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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
快晴のこの日、山形県鑑評会が工業技術センターで開催されました。
昨年に引き続き、今年も参加です。 審査委員が11名。工業技術センターの先生や各蔵の技術委員の方がきき酒をし採点をしています。 そちらを各蔵元が聞き、11月の東北清酒鑑評会に備えるのです。 純米の部、吟醸の部それぞれありひとつづつきき酒をしていきました。 きき酒をすることって本当に勉強になります。さっききき酒したお酒とこのお酒はどこがどのように違うか?また昨年のきき酒した感想とはどのように違うか、いろいろと確認できるからです。 微妙な違いはあるものの、やはり売れている銘柄の出品酒は何か違います。 含み香がほのかに香るもの、2段がまえの味の高低を出しているもの、渋みを少し残しつつさっと消えるものなどなど様々です。 とある蔵元さんいわく、 「酒造りってほんとうに難しいんですよ」と。 そのときその味と香りをピークに持っていくことって本当に難しく、試行錯誤を繰り返しながら出品し、賞をとっていく。 賞をとった酒蔵さんは「運だ」といいますが、やはり何かしら裏づけや工夫があり自信を持って賞を取っているのです。 東北清酒鑑評会は全国新酒鑑評会と違い、香りの濃度が分析されない分香りでのインパクトが強い傾向にあります。 山形は香りも控えめ、飲んで美味しい酒、しっかりとした造りのいい酒を目指しています。 今年の傾向もなかなかいいようです。 その中でも、朝日川、あら玉、千代寿、十四代、上喜元、白露垂珠、くどき上手、九郎左衛門、米鶴の味の出し方(香りの出し方)はそれぞれ個性がありなかなかよかったです。 おそらく酵母の使い方に何か工夫があるのだと思います。恐れ入ります。 その技術が普通の酒造りにも反映されて、いいものを世に送り出すことができるのだとおもいます。 山形の酒、秋あがりの酒、今年もなかなかよさそうです お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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