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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
天気があまりよくない山形。
8月目前ですが、まだまだ梅雨空が続いています。 この日は米沢の新藤酒造店へ行ってまいりました。 造りの時期が終わると全国へ飛び回っている新藤さんですが、この日は瓶詰め作業のため蔵にいらっしゃいました。 まずは息子さんがお出迎え。誕生して6ヶ月になりますが、本当に元気です。 もうすぐハイハイしそうな勢いでした。 まずは、和醸和楽について 日本酒文化の向上を目指すべく啓蒙・普及活動を行っていく団体ですが、具体的にどういった活動をするのか聞いてみました。 日本酒はわかる人だけが飲んでいるいわばマニアの領域のものになっているのが現状。 日本酒がもっと多くの方々に、「おいしい!」とわかっていただけるよう、啓蒙活動をしていこうという取り組みだそうです。 それぞれが同じ考えを持っていても、なかなか組織だってできないところを今回初めてこのような形で立ち上げたとのこと。 日本酒を飲む人が少なくなっている中、日本酒の美味しさをもっともっと知ること、伝えることが出来れば、必ず日本酒はこれからも愛飲されるものになると思います。 頑張れ日本酒!これからの日本のために。 次に泉氷鑑と雅山流について。 爆発的な人気の雅山流と泉氷鑑について違いをお聞きしました。 コンセプトが直田栽培米使用と雅山流とそれ以外の美山錦や出羽の里も自由に使う泉氷鑑というようにわかれています。 出羽燦々使用でも雅山流では、精米歩合を高くし大吟醸へ。泉氷鑑では、60%精米で吟醸酒へ。 また、加水歩合を変えてアルコール度数の違いにより、幅広い層へのアプローチをしているところもあります。 そんな違いのある雅山流と泉氷鑑、それぞれが競い合うブランドになってきているとのことでした。 雅山流に比べて、全国30店舗足らずでしか扱っていない泉氷鑑。 まだ3年目の若いブランド。これからの展開がまた楽しみなお酒で、私も頑張って広めていきたいと思います。 ということで飲み比べてみました。 右の洵水(じゅんすい)は山田錦65%。 左の雲水(うんすい)は美山錦65% どちらも、上立ち香がよく、含んだときの果物のような香りがたまりません。 どちらかといえば洵水のほうが濃い感じ、雲水はさっぱりとした感じです。 香りもありますが、キレもほどほどにあるので、飲み続けられるところがまたいいです。 65%精米でこの味わいを出しているところがまたすごいお酒です。 アルコールを添加している、普通酒規格ですが、これはなかなかリーズナブルで美味しいお酒です。 夏にぴったりのフレッシュなお酒かな~と思いました。 新藤さんのお話を聞き、飲む酒はまたいいものでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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