Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

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• 自然食ビュッフェ

  すべてオーガニックの野菜でメニューが作られたベジタリアンのレストラン（というほど敷居は高くない）へ行った。あれね、何が違うんだろう。土がいいんだろうことも分かるしおそらく無農薬なのも聞いたことはあるが、なんせ普段真っ向肉食族を自認し,食えりゃーいいんだ的すさんだ生活をしているので、久しぶりに美味しい野菜を食べて感動した。ドイツだけあって、オーガニック自然食といえども油が多用されており、これは体にゃいいんだろうが、ダイエット食ではないなとまたひとつ知識をふやし、〆にケーキ（これもまたオーガニックのベリー類が美味かった）とコーヒーで大満足。満腹になり、夜は粗食だと決心したにもかかわらず、米と卵焼を食べたあとどうしてもお腹が落ち着かずに柿の種一袋完食。はあ・・・・・出てゆく腹。ぽっこりさんと呼んで下さって結構（涙）首が、痛い。いつになったら、私の中の憑き物はポロンと落ちてくれるのでしょうかね。神頼みより努力しろっての・・・・

  2005年04月27日

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• Ocean's twelve

  昨日、水泳へ行ったあと冷やしたのか、調子よく逆立ちしたあとに（っつうか、家で逆立ちなんかすんな）首を痛めた。一晩寝たら治るでしょうと思ったのが間違いで、寝違えたように筋がおかしいこの首、痛みは増すばかり。暖めたらどうだと温タオルをあててみるも、効果なし。どうも首の筋違えは「日にち薬」しかないらしい。くそう。。歩いても座っても笑っても痛い。だれかに話しかけられるたびに体ごと半分動かしてぎこちなくしゃべる私、まるでロボット。首が回らないだけで「なんでやねん！」と全力尽くしてツッコミさえできないんだから。アア不便だ。1日過ごしてるうちに、本格的に首から頭、背中両方向へと痛みは広がる。一時期の「毎日夕方吐き気」騒動はおさまったけど、今度はこれかいっ。体が言うこときかないって悲しいのさ。あいかわらずうちに泊まっている友達とまたDVDを借りてきた。相変わらず豪華キャストの「Ocean's twelve」ストーリーはまあ「～イレブン」と似たり寄ったり。続編なだけにパンチが弱いか？けど、テンポ感があるし音楽もわりと好み。今回の舞台はヨーロッパだったので、古い町並みとビート音楽が合ってスタイリッシュだったな。キャサリン・セダ・ジョーンズが美しかった。この人、見るからに悪女くさくて本当はそういうのあまり好きじゃないんだけど、CHICAGOを観てからなんちゃってファン。美しい。なんか、今自分の中でガッツがゼロ。やる気が停滞しているというか。ふとした瞬間に、とてつもない絶望感とか（なんかオーバーやな）何でもどうでもええ感とかに襲われて、それが怖いのである。外国でこういう症状って、つくづく危険だ、危険。ベッドに横になるのも一苦労（なんせ動くと首にくる）で、ヒイヒイいいながら寝た。

  2005年04月26日

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• アスパラづくし

  さて、大学へ行く。サボる気満々だったのだが、すっげえ有難い「友」ダニーくんが実力行使に出てありとあらゆる手を使って私を怒りのあまり起こすことに成功し、（「起きろコラ！学校いけ！」とドアの向こうから枕投げられた。怒）しかしそのおかげでやる気のなさから貴重な授業1回分をみすみす捨てるようなまねをしないで済んだ。感謝しておこう、友だちに。今日は午前中でオワリだったのでふたりでプールへ。公正なスポーツマンシップにのっとって、「友人サービス」などかけらもなしに私は一人で水中眼鏡を占領しつつもくもくと1,5Km泳ぐ。気持ちいい。今週は3回くらいプールに行けるかしらん。夜、もうすぐドイツを後にするであろう友に今しか食べられない旬の味覚、白アスパラガスを食べて欲しくて料理することにした。すでに友が夜のメニューを考えて買い物までしてくれていたのだけど、コレ食べなきゃあんたがドイツに今いる意味ないよ、くらいの強引さで白アスパラもメニューに入れた。アスパラを茹でて、ハムで巻いて、今日は溶かしバターソースを。（白いクリームソースでもバカ美味い。）プラス、友がグリーンアスパラガスのサーモン巻とクリームソースのニョッキを作ってくれたのでアスパラづくし、付け合せもイモでばっちりであった。白アスパラを食べるたびに、「これで何度目のドイツの春なのかなあ」という感慨に浸る。3年前はタマ氏と一緒に初めての白アスパラの味に感動した、一昨年はひとりでアスパラを茹でながら遠距離中の相方にも食べさせてあげたいと思った、去年は大学や本番前のストレスでアスパラガスの季節のことにさえ気づけなかった、そして今年、本当なら遠くに暮らして白アスパラの味なぞ知らなかった古い友人とドイツの春の味を感じる。白いアスパラガスは、間違いなく毎年まっさらな春を運んでくるのだと思う。

  2005年04月25日

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• 涙腺刺激映画？

  予告どおり、暇で暇でしょうがない週末さらに日曜日、やっぱりともだちとグダグダDer Herr der Ringe　3　（Eng. the load of the rings 3)をみた。最終章。なんせ、うちにはタマ氏からクリスマスプレゼントにいただいたLOTR全巻（3本、ノーカット版で1本につきDVD4枚、計12枚の豪華セット！）のDVDがあるので、いつでもどこでもLOTR状態。それでも一話が長いので（最終話なぞ4時間もあるよ）、なかなか一人で気軽に観ましょうということにはならず。でも今日は友達もいるし、ほかにすることないし（また雨）、更にその友達がLOTRファンと来たら観るしかないだろ、うん。何故か、涙腺刺激されまくり。もちろん壮大なアドベンチャー映画三部作のオオトリ最終話で盛り上がらないわけがないが、これまたなんとも憎い演出が、泣かせる。憎いっちゅうか、恋、愛、友情、正義、誇りエトセトラ・・・が上手い具合に迫ってくるもんで、それがまた今日の気分にぴったりだったというか何というか。自分でも分からないけれど、最後の30分声張り上げてオイオイ泣きっぱなし。ああ、なんでだろう。けど映画の感動って、その時は思いっきり心の琴線にふれるなりなんなりして泣いたり感動したりするんだけど、席立って映画館を出るとまたそれなりにテンションがフツーに下がってゆくのがオモシロイ。ある意味、お手軽で気楽だよなあ。今日も同じように、オイオイ泣きじゃくったけどテレビを切ったとたんにパッと普通の状態にスイッチがかわり、何食わぬ顔でドーナッツなんかを作ったりして、何食わぬ顔で友達と呑んだり食ったりした。ひとの人生って、生きてるだけでもうじゅうぶんドラマチックであるな。

