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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
白露垂珠の会の翌日は、mikiさんにお願いして2つの酒蔵に行きました。
朝8時出発。肌寒いです。 秋田市からちょっと北上すると聞いていたのですが、実は30kmほど北上し五城目というところへ。 地図でいうとここです。 山形からはかなり遠くにきた感じです。 男鹿半島のすぐ近く、小中学校の教科書に出てきた干拓で有名な大潟村や、国語の教科書に出てきた、八郎が山を投げ飛ばした八郎潟などがすぐそこにあります。 沿道の木々は程よく色づき、山形よりやはり寒いことを実感。 さてさて、10時に五城目の福禄寿さんに到着。 お休みでしたが、一関杜氏さんが出迎えて説明をしてくださいました。 通された応接間はものすごいところです。 1688年創業、330年も酒造りをしている古くからの酒蔵。たたずまいもなかなかです。 現在はレギュラー酒6割、特定名称酒4割、8割は県内で消費されています。 面白い歴史も・・・蔵人に四ツ車という力士がいたそうです。 「米の旨みを十分に出す」 というコンセプトのもと3年前から立ち上げた一白水成(いっぱくすいせい)。 一関さんが杜氏になった年からつくりはじめ、毎年造る本数が増えています。 つくりは10月中旬からスタートするということで、今は道具を洗ったり、消毒などを行っていました。 「良い歌を大に歌うべし」 お酒を造るときは生き物相手の仕事だから、楽しく歌って造ろうとのこと。 大きな滑車もありました。昔の槽のてこに使った滑車です。 大正時代に建築した蔵を改装して、今年新たに吟醸蔵を造ったそうです。 タンクは全て小仕込み、袋吊ができるよう、真ん中にスペースをとっています。 なるほど、袋吊するスペースとはなかなかすばらしいです。 貯蔵蔵には整然とタンクが並んでいました。 今まで100石タンクがあったところには、大型の冷蔵庫を配備。瓶貯蔵を実現します。 水は中硬水。地下10メートルほどのところから引いている、とても水が豊富なところです。 平成18年には国の有形文化財にまで指定された蔵。脈々と刻まれた歴史と雰囲気に圧倒されてしまいました。 以前JRのポスターはここで撮影されたそうです。(鈴木京香さんがいた!) とてもお若く勉強熱心な一関さん、丁寧に一つ一つ説明してくださいました。 本当にありがとうございます。福禄寿のお酒、なんだか飲んでみたくなりました。 今度一白水成見つけたら買って飲んでみます。 ~お昼を食べて南下します。~ つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Oct 18, 2007 12:05:36 AM
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