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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
久しぶりの雪景色。
山形は1~2cm程度の積雪でしたが、月山道は雪をかぶり、庄内は山形より積雪が多かったです。 所用で竹の露さんにおうかがいし、周りの柿畑はこのような様子。 まるで冬に逆戻りしたようです。 この日ははじめて余目にある鯉川さんにおうかがいしました。 鯉川さんとは一昨年の鶴岡きき酒選手権でお話ししたのがはじめてです。 日本酒学校などでも顔を合わせる機会があり、一度お邪魔したいとお話ししていて今回実現しました。 1725年創業のかなり古い蔵です。 佐藤社長は11代目。 佐藤社長は純米酒の燗酒を推奨しています。燗酒はライフスタイルであり、体に入りやすくあったまるとのこと。 冷酒を飲むと、肝臓が働くまでに約2時間かかるのですが、燗酒はすぐに肝臓が働くため、二日酔いはしにくいとのこと。 もともと蔵に戻る前別の会社でワインを専門に扱っていたそうです。 11年前上原浩先生と出会い、神亀の純米酒の燗酒とブルーチーズの食べ合わせに感銘を受けたとのこと。 日本酒でもこういった世界感、飲み方があるのだと感動し、蔵のお酒を変えていったそうです。 地元100%で造りたい。そして純米酒100%にしたい。そんな思いでいち早くから取り組んできました。 今では70%以上が亀の尾。地元が生んだ酒米の祖先である亀の尾を使い、生酒から燗にむく酒まで造っています。 蔵の中を案内してもらいました。 もうすでに甑倒し(今期の蒸しは終了)は終了し、もろみが数本たっているという状態でした。 ここが仕込み蔵。片側に足場がある今まで見たことのない配置です。 全てが開放型のタンクです。香りは飛んでもいいけど、うま味をしっかり残したいとおっしゃっていました。 そして、貯蔵蔵。 生酒などは冷蔵庫に保管していますが、それ以外は蔵内に保存し、1年から数年の時を経て出荷されます。 わがままな取り扱い店が多いため雑誌などで紹介されることが多いとのこと。 コンセプト純米・燗酒とはっきりしているから、好きな人は頑固でわがままな人が多いんだよねとおっしゃっていました。 様々なところに燗酒のよさ、楽しさを伝えるためにお燗器を持ち歩いています。 業務用のお燗器。 ちょっとお高いので、家庭用のお燗器をすすめられました。 香りがあればってものではなく、純米酒でしかも燗酒が和食と抜群にあうしそれがお酒のいちばんの楽しみ方ではないかとおっしゃっていました。 身体に優しく、ずっと楽しめる燗酒。 山形にもまたこういった個性的な蔵があり、様々な温度帯で日本酒の味わいを楽しむことができる面白さをちょっと感じることができた訪問でした。 「酒は純米・燗ならなおよし」 の言葉をかみしめ、これから様々楽しんでいきたいとあらためて思いました。 ありがとうございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ とあるところで・・・雛人形を発見! ひな祭り誕生日の妻はニコニコ。 こんなすばらしい雛人形があるなんてびっくりです。 山形は北前船の交易が盛んだったことから、最上川沿いに多くの雛人形があります。 すばらしいですね。山形って。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 12, 2007 02:33:00 AM
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