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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
この日は山形市内の眞喰櫓(まぐろ)料理一本にてすっぽんの会がありました。
眞(しんの)まぐろを喰べられる櫓(やぐら)場所という意味でつけられた名前、そして頭の先から尻尾のまでまるごと一本食べられるというのが名前の由来だそうです。 すっぽんを食べるのは未知の世界。旨いといわれていますが、なんせ私すっぽんを2匹飼っているだけあって食べるには少々抵抗がありました。 でも、一度は食べてみたいもの。 家のすっぽんたちの水槽をきれいにし、「いってくるよ」と拝んで出かけました。 祖父が眠っているお寺が近くにあることもあり、お参りしてから行きました。 この日2度目のお参り。肝は座りました。 さてこの会、山形では珍しいまぐろ料理を専門にしている、一本が企画しているんまいね倶楽部の第二回目。 普段は食べられないような、美味しいもの、珍しい飲み物を飲んだり食べたりできる会なんです。 今回はすっぽんということで皆様から敬遠されたこともあるようでこじんまりでしたが、その分たらふくすっぽん料理をいただきました! お品書きもかわいい。そして豪華、豪華です!! 食前酒 すっぽんの生血ワイン割り 先付け 浅葱のぬた和え 丘ひじきと黄菊の胡麻和え、鮟肝ぽん酢寄せ 御造里 本鮪とろ、鱈の昆布〆、鮪心臓、牡丹海老、生雲丹 焼物 ハラスの木の芽焼き 花茗荷甘酢漬け、蒟蒻当座煮 揚物 きくわたの天ぷら、菜花、天然塩 鍋物 すっぽん鍋 酢乃物 ズワイ蟹一本巻き 胡瓜、鳴門若布、浜防風、黄身酢 御食事 すっぽん雑炊 すっぽんってとっても勢がつく食べ物として昔から珍重されています。 うちで飼っているすっぽんも本当に元気で、いきがいいです! 噛んだら雷がなるまで離さないなんていいますが、結構臆病なやつで水から出されると動かなくなってしまったりします。 ちなみに私は一度も噛まれたことはありません。何度か危険な目にあいましたが大丈夫です。 いずれ鍋にしようなんて考えはさらさらないのですが一匹でも数千円するという代物。 貴重な食材なので、感謝の意味を込めて好き嫌いはせずに食べようと思いました。 まずは、すっぽんの生血ワイン割り 思ったよりいけます。おそらく店の方がうまく調整してくれたのだと思います。 すっぽん料理だけに亀つながりでこんなお酒も・・・ 上喜元純米吟醸亀の尾亀ラベルです。 香りよく味のキレよく料理と抜群の相性のお酒です。火入れが1回だけなので香りが程よく残っているところがまたいいです。 あんこうは今が旬のようで、私の知り合いは今週末茨城に温泉入って食べてくるようです。 あん肝ってとろっと濃厚で美味しいですよね。 お刺身はさすがマグロ専門。とろも美味しかったですが心臓はなかなかの美味しさ。 そして、鱈の昆布〆絶妙な歯ごたえと塩味がよかったです。 心臓の血抜きは一昼夜以上つけてもまだまだ出てくるらしいです。 ハラスの木の芽焼きコレがまた脂が乗っていてなんともいえないくらい美味しいんです。 付け合せの茗荷気に入りました。 きくわたの天ぷら。昨年から食べられるようになった代物ですが、これはやっぱり美味しいですね。 旬の時期は冬のため、今年は食べるのがもう最後かもしれません。 生はだめなんですって話をしたところ、生のほうがうまいよ~っていわれました。 来年は挑戦するぞ! そしてメインイベントすっぽん鍋。 ちょっとびっくり、できるだけ皮などが見えないようにしてくれていますが、良く知っているので全部わかってしまいます。 おそるおそる食べてみると・・・ これはいける!淡水の生き物なのに泥臭さがなく身ははじめは淡白。噛めば噛むほど味が出る鶏のささみの味を濃厚にした感じです。 そしてスープがまたおいしいんです! 魚介系の磯の香りは全くなく、鶏肉と魚が少しダブルスープの感じました。 何よりあのすっぽんでこの味が出るとは!驚きです。 卵も少々いただく。これは珍味です。肝はレバーのような感じ。 正直かなりびびっていましたが、本当に旨いと思いました。 それにしても肉も甲羅のゼラチン質の部分も美味しいです。天然コラーゲンたっぷりです。あ~たまりません。 すっぽんをさばくのは苦労されたようです。様々なところにさばき方をきき、今回は準備したのとこと。店長が手を怪我していたのでもしかして・・・なんても思いました。 美味しい食材を美味しいお酒とともに楽しめる、そしてそんな仲間がいる・・・この上ない楽しみですよね。 幸せを感じました。 最後は雑炊。これまた美味です。ふぐ雑炊より断然旨い気がしました。すっぽんのゼラチン質が溶け出したスープはとろける極上の美味しさ。 ふかひれスープのとろみが自然とついて、鶏や魚のダブルだしスープがあるようなもの。 それは美味しいに決まっています。 そんなこんなで、長居をしてしまい気づけば5時間も飲んで食べてしていました。 すっぽんくん達ありがとう。私にまた一つ幸せを与えてくれました。 このご恩は一生忘れません。 そしてうちのすっぽんたちは鍋に入れることなくこれからも大事に育てたいと思います。 美味しい料理、美味しいお酒を出していただいた一本さん、そしてチョーさん本当にありがとうございます。 また秋新たな企画で楽しみましょうね! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一本はまっぷる山形2007に 掲載されています!それも私の妹も出ています。 一本さんに取材にいったのは私の妹だそうです。 一本さんと私の妹よろしくお願いいたします ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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