  2005年04月24日

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• DVDと中華

  ともだち達とブラブラ遊ぶ。まだこっちにいるコッコと、ルームメイトSebが暇だというので私の友達もいることだし、4人でうちでご飯を食べることにした。ダニーさんが中華スープを作るのに、どうしても鶏ガラからスープの出汁を取りたいと主張するので、鶏１匹丸ごと購入。骨から身をはずす面倒くさい作業は彼に任せて、私はサクッと飯炊いたり野菜切ったり。普通、ガラ（骨）がいるからってその理由でトリ買わんだろと思いながら、‘残った’肉の部分で鶏から揚げを作った。醤油と酒で下味つけて、しばらく寝かせてから塩、こしょうそして片栗粉とあえて揚げる。揚げてる間にネギソースを作る。これがまた、あま酸っぱくて美味しい昨日の残りのマリネときゅうりの漬物も添えて、ダニー特製中華スープも完成し、ご飯も上手く炊けて文句なし中華の食卓。その後4人でビールのみながらDVD鑑賞。‘mein Leben ohne mich’(Eng. My life without me)夫も子供もいる23歳の女性がガンを宣告され、残りの人生（数ヶ月の余命）を意思を持って生きるという映画。好き嫌いがあるかもしれないけれど、私はわりと好きだった。音楽と映像が素敵だったし。不思議な空気感ただよう映画だった。もう一つ観たのは、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの‘vergiss mein nicht’(Eng. Eternal Sunshine of the Spotless Mind)このふたりの他にも、LOTRのイライジャ・ウッド（フロドのね）とかスパイダーマンのキルスティン・ダンスト等も出ていてキャストは超豪華。ストーリーも他のものとは違って、喧嘩別れした彼女（ケイト）が自分の記憶を消去したことを知った主人公（ジム）が自分も彼女をの記憶を消そうとするけれど、・・・というやつで、話も別れたシーンから出会いのところへ向けて時制が逆行してゆくのだ。夜中に疲れた頭で観てしまったからか、話についてゆけず乗り切れなかったんだけど、ジムキャリーってこういう役も上手いからすごいよな。今の私にはところどころ「ぐぅ」とくる部分もあり、これも好き嫌い分かれるだろうとは言えおもしろかったと思う。ま、1回見終わったあとには「何じゃこの映画！？」的なノリもあったんだけどね。コテコテの恋愛映画は避けて本当に良かったよ。敢えてヒューマンなチョイスにした今日でさえ、そこここのシーンで自分とシンクロさせてはうっっとかなる自分に疲れた。明日はダニーっちとLOTR最終巻観てやる。やっぱ、壮大アドベンチャーだぜ！

  2005年04月23日

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• 友達週末再び

  どかーんと落ち込んでる日記のあとに書きたくなかったので、新規でこの日記は投稿。そんな心の膿は溜まっていても、楽しいことだってある。この「楽しい」ことに素直に眼を向けられるようになってきたのは確かに進歩なのだと思う。楽天ともだちのfgrさんからなんとずっしり重い小包が届いた。何だろうと開けて見るとこれがまた強烈に私を持ち上げてくれるような本2冊。海外で日本語を見るだけで気持ちが楽になる、ってことを分かっててすばらしいツボを押さえたプレゼントだった。小躍りしたよ！fgrさん、ありがとーーーーう。それから今日は私のブックマークにもあるご近所Naoさんと久しぶりに再会して地元の「春の祭典」へ。（春の祭典っちゅうほど豪華なもんでもあるまいが、直訳するとこうなる・・・街の中心に屋台等が出て、そこでドイツビール片手にソーセージ食って春の到来を祝おうぜという祭り）にゃーごさんも合流し、まず軽く昼食を取ったあとにあまりにもお天気がいいのでオープンカフェに座って日を浴びながらカフェタイム。この春になって一番暖かかったのではないかしらん。日差しがすでにギラギラだった。気持ちいいーー。“オキャマの方々のバイタリティと魅力、さらにどうしたらそんなオキャマの方々とお知り合いになれるのか”という白熱のディスカッションを繰り広げ、日差しも存分に堪能したところでお開き。何をしたわけでもないのにちょっと疲れてしまい、眠くなってきたところに（まだ夜7時・・・）なんと引っ越して以来連絡がなかったコッコからTEL。「いままた元の家に戻ってきてるよーーー！」とのことだったので、すっごく嬉しくなって速攻会いにいく。彼女の元WGはゲストが多くてキッチンに入れそうになかったので、本当に久しぶりに私の家でふたりで夕食をとることに。昔は頻繁にあってこうやって手際よくご飯を作って食べていたのだけど、彼女にも彼ができたし私もなかなかそういう気分になれなかったのもあって本当にご無沙汰だったんだけど、楽しかった！パプリカのマリネとペンネのマッシュルームピーナッツソースあえを食す。誰かと食べると食欲も倍増。今日は週末だしね、とふたりで景気良く赤ワインを開けて、さらにオリーブとチーズのおつまみも抜かりなく準備してまったり呑み体勢に突入。ああ、幸せだ。何故か‘呑みたい’欲望がふつふつと沸いてきて、ウンヶ月ぶりに本当にたくさん呑んだ。今までは飲むと悲しくなったので、自制していたんだけど。夜0時前ににゃーごさんが「やまんちゃん、疲れてない？」と心配の電話をかけてきてくれて、それと同時に玄関の呼び鈴がなったと思ったら1週間前までうちにいて、その後ドイツ以南を放浪してたらしい中学ともだちダニーっちがまた登場。元気ないのさー、とメールしたところ、帰りにまた寄ってくれたとのこと。ううう、ここまで皆にしてもらって涙がちょちょぎれないわけが、ない。にゃーごさんがいなかったのが残念無念！でもしばらく3人でウォッカオレンジをあおり、コッコが「明日バイト～・・」とふらふら帰った後も1週間ぶんの積もる話（ネタ、とも言う）でダニーくんと盛り上がり、夜中の3時から「指輪物語、観ようぜ！アラゴンのように、生きようぜ！！」とLOTRエクステンディッドエディション（ノーカット版）DVDをバックミュージックにまだ呑んで、久しぶりにただのヨッパライと化して眠りについた。そのツケは確実に調子の悪い肌と翌日の体調に回ってくると分かっているのに、とりあえずそのときの楽しさを十二分に満喫した。それで良ーーし！みんなに本当にありがとう。気分いいついでに昨日購入靴第二弾も載せちゃおう。サワヤカ夏女がテーマよ。

