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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
様々なことがあって、ご無沙汰しておりました。
ご覧いただいていた方大変申し訳ございません。 そろそろ再開せねばと思いつつ、遅くなってしまいました。 ただ、あまりそのままにもしておけませんし、山形の元気を伝えるのが私の役割ですので、 これから少しづつ復活します。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ さて、この日は米作りから酒造りに取り組む「ほすい会」の3年目の仕込会を開催しました。 仙台と山形から総勢25名が参加。 5月に田植えをし、9月に稲刈りをした出羽燦々での仕込です。 今年は昨年までとは違い小仕込み(総米380kg 一升瓶で500本程度)でお酒を造ります。 12日から降り続いた雪と当日の大雪で山形の月山の麓西川町はまさに豪雪地帯。 車でくるのは一苦労です。 仙台からバスは出発し、山形経由で西川町の設楽酒造へ。 地吹雪のように雪が降りしきる天気に厳冬の仕込を思わせる風情を感じました。 雪が歓迎してくれたおかげで酒の仕込には最適な温度になっています。 6℃の仕込温度で留仕込の蒸米150kg程を運ぶ班と櫂を入れる作業班に分かれて作業。 みな真剣に作業に取り組んでいます。 お酒はご存知のように3回に分けて仕込ます。 1回目の添仕込はもと、蒸米、水、麹を少量、2日目は酵母を活性させるために1日休止し、3日目に仲仕込。蒸米、水、麹を1回目より多く投入します。 糖化と醗酵が同時に進みながら4日目の留仕込へ。 3段仕込がこれで完了です。 この日は純米ほすいの留仕込と純米酒の添仕込、本醸造の添仕込3つを午前中に行いました。 「いい酒になれよ~」 そんな思いを込めて・・・参加された皆様の思いが通じる酒になるはずです。 昼は最上川河畔の臥龍亭にて昼食。肉そばを楽しみました。 そして午後からは鈴木酒造合資会社へ。 月山酒造の酒蔵は2蔵あり、設楽酒造店と鈴木酒造合資会社があります。 造りや設備がまったく違うこの2つの蔵をぜひとも見ていただきたかったのです。 この日はちょうど出品酒クラスのお酒のときだけに行う袋吊の真っ最中でした。 麻の布袋に約30日間低温長期醗酵したもろみをいれ自然に落下する雫だけを集めたまさに贅沢なお酒です。 蔵の中の甑(米を蒸す釜)、蒸米を掘り返す作業、麹を作る室、仕込蔵、そしてもと場など設楽酒造店とは違う設備に皆様興味津々。 設備は違っても酒を造る工程は全て同じ。 昔ながらの方法で手造りで酒を造っている酒蔵なのです。 袋吊をしたお酒をその場でいただく贅沢な体験もしました。 とびきり濃厚で、味わいと香りの深いお酒でした。あ~贅沢な気分・・・ その後は試飲タイム。 設楽酒造店でも試飲を行いましたが、出羽燦々で醸したお酒は人気があるようです。 今年のほすいの仕込は期待大です。 1日コースの仕込と見学をおえ、山形と仙台でお客様をおろして無事ほすい会が終了しました。 皆様本当にお疲れ様でした。 このような機会を通してお酒のことをしってほしいなって思うし、あまり堅苦しく考えることなく、職人が手づくりで作っている純国産の純米酒はこういうものなんだと思って少しでも興味を持ってもらえることがうれしいことです。 お酒ってどうしても肩肘はったものになりがちですが、敷居が高いものではなく気軽に楽しむものとして、多くの皆様がしってほしいですよね。 この日は上喜元のお酒を晩酌に楽しみました。 やっぱり純米酒はうまい! あと1ヶ月後に皆様で仕込んだ穂酔(ほすい)はできあがります。 酒は生き物なので、皆様の思いが麹や酵母にしっかりと乗り移り、すばらしい酒ができることと思います。 なにより米から育てているので、思いは本当に強いものだと思います。 出来上がりが本当に楽しみです。 ご興味をもたれた方はこちらまでご連絡ください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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