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カテゴリ:週末山暮らし
気温がぐっと下がった10月の下旬、 白いフワフワしたものが空中にたくさん舞う。 「雪虫」だ。 まさに粉雪が舞いはじめたような光景。 この虫が舞うと 「ほらね、こんなふうに もうすぐ雪が降りますよ」と わざわざ教えに来てくれたのかという気持ちになる。 粉雪を手の平に受けるように 雪虫を手に受けてみた。 羽の下にフワフワした白い飾りをつけている。 このフワフワがあるから どこか虫らしくない風まかせの動きになるのかしらん・・ 雪虫が何者なのかネットで調べてみた。 雪虫は俗称で本名は トドノネオオワタムシとうアブラムシの一種だそう。 「トドノネ」が示すとおり、夏から秋にかけては トドマツの根の汁を吸いながら生活しているが、 初雪が降る数週間前に他の木に一斉に引越すんだそう。 この雪虫の舞いはその引っ越し風景なのだそうだ。 北国の人には当たり前の 季節を知らせる虫の一つなのだろうけど 私はこちらに来るまで雪虫を知らなかった。 雪の姿をした 冬を告げる使者「雪虫」とは なんとロマンチックだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.10.24 10:47:48
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