  2005年04月22日

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• 欧州“かぶれ”生活

  昨日からなんだか気になっていた顔の荒れが、ひどくなってきた。バイト中、トイレにいって手を洗うときにふと自分の顔を見てぎょっとした。なんか顔面全体がうす赤くただれている感じ。そこまでひどくないし、かゆくも痛くもないのだが、バイト仲間の子にも「なんか、顔大丈夫？」などと聞かれる始末。そうこうしているうちにも赤みはだんだん増してきて、顔全体にも広がってきて、ちょっと何かおかしいよね、ということに。バイト仲間（韓国人・♀）は「これ、食べ物のアレルギーじゃないの？もしかしたら胃腸が弱ってるのかもよ」と言ってたのだけど、原因いまだ分からず。プールの塩素の所為ではないかと思ってもみたり。ガンガンに塩素臭いからねえ。それにしても何だろう。特にまだ医者には行ってないんだけど（一回食中毒をポップに「薬疹」と誤診されて以来信用度がた落ちの皮膚科）、規則正しく適量を健康に食べていたらまた治るのかしら、と思ってしばらくそれでやってみようかな。体のトラブル、皮膚のトラブルはやっぱり「一応」女性なので軽くへこむぜ。。半年前の何かに取り憑かれたような悪夢のジンマシン生活の再来にだけはなってほしくないもんである。・・・食事、胃腸うんぬんの前に精神的ストレスが実際あるのは否めないのだけど。昨日も夜中にタマ氏と電話して、せっかく1ヶ月かけて一定の心の距離と冷静さを保てるように努力してきたものがまた一気にガラガラと崩れた感じ。付き合っていたときにはいろんな意味でお互いに自分を見せすぎて、最後のほうなんぞそれこそいつ話しても心はギスギスで、そんな所から一呼吸おいてお互いをまた‘ひとりのニンゲン’として尊敬し、尊重しあっていく為に「別れ」という形を取ったのだ、と私もタマ氏も理解しているし、そのために努力はしてきたけれど、なかなかどうして感情というものはそう簡単に浄化されないもんである。タマ氏はともかく、感情が先に立っていつも先走る私はまたしでかしてしまった。ぐじゃぐじゃになりながら気持ちを吐露する私を受け止めなければいけない責任はもう彼にはないんだけど、やっぱりそう簡単に片付く話ではないし、口論の発端のタマ氏の発言はともかくとして、その後の私の話を辛抱強く聞いてくれて、また多分理解もしているだろうタマ氏にまた甘えてしまった・・・・いっつも、アタマから突っ込んで、結果玉砕。そんな感じ。こんなんでも日々前に進んでいると言えるのだろうか。はなはだ疑問が残る所ではあるのだが。天気がじょじょに良くなってきたことだけが、今の所の救いである。

  2005年04月22日

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• 水を得た魚

  贅肉滅亡計画。プールへ行く。私、昔から運動神経が悪くて跳び箱とばせりゃ見事に尻から着地（しかも跳び箱の上に。）、マット運動させりゃでんぐり返ったその先はマットじゃなくて体育館の板張り、ハードル競争させりゃ飛んだはしからハードルを‘倒しながら’ゴールに到達（実際50Mのハードル走で2つかそこらしか倒してないのに、いつのまにかうわさに尾ひれがついてハードル全部倒して血眼で走ってたやまんで有名になった）・・・でも、でも、こんな私でも水泳だけは得意だったの・・・水に入ると体がふわっと軽くなるというか、なんか自在になる感じがして好き。水の中だと周りの騒々しさも聞こえなくなるし。とにかくとっても泳ぎたい気持ちだったので、またしてもにゃーごさんを誘って泳ぎに行った。今日はリラックスの水泳じゃなくて、本格的に競泳用水着とゴーグルも準備してムキムキ泳ぐ気満々で！途中休憩しながら、1,5Km泳ぐ。こちらのプールはだいたいどこも50ｍで、日本のようにせこせこターンしなくていいので嬉しい。やっぱり体は動かさないと駄目だよなあ。泳いでいる瞬間というのは本当に水と自分に集中してればいいので、俗世界のいろんなごたごたが一挙に遠くなってゆく。あ～れ～～。これからも時間を出来るだけ見つけて水に入ろうと思った。心地よい疲れである。水泳から帰ってきて、それこそ気持ちの良い空腹感に我慢できなかったわたしとにゃーごさん、マーボー丼とイチゴのミルフィーユを作ってすごい勢いでがっついた。マーボー丼とビールが合うんだよ、これがまた！・・・・贅肉滅亡計画、企画倒れ。1,5Km水泳、ただの気休め。「豆腐だしね！カロリー少ないしさあ！」とか明るく言いながらお代わりする二人の姿がいじらしかったぞ。

