Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

約1年ぶりに、ドイツでの心の友コッコを訪ねてテュービンゲンという街に。
ネッカー川沿いにこぢんまりとまとまった、学生の多い小さい街である。

大きな駅で乗り換えて、RE（鈍行列車）に1時間がたがた揺られながら森の景色などを堪能したり船をこいでみたりしてる間にあっというまに到着。

水のある街。やっぱりステキ。
1年前はここでSchneechen姉さんとも会ったんだ～。懐かしい。

今日はなんとかアルバイトも休んで1泊できるように予定を合わせたのだけど、良かったな～。
久しぶりにゆっくりと休めた気分。
お昼15時に到着して、コッコに会うやいなや挨拶もそこそこに
「天気が良いうちにビールを！！！」
と、ネッカー川沿いのビアガーデンに直行。
この日は本当に天気が良くて、秋晴れの屋外テラスで暖かい風を感じながらビール！ビール！！
パラダイス。

年齢も同じ、地元も近い、同じ年に渡欧ということで不思議な縁で今でもつながっているコッコとは最近めっきり会えなくなったけど（彼女が引っ越したから）、本当につながるべき人とはどんな形でも縁が切れない。
二人で会ったときにはとっても美味しい食事をしよう！というのがいつしか暗黙の了解になっていて、今回もビアガーデンで夕食の献立を相談。
彼女のドイツ人ルームメイトでベジタリアンの友達も一緒に食事が出来るように、ナベをしよう！ということに。
ベジタリアンだが鶏肉は食べるらしい…ということで、鶏つくねも投入。
ドイツには鶏のひき肉が売っていないので、鶏胸肉を買ってきて、家でつぶす。
あとは白菜、長ネギ、にんじん、きのこ、豆腐と野菜たっぷり。
即席味噌ちゃんこ鍋にルームメイト感涙。
付け合せは、わかめごはん。
あああ幸せ。

そして更に飲む。今日のお酒は、ナベに合うかどうかはともかく…この時期にしか飲めないNeuer Wein（Federweisser）。
新しいワイン、という意味で、ぶどうジュースからワインになる過程の今まさに発酵中というまだアルコール分が少ないワインのこと。まだ甘味が強くて、ほとんどアルコールは感じません。
がぶがぶいける。ドイツでは本当はこのNeuer WeinとZwiebelkuchen（玉ねぎケーキと訳されるけれど、実際玉ねぎのキッシュのようなパイ）を一緒に食べるのが旬なのです。

ナベ食べて、ワイン飲んで、デザートも食べた後はこうなったらとことん贅沢三昧！ということで、映画館へ。
ずっと観たかったいとしの彼の映画、観ちゃいました。（詳細は次の日記）
安い贅沢だけど、これ以上の安らぎはないね。リラックス。
行きたいときに映画館にさえ行けてなかったんだわ、と気づいてそれに愕然としてしまった。なんと1年以上ぶり。

映画から帰ったあとは、たわいもない話でまた盛り上がり、オンナ二人の夜は更ける。
次の日は、朝からMetzingenというところにある大きなアウトレットモールを覗いて帰途に。

友達、映画、食事、お酒、お買い物。
凝縮された幸福でした。