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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
昨晩の吹雪はなんのその。佐藤社長宅でぐっすり眠ってすっきり目覚め。
朝8:30から蔵の仕事がはじまります。 始業前蔵人は休憩所に集まります。どこの蔵でもあるような光景。 こういうところに集まるのって、冬の季節労働スキー場となにか共通する部分があります。 正一さんから 「寺島くんは室に入って」 といわれました。 さっそく室へ。昨日引きこんだ麹を床から箱に移す作業です。 蓋よりふたまわりほど大きな箱です。 床の麹をほぐし、箱に盛りわけ終了。室は暖かく乾燥しているので汗をかきそうな作業です。 40分ほどで終了し、次は放冷器の掃除。 9:50すぎの蒸しあがりまでの準備です。 社長はじめ蔵人皆様が様々な作業をしています。酒田市内の蔵のためスペースがそんなに広くなく、製品になる前のお酒、火入れするお酒、蒸す前のお米などなどところ狭しとつんであります。 今は続々と製品が出来上がってくるので、作業的にも煩雑になってくるのでしょう。 蔵人はみなしっかり作業を続けています。 米が蒸しあがると放冷器からでてくる蒸米を室へ運びます。 この日蒸しあがるお米は3種類。 麹用2種類、留仕込用1種類。 美山錦の麹用の蒸米の後は、今年初の例のお酒の留仕込用蒸米。 「寺島くんはそっちにのってほぐして」 そんな指示を受け、ほぐし作業です。これ簡単なようで結構大変なんです。あったかい蒸米だったらまだしも、すでに放冷器で薄く平に延ばされた蒸し米をはがしてほぐすのは大変でした。パリンとした蒸し米です。 正一さんも一緒に作業してます。 蒸米の温度を時々確認しています。 次に瓶火入れの補充作業。 蒸気による火入れ機械パストライザーがあるためそちらに補充していきます。 冷却は水で冷却です。 別の作業場では社長がもろみの分析。 そして、別の場所では本日留仕込みのもろみの水麹をつくっていました。 出来上がった麹と水を入れます。 仕込みは夕方になる模様。このお酒本当に楽しみです。 こちらでは濾過作業中。 濾過するものしないもの様々あるそうですが、このときは本醸造の濾過をしていました。 装置の中に炭が入っていて、雑味を吸着します。 山形県と新潟県では平均で10倍以上も炭の量が違うそうです。 透明でキレイ→新潟 少々黄色→山形 濾過前のものと、そうでないもの。 わかりますか?色の違い。 別の場所では、ラベルの貼り方と包装をしていました。 朝からずっと包装梱包作業です。 そうこうしているうちにあっという間に昼になりました。 作業体験はここで終了です。 小さなところでの工夫や気づかい、が随所に見られとても面白い体験でした。 また蔵人一同、真剣に丁寧に作業をしている姿、第一線で頑張っている正一社長、尚さんその姿を見てまた上喜元が好きになりました。 何度となく私もお邪魔しておりますが、皆様気さくであたたかく迎えてくれます。 このたびも大変お世話になりました。本当にありがとうございます。 あと1ヶ月ほど、、、正一社長はじめ蔵人の方々ラストスパート頑張ってください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 帰りは早く戻りたかったので、月山道を行くことに・・・ これがまた大変でした。風が強く、庄内では雪は上に上っていっています。 月山第一トンネルを抜けるとハザードを出して走行。道とカベの区別がつかないほどの吹雪。 こんな道が・・・・ こんな感じ。 久々に怖い思いをしました。 それでも2時間以内には到着しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Mar 17, 2007 05:11:32 PM
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