  2005年04月19日

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• 低空飛行なりに

  いつからこんなに朝に弱くなってしまったのだろう。まだ日本でちゃきちゃき学生していたときは当たり前のように毎朝6時40分にはサクッと起床し着替えて飯食って学校に通っていたのに、ドイツ生活の所為か、はたまた大学生の怠慢さか、なかなか朝起きられなくなってしまった・・・今学期の自分の履修スケジュールを眺め、9時半からの授業を「はやっっ（吐）」と思ってしまうわたし。大学までチャリで3分だっつーの！8時間寝ても、まだ足りない・・・と感じるなぞふとどき極まりない。しかも、今日はしつこく二度寝、三度寝をくりかえしてやっと起き上がってみると、昨日しばしへこんだ痕跡がばっちり残っており（まぶた腫れて眼の大きさ普段の半分以下）また朝からへこむ。ぐうう。そんな始まりだったんだけど、実はわりと活動した１日だったりして。大学へ行き、授業にもしっかり出て、昼でも食べに家に帰ろうかというところに友人から電話あり、そのままその子と彼氏も一緒に総合大学の方のメンザ（学生食堂）へ。音大と違ってキャンパスも広いし、ここの総合大学は電気関係の学科が有名なのもあって生徒の３分の２は男子。見渡す限り広がるオトコの気配・・・悪くない、ムフフ。ま、そこで私の落としたハンカチを拾ってくれる素敵な輩がいるわけもなく（落としてませんけどね。）、肉とイモ食をがつがつ食べてまた自分の大学へ。珍しく大学図書館なんかに出没して今学期のプログラムの勉強。その後自宅でお稽古、家事、週末遠征（ウィーン）のチケット購入とかもこなしてさらに教習所の授業にまで行った。さすがに教習所では半寝であったが。う～～ん、書くと更に満足。てか、これが普通だよな。うん。寝不足気味で朝が始まったので一日中眠かったのだけど、ロウテンションなりに一日を無事に終えることが出来てうれしい。明日もいいことあるかしらん。寝てる間に腹の贅肉が消えてるとかさ。

  2005年04月18日

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• 体重に翻弄される

  今日、久しぶりに体重計に乗ってみたらこの1週間だけで２Kgも増えていた。うぎゃあぁぁ～～。せっかくウン年前（渡独当時）のジーンズがまたはけるようになったと密かに喜んでいたのに、再びタンスの肥やし軍団に出戻りへの日も近いと思われ・・・どうにかしなければ。気ばかり焦ってまた食う。アンタのすばらしい料理のラインナップを恨むぜ、友ダニーさんよ・・・やっぱり病気で痩せたモンなんてはかないもんで、こういう風にすぐ戻るのだ。分かっちゃいたけど切ないね。くう。プールにでも行くか・・・サウナで汗出してみるか・・・はたまたウォーキングにするか・・・嫌だね、こういうことでいちいちへこむの。（けど実際大問題）強い精神と不屈の根性でとりあえず2Kg痩せるぞ。←ちんまりとした目標今日は働いた。ミッション＠独逸で免許をまた再開せねばならんので、そのためにはまずお金がいるのよ。バイト先にここ最近わりと癒されていることに気づく。以前は働きながらも「彼から電話ねーよ・・」とか「はやく帰宅して電話しないと・・」とかしょうもないことを考えていたりしたので、他人との会話を楽しみ切れなかった部分とかがあったんだけど、今そういう普通の世間話とかに爆裂にホッとするときがある。そうして、ああ癒されてるなあという感覚を感じているくせに、「やまんちゃんなんて、まだ若いしさ！とっとと忘れてもっといい恋愛できるに決まってるわよ！」とかいうことをいかにもポップに言われたりすると、またいきなりそれにへこんだりするのだ・・。ニンゲンって、都合よく出来てるよなあああ。昨日まであんなにリラックスしてたのに、ダニーさんとかにゃーごさんとかがいなくなって一人になったとたんまた肩とか心臓のあたりがきゅっっとなる。とりあえず、常に何かをしているという状態をつくる努力しかないということか。けっこう一人遊びとかもできる人だと思っていたけど、案外わし寂しがり屋さん？・・・ぶ！と、そんなことでぐずぐずへこんだね、しばし。不貞寝じゃ不貞寝！いい夢みたる！（と言える位にはなってきたところで自分を評価することにする。）

  2005年04月17日

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• 友、去る

  竹馬の友ダニーさん、重い腰を上げやっと次の目的地へと出発。昨晩は朝の4時まで食ったり飲んだりしゃべったりしてたので、朝起きるのがやっとでダラけたパジャマ姿のままで「ほなまたな～～～」と送り出すのが精一杯だった・・・すまん友よ！けど、あと1週間ちょっと南ヨーロッパを放浪したあとにまた北上するらしく、もしかしたらまたちょっとここに寄るかもね、と含みを残して去っていった彼・・・わたしももう少し、‘明日は明日の風がふく’的に生きてみようかね、と思わせるようなナイス脱力感。それにしてもこの友人には本当に感謝あるのみ。少し自信が戻ってきた。どんなに辛くても、前向きになれなくても、じぶんはこんな風に大きな声で心から笑えるし、それを共有できるともだちがいる。そこに義務とか責任とか、そういうものはまったく関わってこなくて、それでもどうしてこんなに心がつながっている感じがあるのかというと、それはともだちだから。というそれだけの事なのだ。本当に、ただそれだけ。幸せだとおもう、わたしは。こんな友人達に胸を張って「わたしは、自分の毎日を生きているよ。」と言えるように、一歩一歩前に進みたい。

