|
カテゴリ:日本酒、酒蔵めぐり
この日は4年目の穂酔会の仕込を迎えました。
ほすい(穂酔)会は米から栽培に取り組み、稲刈り、仕込を経て、1年を通じて酒造りに親しむ、そしてそのお酒を飲んでみんなで酔いしれる会です。穂酔という純米酒を毎年造ります。 今年は総勢29名の方にご参加いただきました。 朝8:00仙台駅前を出発、8:50山形駅を経由して仕込の現場西川町の月山酒造の蔵元設楽酒造店へむかいます。 平年の3分の1もない雪のない西川町、昨年はものすごい吹雪でしたが、今年は2月とは思えない温かい陽気です。 まずは精米所から見学。出来るだけ地元の酒米を使う設楽酒造店。精米機は巨大なものでした。 自動製麹装置を見学したあと仕込前の麹を保管しておくからし場へ。 麹は甘み少な目、麹特有の栗のような香りがします。 麹にふるための麹菌(もやし)の説明にはみんな興味津々。 また今年の穂酔に使用する酵母は、今までとは違い、含み香が強いタイプ。 そちらも興味津々です。 その後3班に分かれて仕込を行いました。 蔵前の田んぼで田植えから取り組んだ穂酔は仲仕込です。 普通はもと(酒母)を培養する小型タンクで仕込ます。1800mlで約300本ほどできます。 蒸米を放冷機でばらす班、運ぶ班、櫂いれ班に分かれてそれぞれ作業を行いました。 みんなの思いをこめた櫂入れと仕込により、約1ヶ月後には美味しいお酒が出来上がる ことでしょう。 その後仕込蔵と搾り場を見学後、きき酒タイム。 大吟醸山田錦35%、純米大吟醸雄町40%、純米大吟醸出羽燦々40%、そして4年前の穂酔(生)をおまけできき酒してもらいました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 昼食はチェリーランドでおそばを食べ、午後の朝日町ワインへ。 日中はコートが要らないくらいあったかい陽気です。 朝日町ワインでは白田さんに説明してもらいました。 大手メーカーに納めていた酸味の強いワインから脱却、30年前よりそのままでも 美味しいワイン造りに取り組んできました。 ワイン造りは良質のぶどうが一番。生産者と品質の向上に取り組んだことがここの ワイナリーの品質向上の決め手となったところです。 貯蔵蔵の脇にはブランデー用の蒸留器がありました。なかなかお目にかかれるものでも ありません。 白田さんの軽快な方言なまりのトークは最高でした。 特に試飲コーナーのワインについて「全部飲んでいってください!」という話は本当によかったです。 時間30分オーバーで帰路へ。とっても有意義な一日でした。 あと1ヶ月で今年の穂酔が出来あがります。さてどんな味になるでしょう?? 楽しみです。4年目の穂酔、10年間しっかり保存して、みんなでのみくらべしたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 17, 2009 12:13:35 AM
コメント(0) | コメントを書く
[日本酒、酒蔵めぐり] カテゴリの最新記事
|
|