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カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
この日は日本酒学校の公開講座と第8期の卒業式がありました。
今回の講演は米と酒と食の研究家 山本洋子さんの「日本酒と肴のおいしい方程式」 いく前からわくわくしていました。山本洋子さんのブログはこちら。 山本さんの日本酒との運命的な出会いは、活性にごりだったそうです。 こんなにおいしいお酒があるんだ!と感動し、日本酒が好きになったそうです。 私の運命的な出会いは10年ほど前の出羽桜桜花吟醸本生でした。 話はもどってオレンジページという料理雑誌も編集を18年8ヶ月やっていた山本さん。 食と地域と旬について詳しく話がありました。 暑い地方の食べ物は身体をクールダウンする食べ物が多く、逆に寒い地域では身体を温める食物が多いということ。 たとえば暑い地域⇒バナナやさとうきび、コーヒー 寒い地域⇒じゃかいもにんじんなどの根菜類 これは、四季折々の食べ物が豊富な日本にはその時期その時期に適した旬の食べ物があります。 その旬を味わうのにもっとも相性がいいのが日本酒。 なぜかというと、日本酒は春、夏、秋、冬と様々な飲み方があるからです。 春はフレッシュな新酒、夏はキーンと冷酒、秋はほどよく熟成したひやおろし、そして冬は身体あたたまる熱燗。 多種多様な飲み方ができる日本酒こそ、日本の食材ととても会うのです。 でも、日本は戦後あまりに急速に食文化がかわってしまい、米と豆類を主食にしていた日本人は贅沢品であったお肉や卵、乳製品を多く摂るようになってしまったとのことです。 ご存知のとおり日本人の腸は欧米人より長いといわれています。 それは、米や豆、そして野菜など食物繊維豊富な食べ物をゆっくり消化するために進化を遂げたといわれています。 しかし、今では主食である米すら自給率が30%台になるほど米離れが進み、それが身体に変調をきたす原因にもなるといわれています。 山本さんは冷え性は四季の野菜や食べ物を摂取していない原因だとおっしゃっていました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 夏の野菜⇒なすやきゅうり、トマトなど水分を多く含む野菜 (身体をゆるめる) 冬の野菜⇒にんじん、だいこん、白菜など地に向かって伸びる野菜(身体を引き締める) その中庸にあるものが穀物である米であり、米を主原料にする日本酒 がもっとも相性がいい。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 東京には「つくしのこ」という、日本酒が300種類ほど常備してあるお店があるとの話に。 そこの料理はかざりっけがあるわけではないのですが、北海道から九州全ての人が「お袋の味だ」という素朴なつまみが出てくるそうです。 そんなつまみによって食との相乗効果があり食べ物飲み物が進むという法則があること。 米の酒+(酒菜×塩×時間)=おいしさ二乗 しかも、日本独特の発酵食品(しょうゆや味噌、みりん)を主体とした調味料を使えばなお一層おいしく食べることができます。 今回の講演では我々の食生活を見直すきっかけにもなった気がします。 山形にきて、旬を食べるようになった私たち夫婦ですが、さらにもっと食生活を見直していきたいとおもいました。 東京から山形に戻って3年、旬の食材とおいしい日本酒を常に楽しむことができる山形は最高の場所です。 これほど贅沢なことはありません。 そんな山形からもっともっと旬を紹介し、日本酒のよさを発信しなければならないとあらためて思いました。 ちなみに日本酒を飲んだから太るということはないそうです。山本さんの旦那さんはおやせになったとのこと。 私も日本酒を飲み続けていますが、太ることはありません。油ものの食べすぎが太りの原因です。 山本さんが編纂に携わった「晩酌レシピ」を購入しました。 その日はあいにく飲み会にはいけなかったため、晩酌レシピを参考にじゃことオクラの和え物とキャベツと豚肉の味噌炒めをつくりよく噛んでご飯を食べ軽く日本酒を飲みました。 夏の野菜と日本酒は最高!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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