  2005年04月16日

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• 登山のススメ

  にゃーごさん（昨日あたりから癒し合宿＠やまん家に参加中）とダニーさんと私で山へ。・独逸の「黒い森」を見たいというダニーさんの主張・ストレス発散させるためにはタバコなんかでなくて山のきれいな空気がいいというまたもやダニーさんの主張・にゃーごさんが気合を入れて買ったのにまだ1度も使ってない「黒い森パノラマハイキングコース」のガイド地図の活用・食いすぎてるのに動いてないという葛藤を少しでも軽減させたいという私のある意味無駄な抵抗というそれぞれの思惑にぴったんこな感じの企画である。ポップにおむすびなんかを携帯していざ黒い森へ。市によって整備されたこのハイキングコースはいくつか道があって、初心者用のハイキングから本格的な登山道まで揃っているし、街中からも入りやすくなっているので気軽に森林浴を楽しむ感じでけっこう人気があるとみた。私たちは、その中でも「パノラマコース」という聞く感じのどかで気楽な「森歩き」程度のコースを選んで陽気に歌などくちづさみながら散歩を堪能するポップな気持ちで森に入っていったんだけど、なんのその。これ、正真正銘の「登山」なり。最初は調子よくヨーデルなんかを歌える気力もあったものの、森に入るにつれてだんだん勾配はきつくなってくるわ、足元悪くなってくるわで明らかにコースをしくじった様子・・・・「うーーん、いい気持ち、深呼吸深呼吸」とかぬかしていられたのも最初の30分だけであった・・・最初から登山のつもりで行くならまだ心の準備も出来てたものを、散歩とおもって山を登ることほど「してやられた感」が増してゆくのよ。しかし、インドア派女優と見せかけてワタクシ実は田舎生まれの山育ち。趣味登山の父に連れられて地元の山はすべて頂上制覇してるだけあって、久しぶりに黙々と上ったり下ったりをこなすのも悪くなかった。それに、パノラマコースと称すだけあって、やはり上から見下ろす下界の風景はさすがに絶景である。それに季節は春、木々は青いし花は芽吹く。マイナスイオンを浴びて、汗をかいて、おむすび食って、なにやら無性に腹の中から「VIVA自然～～～～っっ！！」と叫びだしたいほどであった。心がしんどい時に体を動かすっちゅうのはやっぱりいいことだねえ。にゃーごさんもダニーさんも楽しんでいたと思われる。特にダニーさん、さすがアフリカ帰り・・・わたしらとは明らかに体力に差あり。それはそれは嬉しそうに自然の中で排泄行為（小のほう）を敢行したのち「マーキングしてきた。」と私たちに報告するので、アンタはイギリスと日本のハーフじゃなくて、ニンゲンとサルのハーフなんだろ本当は！と深～～く思った。ジャングルブックだよ、あれは。それにしてもああ、春だよ。日本の学校のシステムが春から始まるっていうの、本当に悪くないとおもう。春にはすべてがまた始まってゆく。ハイキングのつもりで家を出たため水を持っていくのを忘れ、へろへろになって下山したあと食べたアイスの味は文句なしに一番であった！！

  2005年04月15日

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• オトコの料理

  最近げらげら笑ってる間に日々が過ぎてゆくので、なんだか楽しい。これはココロのストレッチという名前の合宿生活なんじゃないか。またしても、ダニーさんが料理を作ってくれるらしい。もはや「一家に一人、ダニーさん」状態。なんとも私はお気楽に生きてるだけでいいらしい。至れり尽くせり。「俺のドイツ滞在の使命は、○○さん（わし）を栄養満点の料理で太らせることだああ～～」（手術とかもろもろのストレスで私がすこしげっそりしてたらしい）と張り切る友ダニーのもくろみはハッキリ言って大当たりである。毎日毎日あれもこれも食わされて（いや、有難いんだけどね。）、体重見事に戻った感あり。うう、憎き４Kg増のでっぷり腹・・・・そして今日のメニューはまた前菜・スープ・メインのボリューム料理であるらしい。夕方食料買出しに一緒に行ったのだけど、普段の独逸生活で、私が足を踏み入れたことさえない鮮魚売り場（なぜなら独逸のサカナは高いから）でゴソッと何かを買っている・・・何を作るのか明かされないまま、アレもコレもと豪快にお買い上げ。そしてメインの予定であったらしいオムライスは暇な私が担当することにして、隣で友はもくもくと包丁を動かす。したら、出てくるわ出てくるわ新鮮なサカナ・・・感動だね。何をどうして作ったんだかわからないけれど、とにかくめっちゃ豪勢な魚介類たっぷりスープが出来上がった。うまそーーーー。そして感動したのが前菜で、マッシュルームをくりぬいた中にほうれん草とにんにくをモッツァレラ、フェタチーズで混ぜて味付けし、オーブンで焼いたすばらしく芸術的なモンが出てきた。これまた不味い訳が、ない！！友よ、アンタはすごい。私なんか普通に生活しているとこんなメニューなかなか考えられなくて、結局野菜ぶちこんだだけのスープとかで終わらせたりしてるのに、このあくなき探求の心。聞いてみるとレストランなどで食べた料理を覚えておいて、家で再現してみたりしているらしいんだけど、なかなか心に余裕がないと出来ないよなー。笑ったのが、友の買い物ッぷりとか料理ッぷり。「あるもので、作る」わたしのスタンスに対して彼は「食べるために、買う」のであるらしい。だから、この料理をつくるためにアレ買ってコレ買って、とかするし、そのために2グラム4ユーロ（！！）もするサフランを迷いなく買い物籠に入れちゃったりもするのだ。「ん～～、サフラン・・高い！却下！」とはならないところがすごい。（私は、こうなる）もちろん結果はすんばらしい料理が出来上がるんだけどさ。なんていうか、オトコの料理だよ。作っていても、私はついつい「野菜まず切って、それから生もの切ったらまな板洗わんで済むし・・・うんぬん」とか、「作りながら洗ったら飯食うころにはシンクもキレイ」とか考えてしまうんだけど、ちがうんだねぇ友＠オトコは。ぶつっと切って、入れる！そんで、新しい鍋を、出す！先にサカナを入れるから、野菜切るためにまな板洗う！みたいな。まじまじと友の顔を見てしまった。アンタもオトコだったのね！ていう。とにかく一流シェフ（自称）ふたりの夢のコラボレーションから生まれた料理の数々は文句なしに美味かった（特にマッシュルームの前菜はため息もん）。うまけりゃ何でもいいのだ！！

