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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
私のブログによく登場する、Yくん(今度からよっちゃんにします)つながりでまた新たな出会いがありました。
今は山形県内の酒蔵に勤務しているIくん。 よっちゃんの東京時代の飲み仲間で横浜中華街で飲食店で仕事をしていました。 その仕事をとおして、お酒の面白さ、よさを知り、地元山形で 「自分の酒を造りたい」そんな思いで戻ってきました。造りは2年目です。 この日は、Iくんがもってきてくれた朝日川酒造純米吟醸亀の尾(生酒)と1996年の古酒も加わり楽しく飲みました。 我が家とよっちゃんの家は徒歩5分。私は白露垂珠純米京の華や、先日の酒米フォーラムでいただいた山形県工業技術センター製純米出羽の里などをもって行きました。 お酒のことを愛してやまないIくん。 山形に戻ってきた理由はお酒だけではなく食品アレルギーのことも関連しているようです。 農業をしている人が多い山形県。 美味しい農産物も多々ありながら、農薬を多量に使っている野菜や果物もたくさんあることも事実。 農薬はほとんどが濃縮タイプなため、何十倍もの濃度の農薬に触れたりしているのも農家の方も大変危険です。 規格統一された野菜や果物を安定的に作らなければ売れない →化学肥料や農薬を使い、季節や大きさ、形をあわせる。 →安いものがスーパーに並ぶ。 結局これが悪循環で、本来の手間隙をかけた野菜などは値段が高く見えてしまう。 なぜか、害虫を駆除したり草をとったり手間隙がかかるから。 本物の美味しい食べ物って何なんだろうか? 旬のもの、素材の味がするもの、農薬などを使っていてもその成分の安全性がわかっているものなどなど。 無農薬だから全ていいとは限らない。 見分けるのは難しいけど、食品って日々食べているものだから見分ける、かぎ分ける、味の違いがわかる力を持たなければならないと思います。 話はそれてしまいましたが、水、麹、米だけで造る日本酒はまさに神秘のお酒。 生命の力(酵母、麹菌)などの力を借りてアルコール発酵をしたりうま味を出したりするものです。 そんな魅力について思う存分話したIくんでした。 彼はいつもお燗を飲んでいるとのこと。この日は様々なお酒の燗を楽しみました。 無濾過純米白露垂珠京の華66% コレはうなるほどうまいお酒。燗栄えします。程よい酸味とキレがたまりません。 燗酒ってどうも上立ち香と後味が苦手でしたが、これは先週も飲んで感動したようにさらに美味しさを増した感じがしました。 工業技術センター出羽の里60%の燗酒 膨らみが出る感じ。キレは白露ほどないですが酸味、うま味から可能性を感じるお米出羽の里です。 朝日川純米吟醸亀の尾生燗酒 キリッとしていて、うま味が広がります。後味がちょっと残るのは生酒のせいかな? 雪の茅舎純米吟醸限定蔵出し50% 酸味がありうま味が広がります。燗にしたときの後味はちょっと複雑すぎて難解?? ある程度軽くなるのと、飲み口がよかったりするので、ついつい飲んでしまいます。 燗酒って飲みすぎちゃうことがわかりました。 冷ではこれ。 泉氷鑑うすにごり 上立香程よくあります。ぱっとうま味が開き、さっとなくなる。これぞ雅信流。 また飲みたくなるそんな気持ちにさせるお酒です。 必ず4合瓶があるのもいいところ。お客様思いです。 よっちゃんはコレコレと旨い旨い!とのんでこの日全部あけていました・・・ 天寿純米吟醸無濾過生原酒鳥海山 (以前の写真を使いました) 生が変化しつつありますが、まだまだいいバランスを保っています。 燗酒師匠のIくんが、ぜひ熟成させてみて!ということで小瓶にうつし冷蔵庫にて熟成決定。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 25, 2007 02:08:24 PM
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