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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
もう1週間以上も前になりますが・・・
酒田までいってきました。この日は前日の山形37℃を越す猛暑と同様、酒田でも37℃を越す暑さ。 むわーんとする異様な熱気に包まれて新緑の月山道をいきました。 上喜元さんに到着したのは午後13:30 今回初蔵見学の永田さんとともに、杜氏見習いの佐藤尚さんの話に聞き入りました。 蔵の中では、火入れ瓶詰め、ラベル張りなどの作業をされている方が数名。 酒を冷蔵管理できるサーマルタンクが置いてある蔵の中も15度以下になるように冷房されていました。 冬場は仕込みで毎日蔵で仕事をしていますが、夏場は全国飛び回っていることが多い社長さんや尚さん。 夏場のほうが出張でいらっしゃらないことが多くかなり忙しい模様。 ただ、県外の酒販店さんは様々な会にも出ているため、地方山形にいるよりもお客様の生の声や首都圏での動向などをしっかりおさえられています。 現状1500ほどある日本全国の酒蔵。 そのうち20%ほどしか設備投資できるところはないといいます。 それだけ日本酒自体を飲む人が少ないのです。 日本の人口の3割はアルコールを飲むことが出来る人、吟醸クラスのお酒を普段から飲む人たちはわずか2%~3%足らず・・・ その2~3%の人たちだけの世界ではなく、もっと多くの人に現代の日本酒のよさを勧めたいとおっしゃっていました。 そのために様々なところで紹介していただけるのはありがたいし、何がきっかけで知ってもらえるかわからないからできるだけ開放的に何でもするようにしているそうです。 私もネットの仕事をはじめて2年半ですが、本当に何がきっかけでブレイクするかまったくわかりません。 ただ、様々なところにアンテナをたて情報を発信することで、何かしら興味を持ってくれる人がいることは少なからずあるということを実感しています。 それにしても日本酒を飲む人って本当に少ないですね・・・ もっと多くの人に知ってもらいたいし、知るきっかけを作ることができたらと常々思います。 かつては税収のほとんどを酒税で占めていたそうですが、今では日本酒の税収はまったくあてにされていない模様。 おそらくたばこ税もそうではないでしょうか。 それだけ嗜好品化しすぎて、大衆化していないのですね。 さて、この日は夏の呑み切り酒を数点試飲させてもらいました。 右からきもと純吟美山錦、特別純米玉栄、純米吟醸山田錦、大吟醸玉苗 そのほかに純米吟醸恋雄町、純米大吟醸山田錦、吟醸吟風、うめしゅとそうそうたるラインナップです。 美山錦と玉栄は食中酒タイプ。酸味が程よく岩がきとともに楽しみたいです。 純米吟醸山田錦は、いろいろな味わいが口に広がるずっと飲み続けたいお酒です。 ずっと飲み続けてものみあきしないお酒です。 大吟醸玉苗は上品な感じ。香りほどよくすっきり味も乗っている幸せなお酒です。 きき酒はそのとききき酒したときの味を覚えていて、次同じものを飲んだときに違いがわかるかどうかだといっていました。 様々なお酒をきき酒し、違いを大別してそして小分類に分けていく。 ひとつひとつ覚えておくのは難しいにしてもしっかりメモをとったり、自分なりの評価をつけることでお酒の特徴を覚えていく。 そして常にどんな食材と合うのか想像をする。 微妙な味と香りの違いだとしても、時間が経つにつれ変化するそんな楽しみも日本酒にはあると思います。 また、温度帯の違いを楽しむのも日本酒ならでは。 お盆の休みのときくらい、お父さんや家族の方々と日本酒を楽しんでみませんか? きっと新たな発見があるはずですよ! 話はそれましたが夏場のきき酒、とても興味深かったです。ありがとうございます。 お盆の時期はお客様が多い上喜元さんですが、山形のよさをPRしてくださいね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 13, 2007 02:04:03 AM
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