  2005年04月14日

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• いろんな人がいる

  今日は春日和。あたたかい～。すばらしい～～～～。そして、溜まりに溜まっていたのにずっと後回し、先送りで眼をそらせながら放置プレイしていた面倒くさい事務手続き等の細かい作業を一気にバババッと終わらせることが出来たということにすごい充足感を覚える私。いかに今までグダグダ生きてきていたか、ということだな、これは。相変わらずダニーくんと合宿生活しつつ、久しぶりにアメリカに住んでいるともだちとチャットしたりした。友「コーラスの授業を取ったんだけど、あまりにウザイクラスだったから途中で行くのやめた。だって、コじゃれた黒人霊歌とか歌えると思っていったら、アフリカの遠吠え系ソングばっかり歌わされて、これじゃー人生何か踏み外しちまうと思ったから」とか言っててダニーくんと爆笑した。太鼓とかを伴奏に、メダワッササ！メダワサッサーーーーーッッ！！！とか歌わされるし、しかも学期末には生ライブがあるらしい、そしてドレスは全て自腹で買うらしい。メダワッササじゃードレスなんかじゃなくてむしろカラフルな布のかぶりもんだろ！途中で行くのをやめると成績表に「ドロップ」したというマークがついてしまい、それはあまり見た目がよろしくないらしいんだけど、それでもメダワッササは彼女にとって嫌過ぎたと見た。夜はにゃーごさんが夕食に招待してくれる。しかもメニューは皮も中身もすべて手作りの肉まん＆あんまん！！！もう、ババくそ美味かった。ありゃー55○の蓬莱もその地位を脅かされますぜ、くらいに。肉まん食いすぎで死んでももう悔いなし！くらいに。そして、私とダニー君のほかにもう一人にゃーごさんの友人が来ていたのだけど、この人がまたいちいち面白いのだ。その彼ゲンさん、初めて会った瞬間からこのひと、もしやオキャマ？？的な空気をむんむんかもし出していて、とっても正体不詳。実際はすごく才能あるミュージシャンらしいんだけど、とりあえず彼にまとわりつく空気というかバリアというか、それがすごい独特。抱腹絶倒なネタを繰り広げられている横で、わたしはずっと彼はオキャマか否かを判断しようとしてたんだけど、結局最後にはゲンさんはゲンさんで、ええやんみたいなことを思わせるような個性だった。うん、あれが個性だな。「最近別れた彼から電話がかかってきたんですよ～。」とか話す私をジッと見つめて一言「彼の負けよ、それアンタッ！！」と一喝。「うまくいってたし、振られる筋合いないんですけどね～」には「別れる別れない、好き嫌いに理由なんかないわよっ！」「どうしたもんですかね～～」には「もう、アンタのやりたいようにやりゃいいのよっ。すべて、そのまま放っておきなさい！放置よ、放置！！お兄さんの言うこと聞きなさい、放置よっ！」（お兄さんじゃなくてオネエサンなんじゃないか・・・・？）だってさー。ひゃー。しかも、ただ言い放ってるだけでなく、ゲンさんのその意見の底にはわりと深ーい彼自身の経験とか葛藤とか重いものがガツンとあって、それをこっちはむんむん感じるのである。ズバリ言うわよの細木先生の押しプラス得体の知れない信憑性と説得力っちゅうか。とにかく、ゲンさんはすごかった。帰り道、にゃーごさんのわんぽん（彼女のペット、しかし実はぬいぐるみ）を私とダニーくんが誘拐し、「人質は預かった・・」と脅迫電話をかけたときも、ゲンさんに「あんたたち、そんなことしてたらバチがあたんのよっ！」と怒られたので、私たちの最後の抵抗として「この事件の主犯は○○だ（ゲンさん）・・・」と言ってはおいたのだけど、そんなことではまだまだ彼に太刀打ちできないとみた。にゃーごさんの人質わんぽんは今我が家で昼寝中。にゃーごさん、返して欲しくば肉まんもってやまん家まで来い！わはは・・・・こーんなに面白い夜、家に帰ってメールチェックして、最後のひとネタ→電話につづき、今度はメール（タマ氏から）おいー！と思ったけど、そういや今日の朝私からメールしたんだった。（頼まれていた友人のメールアドレスを送ったんだよ！すでに言い訳くさいけど。ちゅうか言い訳だけど）けっこう大丈夫、と思いきや、次の瞬間ロココ調邸宅の前に設置された噴水なみに涙と鼻水がブァーーーーッッと出てきて、かえってそれに受けた。気持ちの問題というより、これは条件反射だな・・・ブシューーーーッッ！と涙を出し切って、すっきり寝ましたとさ。

  2005年04月13日

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• そういや学生だった

  ともだちが来ているのでしばらくは賑やかな期間限定・ルームシェア生活なのだけれど、そういえば私は本業勉強の大学生なのであった。もちろんダニーさんも大学生なんだけど、休み中だし。ということで、ひとりで布団の中で「行こうか、行くまいか」と葛藤したのち（ていうか、普通に行けよ！）やっぱり自分に勝つ！と気合を入れて朝一の講義の10分前に飛び起き、顔だけ洗ってチャリで疾走。（大学までチャリ2分）わしって偉いぜ～と思いつつ講堂に入ってみると、・・・・・・・・（もう落ち分かるでしょ）休講・・・・・・・・・・・・・・ということで学期始めの気合もむなしく打ち砕かれ、今日という日はダニーくんと町歩き、爆笑トークもろもろに終わっていった。夕食も彼が前菜・メイン・デザートまで作ってくれて、私と更に遊びに来てくれたにゃーごさんはただ食って舌鼓を打ってりゃいいだけで、持つべきものはこういう友達だよなーーーーとつくづく思うえげつない私。ひとに作ってもらう食事ほど美味いもんはないね、フフフ・・・夜も皆で街に繰り出して、薄暗いムードのあるバーで指相撲に興じる。そうそう、この感じこの感じ、というような具合にどんどんいろんな事が楽しくなってくるのであった。この感じはまさしく‘運動クラブの夏の合宿’的なもんだなあ。という結論に達した週明けでした。

