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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
昨年もいきました新潟酒の陣。
今年も行くことにしました。やっぱり県外のお酒に触れる機会を増やさないと!とムショウに思い立ったからです。 山形市から車で3時間。180kmちかくある道のりです。 今年はすばらしいナビゲーターの姉のおかげで最短の道を通ったため、とっても早くスムーズに到着したと思います。 朱鷺メッセ昨年ほどの感動はありませんが、やっぱり広い。 山形とは規模が違います。 そして会場も大盛況。かなり人が入っています。2日間のスケジュールで2日間ともコレだけ人が入るとは新潟酒強いですね。 もちろんリーズナブルに1000円で入場できるということもあります。 昨年と大きくかわったところは3つ。 米の陣が同時開催になったこと。 飲食ブースが充実したこと。 カップ酒のブームは昨年だけだったようだったこと。 越淡麗のお酒は昨年1つだけだったのですが、今年37もの酒蔵が出していました。 越淡麗は新潟県の酒米新品種で、山田錦と五百万石を親に酒米。40%精米にも耐えられる、大吟醸用の酒米ということ。 これから期待は大きいのではないでしょうか? 本醸造系が強い新潟ですので、大吟醸系を伸ばしていこうとしているのですね。 91もの新潟の酒蔵が集うこのイベント。 まずは、ひととおり見てみることに。 各ブースでは蔵元が1人~4人ほどいます。有名銘柄の前には人だかりができていました。 八海山や久保田、越乃寒梅、〆張鶴などもあります。 純米吟醸を中心にいただきましたが、山形の純米吟醸の味のイメージがちょっと違います。 アルコールの香りが鼻につき、味わいも古い感じのものが多い。本醸造に近いような・・・ 本醸造はもっとアルコールの香りがあり、透明クリアな感じはありますが、後味がよくない。 美味しいのもありました。 たかふね純米吟醸越淡麗、越乃雪月花純米吟醸、鶴齢純米吟醸、上善如水の湊屋藤助、霧の塔純米吟醸、笹祝純米大吟醸亀の尾、越乃白雪純米吟醸、越乃白雁純米吟醸、吉乃川。 面白かったのが、越後鶴亀の江戸仕込のお酒と初花のぐる酒。 先日朝日川酒造さんでいただいた江戸仕込みのお酒の甘さと同じような甘さがあり、貴醸酒のような酸味がある不思議なお酒。 そして、ぐる酒はヨーグルトとお酒を混ぜた面白い味わい。 全体の中でいちばんよかったのが根知男山の純米吟醸五百万石。 しっかりした骨格のある、すばらしいお酒でした。派手さはないですが、味わいのあるお酒です。 800石の生産量で、ほとんどが地元栽培米を使っているとおっしゃっていました。 根知男山さんはこちらから。 有名銘柄の売れているお酒の味にどこも似ている気がしました。昨年以上に痛感してしまったところでした。 きき酒チャレンジコーナーがありやってみました。 明確な違いがわからず、自分が苦手なお酒しか当てることができなかったのが情けないところです。 越淡麗のブースでは、37もの銘柄を試飲できましたが、どれも香りが強く4つでやめてしまいました。 もっと頑張ればよかったと今になって後悔。 米の陣ではお米の食べ比べがあり、もち米とコシヒカリ、五百万石などの食べ比べがあり、またひねりもちの振る舞いや、せんべいを焼いたりするブースもあるほど。 さすが米処新潟です。 いったん休憩し、もう一度まわってみました。 これだけ多くの蔵元があるとやっぱり圧倒されてしまいます。 山形とは規模が違う・・・そんなことを思ってしまいます。 コレだけのイベントができ、そして人が集まる、ここが新潟酒の凄さだと実感してしまいました。 個人的な感想ですと、味がすばらしくいいのが多いわけではありませんが、知名度、営業面、そういったところが強く、都心にも近いことにより強みを発揮しているのだなと思いました。 会場には15:30すぎまでいて、隣にいたおじさんから「展望台がいいよ~」と教えてもらったので、登ってみました。 吹雪の空から一転天気になっていて、とっても気持ちいところです。 うっすらと佐渡島も見えました。ここはなかなかすばらしいところです。 帰りは21:00頃になりましたが、今年もなかなか収穫があったと思います。 酒質の違い、売れている酒の味、香り、日本酒のイメージはやっぱりこのような感じなんだと思った会だったと思います。 すばらしい日本酒がまだまだあふれている現在、もっともっと様々な酒に触れていかなければならない、そう思った1日でした。 そして、山形のお酒を一度でいいから飲んでほしい!そう心から思った1日でした。 日本酒がお好きなら・・・ ←←おしてね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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