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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
天気は晴れ。米も実り、素敵な田園風景です。
出羽三山(月山、湯殿山、羽黒山)での修行は朝まだ日が昇らないうちに羽黒山を出発し、三山をまわるそうです。 その羽黒山の入り口の鳥居。 神聖な雰囲気のあるここ鶴岡市羽黒には、山形を代表する2蔵があります。 くどき上手で有名な亀の井酒造と白露垂珠の竹の露。 これから仕込みの前にちょっとお邪魔してきました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ くどき上手は昨年10月に一度おうかがいしました。 その設備、その思いに圧倒された蔵です。 日本酒の消費量は現在380万石(1石=1.8リットル瓶100本)それに対して焼酎は460万石。 日本酒は日本人の主食「米」からできている水とお米のみで造るお酒。 日本人の米離れがすすむように、日本酒自体の消費低迷に歯止めがかからない状態です。 それでも日本酒を造るのは、日本の心を伝えたいから。 だれもが一度は飲んだことのある日本酒、その第一印象はあまりいいものではないかもしれません。 特に我々(30歳くらい)よりも下の世代からすると、様々なお酒がいくらでもあり安く存在するため、ちょっと高価に見える日本酒には手が伸びないと思います。 ビールやチューハイ、発泡酒などとっても安くてのみ口がいいものです。 それでも、少しでも若い世代にも飲めるお酒をと各蔵がしのぎをけづりのみ易いリーズナブルなお酒がたくさん出てきています。 そんなお酒を少しでも伝える仕事ができればと思っているし、なにより米を食べ和食を食べるのに合うお酒がやっぱり日本酒だろうなと私は思います。 平成10年頃から軌道修正したくどき上手の造りと考え方。 いち早くこだわりの限定酒に乗り出し、全国的にも人気の銘柄になったくどき上手。とっても飲みやすいわかりやすいお酒の造っているので、見つけたら飲んでみてくださいね。 必ず日本酒にはまるきっかけとなってくれるはずです。 今では、宮城県や山形県で数種類の酒米を3000俵ほど作り、有数の酒蔵で酒造りをしている取り組みをしているようです。 今井社長ありがとうございます! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 次は竹の露さんへ。 今度酒の会を開催する予定でその打ち合わせとその他もろもろ。 とても魅力的なお願いをされました。 こちらの酒蔵はお酒に使用する酒米がすべて山形県鶴岡産。しかも杜氏や社長自らが造るお米も多々あります。 酒米発祥の地庄内だけに、品種も多品種。 酒米の祖先亀ノ尾から京ノ華、改良信交、そして美山錦、出羽燦々、出羽の里、山田錦まであります。 そんな酒米たちの刈り取りの時期がまもなくということで社長の相沢さんは草刈に精をだしていました。 あと1週間もすれば刈り取りの時期を迎える出羽燦々です。 葉色や幹の色が黄色になる前に刈り取りをしたほうが、精米や吸水時の割れが少なくなるとのことで少々はやめの刈り取りをするとのことでした。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 一見対照的な取り組みをしている2つの酒蔵。 でもどちらも願いは、 「米が原料である日本酒をもっともっと飲んでよさをしってほしいということ」 少しでも日本酒を飲む機会があれば、ぜひとも美味しい日本酒を飲んでみてください。 きっとよさがわかると思います。 いい酒はいいお米といいお水、そしてすばらしい環境でできるもの。 健康志向の方はぜひ日本酒を! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Sep 16, 2007 01:03:09 AM
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