  2005年04月11日

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• 来客万歳

  さて、我が家は昨日からお客様。中学校時代のともだちで、今はカナダに住むダニーくん（ワインさんの所でのネーミングをそのまま起用）が遠路はるばるドイツまで来てくれた。彼はお父さんがイギリス人、お母さんが日本人で12歳から7年間日本に暮らしていて、今はカナダが拠点なのだけれど、この3ヶ月間アフリカはタンザニアに行っていて、カナダに帰る前にヨーロッパまで足を伸ばしてしばらく滞在するということらしい。昨日、駅まで迎えに行ったら3年ぶりにあった彼、見事に「無国籍化」しておった（笑）さすがのアフリカ帰り、強烈なネタをあまるほど用意して来てくれる。「急にお腹下してさ～、最初は我慢してたけど、さすがに耐えられなくて病院行ったら、『人糞からのバクテリアにやられましたね～』とか言われた、料理を作ってくれるコックがう○こを手で拭くから、その手で料理した飯食ったらそりゃーやられるよね！俺はちゃんと紙で拭いてても不可抗力だよね～～～～」とか。（ほかにも、「毒グモに噛まれちゃってさ～」とかいうのもあり）もともとカナダでダイビングにトレッキング、ロッククライミングを満喫しているらしいのだけど、アフリカで更に野生児化したらしい。いいぞ、いいぞ。彼は本当に毎日を一生懸命生きていて、まっすぐで、見ていてこちらの背筋が伸びるような健全なこころの持ち主だ。そんな尊敬できる古いともだちと、このドイツの私の町で15歳のときのわたしたちにタイムスリップするような感覚、すばらしい。本当に話は尽きることなくどんどん出てきて、月並みだけれどもこれは心の洗濯なんだなあ、と思う。そういえば、7年前、こんな風に毎日毎日笑っていたなあ。そういえば、わたし、今でもこんな風に笑えるんじゃあないか。ダニーくんにとことん感謝した。1週間ほど滞在するらしい彼と、抱腹絶倒の数日間が過ごせそうである。

  2005年04月10日

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• パーティー週末

  昨日の寄席はなんとか滞りなく乗り切って（と言いつつ、自分の体力の下降ぶりに驚愕したが）、「本番の次の日の30分の練習時間が一番大事、今日の反省をすぐ明日見直すように」との教授サンタ殿のお言葉をヘイヘイホーと聞き流して、一路楽天ともだちワインさんの家へ。今日土曜日は、ワインさんの生誕記念祭である。国際色豊かなルームメイトとからみつつ、昼過ぎまでごろごろした後フランクフルトの街へ。今日はカナダに住んでいる友達がドイツへ来ることになっていて、その彼を駅まで迎えに行った後買い物などしつ皆でまた家まで帰ってきた。パーティーの準備、もりもり手伝いますよ！とかいきまいてたのに、やったことといえばテキパキ働くワインさんの横でくっちゃべってみたり、うろうろしてみたり・・・かろうじてチーズケーキを焼いたくらいか。そうこうしているうちに、夕刻パーティー開始である。しかも、パーティーのメインメニュー「手巻き寿司」。ついこの間まで日本にいたにもかかわらず、ドイツで生魚を見ると必要以上にエキサイトしてしまう！！！しかも、またこの魚が美味かった！！！くうううう。日本人でよかったぜ。VIVA寿司めし！久しぶりのパーティーは、ワインさんならではの暖かくてサワヤカなもてなしで心地よかった。ココロも体も順調ではなくて、なかなか人との会話を堪能できない最近の私を自分でも卑屈だなあ。と思っていたのだけれど、少し頑張って1歩を自分で踏み出すだけでいろんな状況は変わってくるのだな。ワインさん、ほんとうにありがとう！夜遅くまた地元に帰ってきたのだけれど、ひとりではなく友達と一緒に帰る家というものはほっとする。ぐっすり寝ました。

  2005年04月09日

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• 皆がんばるのだ。

  また急に寒くなったドイツ。まったくAprilwetterでござる。ここの4月は本当に天気が安定しない。今日も小雨でなまじ風があるもんだから、寒いのなんのって。しかも風が吹くと雨が横なぐりになって靴も服もびしょびしょだっつーの（怒）まったく、明日の天候が予想しづらいっていうのは困る。ぶつぶつ・・・・そんな中、久し振りに担当教授サンタ氏にお稽古をつけてもらいに遠征してきた。普通なら週1回ペースで会っているはずの生徒と教授の関係なのであるが、何故か2ヶ月ぶりくらいのお稽古である・・・私が日本に行っていたり、私が帰ってきたと思ったら今度は彼がインドなんかに行ってたり。しかも、インドにバカンスに行ったくせに病気になって入院してるし。インドで入院て、えらいモノモノしいんですけど・・・怖くて「どんな病気だったんですかあ？」とか聞けなかった。とにかく、お稽古をつけてもらった。明日は久しぶりの寄席なのである。ここ数ヶ月、まともに人前に出ていなかったし練習もままならなかったので、体力の落ちてること。集中力とか体力そのものの限界が15分ギリギリ・・・・2時間のソロ寄席なんか、今はどう転んでも無理くさい。幸い明日はそのギリギリライン、チョイ出の15分だけだから良かったけれど。体力って、落ちるもんですなー。わたしの仕事は限りなくスポーツに近いカルチャー活動みたいなもんなので、こりゃ数ヶ月かけて体力を戻していかないとしんどいぜ。本当は、4月中旬から2週間スカンジナビアの北極圏へ巡業へ行く予定だったのだけど、この体力なのでキャンセルすることになった。残念。とにかく明日は出来る限り体力温存して、本番15分にすべてを放出する気でいくぜー。そして夜は明日引っ越していってしまうコッコちゃんと夕食。和風ハンバーグとしじみの炊き込みご飯を作って待っててくれた。くう。泣かせるぜ・・・こないだは大人気なくてすいません・・・・彼女のルームメイトたちも本当に楽しい子達で、コッコが引っ越してしまうと私もなかなかそこには行かなくなると思うので本当に残念だ。たのしかった。今生の別れでもないのについ名残惜しくて長々と居座ってくっちゃべる。ああ、これもなかなか出来なくなるんだなあ・・・（なんせ今のコッコ家、我が家から徒歩2分）けれど、彼女の「動け動けパワー」は気持ちよかった。わたしも体力精神力をじょじょに戻してまた前をスッキリ見られるようになるぞう。コッコよ新たな大学ライフに幸アレ。（けど「貴方の彼氏によろしくね」とは口がさけても言わなかったわし。えげつなっ！笑）

