●画像●チョイ悪おやじの本
「パスタとワインと豚のシッポ」というパンツェッタ・ジローラモさんの本を読んでいる。訳したのは奥様の喜久子さんだけど、読んでいる最中、あの「チョイ悪おやじ」のジローラモさんに始終耳のそばでイターリア語をまくしたてられているような錯覚がするのが面白い。それって イタリア語をわざとそのまま残した翻訳のせいでもあるけれど彼はすごーい個性的!ということでもあると思う。その彼がピッツアについて8項目、3ページに渡ってうんちくを書くくだりがある。1. ピッツアはベンコット(よく焼けている)でなければならない。2. ピッツアは・・でもさんざん書いたあげく最後に 話を聞いたくらいでわかることじゃないのだ。 何年も何年もナポリでうまいピッツアを食べて ある日どこか他の土地へ行ってピッツアを食べて 「ギャッ なんじゃこりゃ」っていう経験をした人しか わからないことなのである。だって。ぎゃふん!でもジローラモさんの気持ちはよくわかる。食文化ってそういうものだ。