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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
1/21(日)
新年会2日目。 この日も快晴。象潟の宿からは朝日と鳥海山を見て朝風呂に入りました。なんて贅沢なんでしょう! ぬるめの気持ちいお風呂でした。宿泊はサンねむの木 昨日飲みすぎましたが、鳥海山の麓元滝からわざわざ汲んできたいただいた自然水の和らぎ水のおかげで元気一杯です。 朝食もまさたろ家にお邪魔しました。 まさたろ家定番の朝食はとろろご飯。味噌を入れるそうで、甘みがありおいしいです。 自家製のハリハリ漬が美味しかったです。大根の歯ごたえは干している期間が長いからだそうです。 夜も朝も美味しい食事ありがとうございました。ご両親に大感謝です。 さて、9:00頃象潟を出発するも、私がなんとカメラを忘れてしまったため道の駅鳥海でまさたろう君のお父さんを待つことに。本当にゴメンナサイ。 他の方々は先に上喜元さんに向かってもらいました。 10:40頃には到着。 ちょうど蔵見学がはじまり、みんな米蔵の中にいました。秋田のmikiさん、ペチママさん、Nさんたちは秋田からわざわざ電車でいらっしゃいました。 今年は20種類のお米の種類でお酒を造る上喜元。 また新たな味を創造するのでしょうね。楽しみです。 甑(こしき)です。4種類ほどのお米を一気に蒸します。 室は杉張り。前日おうかがいした、由利正宗さんの室を見て同じようなつくりにしたとのこと。まだ新しい室で5年目だそうです。 この日はなんと!出品酒の吊り下げの日。 吊り下げとは、出来上がったお酒を搾る際に、もろみを一つ一つ袋にとり無圧で出てくるお酒の搾り方。 ロスが多く手間がかかりまた手早く作業をしないと酸素に触れる時間も多くあるため、かなり神経を使う作業です。ただ、このように出てきたお酒は本当に美味しいんです。自然に出てきた雫がいちばんなんですね。出品酒や大吟醸などの時しかできない作業です。 昨日事前に電話でお聞きしていたときは、14:00頃開始の予定だったのですが、もろみの状態から11:00スタートに変更になったとのこと。 年に2度くらいしかやらない貴重な作業。このタイミングで見ることが出来るなんて本当に嬉しいです!吊るしてあるのは見たことがありますが、実際の作業を見るのははじめてでした。 山田錦35%の大吟醸です。 タンクが準備されています。 斗瓶も準備OKです。 蔵の皆様も緊張感があります。ピリピリしています。私たちは階段に座りじっくり観察。 布袋にもろみをいれます。もろみがホースから出てくるのも全て無圧。1本約12kg程度。片手ではかなり重い。 タンクにかけた渡し木に布袋をくくりつけます。この結ぶのが早い! 20本吊り下げるのになんと10分程度。5本のタンクで1時間におよぶ作業でしたが、蔵人の方々のチームワークと手早い作業を見て感動。この方法は長年やってきて、いちばん効率がいい方法を考えたと佐藤正一さんがおっしゃっていました。 あっという間の1時間でした。見学者全員12名全員が固唾を呑んで見守っていました。 吊り下げ終わったものから斗瓶取りをします。 これ1本で一升瓶10本分。かなり重いものです。 コレで今年金賞がとれれば感激もひとしおですね。。。2本目の斗瓶2本目あたりが毎年金賞受賞をしているとのこと。5年連続金賞ですからものすごいですよね・・・ 今が美味しいピークのお酒ではなく、あくまで5月の鑑評会にピークを迎えられるようにするとのこと。これから旨さがあがっていくのですね。 貴重な作業を見学したあとは、何種類か準備していただき試飲をしました。 左から・・・ うめしゅ(純米雄町使用) 純米出羽の里本生80% 大吟醸玉苗吊り下げ 大吟醸美郷錦槽垂れ一回火入れ40% 特別純米山田錦60% 純米吟醸亀の尾一回火入れ55% びっくりしたのはやはり出羽の里。20%しか削っていないにも関わらず、すっきりしたのみ口とマスカットのような香りはすばらしい旨さがあります。 今年生酒をはじめていただきました。恐るべき酒米とすばらしい造りに脱帽です。 しかも安いからまた魅力。 そして、美郷錦。昨年もいただきましたが今年の味のり、クリアな感じの中にも旨味が凝縮しているのは感動しました。秋田の美郷町で作っているお米で契約栽培の希少なお酒です。1タンク分のみだそうです。 こちらは搾る際に槽に入れて無圧で出てきたものだということ。 昨年はちょっとあっさりしすぎたとのことだったので、今年はもう少し味を出すために搾り方を改良したそうです。 どちらもすぐに注文してしまいました・・・ とても楽しいひとときでした。お忙しいところ大勢で行きまして本当にお世話になりました。 感謝感謝です。 (次は日本海寒鱈まつりへと続きます) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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