりました。 昼間は一緒に石倉オープンセット脇のジャンゴ食堂へ。 SUKIYAKI WESTERN??? なんのことかはわかりませんでしたが、ここは「SUKIYAKI WESTERN DJANGO」という映画撮影のオープンセットなんです。 現在撮影中で、独特の建物が建設され馬などもいました。 先日は蔵王でも撮影が行われたそうです。 鶴岡の映画撮影は活気を帯びています。藤沢周平の「蝉しぐれ」で一躍脚光を浴びています。 木村拓哉さん主演の「武士の一分」では鶴岡では撮影は行われませんでしたが、荘内神社にヒット祈願につい先日きました。 山々の頂と海が見えるこの丘陵地は本当に絶景です。 ================================================ 次に栄光冨士さんへ。 造り前の掃除を丹念に行っている最中でした。 蔵は釜場から室までとても遠くなっています。過去の経験から効率は悪いですが、違う棟にあります。 「うちの酒は余韻が長いお酒が多い」とおっしゃる加藤社長。 今年から搾った後の滓引きにフィルターを使うとこと。日本酒を濾過する際、炭を入れて濾過しますが、山形県は全国で最も炭を使っている量が少ない県でもあります。 炭を使うと透明度が上がり余分な成分がとりのぞかれ、きれいなお酒ができますが、その分うま味も抜けてしまうという欠点もあります。 しっかりとうま味を残し、且つ管理によっていいお酒にする、これが山形の持ち味です。 今年は、多くの方に飲んでもらえるようなブランディングをしていくとのこと。 一つは普通酒でも吟醸香のある春先にはとてもおいしい酒を多くの人に飲んでもらいたい意味をこめて名づけた「万流(ばんりゅう)」 心の鍵を解き放つようなふくよかさのある「心鍵(しんけん)」 そして、栄光冨士の代名詞「ひとりよがり」 アメリカ遠征でも手ごたえのあった加藤社長。純米吟醸の評判がよかったり、DEWA33の評判がよかったりと今年は勢いが出そうです。 4種類のお酒をきき酒させていただきました。私は運転手だったので香りだけ。 左から7年古酒、ひとりよがり生、袋吊吟醸庄内誉、純米吟醸ひやおろしです。 温度が常温近くまで上がってくると本当にいい香り♪ ついつい飲みたくなってしまいます。 新たなシリーズは12月頃から、今年は中汲も別どりでとるそうですので本当に楽しみです。 蔵見学は終了しこの後怒涛の夜へ突入です・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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