応急手当て講習会
昨日久しぶりに飲んだビール0,5Lがずしんと腹に響いて、朝起きられなかった。たったの0,5Lなのに・・・・ビール、お腹が一杯になるから久しく飲んでなくて、やっぱりあまり好きじゃないという気持ちを新たにする。やっぱりワインの方が気持ちよく飲める気がする。そんな感じでぐだぐだしてしまい、すこしお稽古もしたものの乗り切れず。今日は昼からErste Hilfe Kurs(応急手当ての講習会)に行かなければならなかったので急いで支度。ドイツでは免許取得の前に、この講習会に参加することが義務付けられているので。昼の3時から、夜9時半までみっちり。一緒に免許をとっている友人と一緒に講習会の開かれる部屋へ入ると、17歳そこそこのヤング数人とやったらガタイの良いおっさん達が数人。目つきわるっっ。そしてソコヘ現れた私たちアジア人ふたり(20代女)・・・なに、このメンツ。ヤングはもちろんはやばやと車やバイクの免許を取る子たち、そして目つきの悪い刺青のおっさんたちは大型車の免許をとる未来のトラック運ちゃん軍団だった。しかも今日の講師、どこからどうみても疑いようのないオキャマちゃん。濃いよ、濃い。先生のマシンガントークを居眠りこらえて必死に聞いてるふりして、先生より更にしゃべくる運ちゃん予備軍のイタリア人のおっさんの声でまた起きて、ゴム人形相手に人工呼吸の演習とかもしっかりやらされて・・・・ゴムの人形(上半身だけ)に向かって、駆け寄る。肩を押さえてかるく揺さぶりながら「Hallo,hallo??h?ren Sie mich??!!(聞こえますかっ?)」「息が、ない・・・」気道を確保、鼻を押さえて口から思い切ってゴム人形に誠心誠意を込めて2回息を吹き込み、その後15回の心臓マッサージ。もう一回!さらに、もう一回!!「息が戻りましたっっ!」という流れを一人ずつ皆の前でやらされるのだ・・・別にそこまでリアルに再現しなくてもよさそうなものを、けっこう私も皆もなりきって律儀に呼びかけるところまできっちりやってしまった。一人の男の子なんて、ゴム人形に向かって心をこめて、目までつぶって人工呼吸しておった。迫真の、演技。目のテストもしたけれど、私は裸眼で最高点を獲得し(コンテストじゃあるまいし)まったく問題なし!視力、いまだにおとろえず。高校時代から左右1,5の目である。最初はなんだか運ちゃん軍団の刺青とかにビビってかしこまってたけど、ペアになって練習などするうちに皆の中に奇妙な連帯感が生まれてくるものだ。限りなく面倒くさい講習会だったがそれなりに面白かった。帰りは最近はまっている、近くのタイ料理屋インビスでいつもの炒めフォーを。これで3日連続皆勤。免許取得へも、また1歩前進っ。