  2005年04月07日

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• ドイツでコレに挑戦

  さて、一見ぐだぐだ沈みまくった毎日を送っているかのように見えるワタクシ（いや、実際ぐだぐだですけどさ）。実は、水面下で新たなる野望を行動に移していたのである。その名も、ミッション＠独逸で車の免許を取ってしまおうではないか！ま、そのままのネーミングですけどね。しかもやぶれかぶれ、行き当たりばったりに「何かせな、とにかく何かせな死んでまうわ」的発想から思い立った実はけっこう壮大なミッション。行き当たりばったりなだけに、思いついたら即行動で、ポップに申し込みに行ってポップに契約書にサインし、「いつから授業を始めますか？」と聞かれたので「いつから取れるんでしょうかね？」と聞き返し、「・・・今すぐ。」と言われたもんで、「そんじゃ今から始めます。」なんて言って、お金も払わずちゃっかりその場で理論の授業一回受けてきてやった。フフフ。そして今日は3回目の理論の授業である。そろそろ運転の実習、申し込もうかなあ、なんて。実はドイツ、教習所とは言っても理論のための教室があるだけで、日本のように教習所内に運転できる練習の場所というのがないのである。と、いうことは、実習＝いきなり公道。1回目から、有無を言わせず公道。しかもいきなり理論なしに実習から始めても良いわけで。なんで？！？！いいのか、それで？！はっきり言って、エンジンのかけ方もまったく知らない私がいきなり公道に出ても良いのだろうか？！誰に聞いてみても「あ～～、大丈夫大丈夫。ノープレブレム。けっこう楽しいから！それにノリでなんとかなる。」とか言われるばかり。ノリて、アンタ・・・・・ま、思いつきで決めた割にはけっこう楽しそうな企画であるので、頑張って夏までには免許を取得してやろうと思う。今まで頑張ってバイトして、遠距離恋愛に投資していた分も浮いてくることだし。自分の働いて稼いだ金で一生モノの免許を取る。いいじゃないか。普通のカワイイ女の子なら、これで素敵な宝石にでも投資するんであろうが、そこはやっぱりイカツクいくのだ。というわけで、やまんの「ミッション＠免許取得物語」の幕開け～。

  2005年04月06日

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• ふと思った

  ふと思ったのだけど。ここ1週間弱くらい、朝食にずっとバウムクーヘンを食べている。一切れずつ。元々カットされてるやつじゃなくて、円形になっていて、直径15センチ、高さ10センチくらいのけっこうがっしりした、おいしいバウムクーヘンで、日本から持って帰ってきた。朝食。普段はドイツのパンにハムとかチーズとか乗っけて食べているんだけど、まだパンを食べたくならないし、それにそもそもパンとかチーズとかを買いにいくのがとんでもなく億劫なので、バウムクーヘンを食べている。本当は上品で美味しいバウムクーヘンだけれど、何日も食べ続けているうちに美味しさ感覚が麻痺してきた。けれど惰性で毎朝少しずつカットして食べてしまう。で、今。昼食をつくるのも億劫で、朝に続いてまたしてもバウムクーヘンを食べた。気分が悪くなってきた。だいたい、バウムクーヘンってカロリーどれくらいなのかしらん。やはり「ケーキ」と名のつくものゆえ、朝、昼つづけて食ってたら、そのうちに他になあんにも食べていないとしても、太ってゆくのかしら。病気とかで数キロ痩せて、不健康な痩せ方ながらもやっとドイツに来た数年前の体重にまた戻りかけているので、ストレス太りとかなんとかでまた醜く腹のまわりの肉を確認するのだけはごめんなのである。ついでに言うと、めちゃめちゃ不謹慎ではあるが、この体型を維持して近い将来また会うことになるであろう元相方とか、久し振りにあうクラスメイトとか、そういう人々をぎゃふんと言わせてやりたい。そういう不健康な動機では多分どうやっても駄目だね、ハハハ。バウムクーヘン、やっぱり駄目かね。

  2005年04月05日

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• なんだかさあ

  今日は肌寒くさらに小雨。また気持ちが天気に左右されだす。底の底で這いつくばって泥をなめまわしてた感じの1週間前からは確かに少し浮かんできたような気がするんだけど、それでも朝起きぬけにバーーッッと駆け巡るマイナス思考と被害妄想の波からは抜けられず。これが夜なら分からないでもないんだけど、なんで朝なのかねえ。朝起きて、これから1日が始まると思った瞬間が一番しんどい。しかし、昨日の夜また驚きのニュースが。ここドイツの地元町でのココロの友、コッコが急に引越しすることを聞かされ。この日記にもたまに出ていたけれど、日本のドイツ語学校で知り合って、同い年ということから意気投合、また同じ時期に渡独して、更に偶然コッコが私の住んでいるこの町に引っ越してきて大学へ行き始めてからは支えあい、励ましあいながら数年を過ごしてきたコッコが何故に引越し？「やまんにはまだ言ってなかったけど。」と、今週末にはもう家を引き払うことを伝えられた。ちょっとそれ急すぎるって、と混乱したのだけど、確かに彼女はずっと専攻を変えたくて、いろんな大学に応募していたので今回やっと一つの大学から合格通知がきたんだという。出来ればこの町の今までと同じ大学で専攻を変えたかったのだけど、そこは残念ながら合格しなかったらしい。寝耳に水とはこのことだ。彼女もこの2週間、私が限りなく嫌う彼氏P（まだしつこく言うなんて大人げない私！）、さらに彼女のルームメイトも一緒に日本へ遊びに行っていて、私は彼女が帰ってくるのを首を長くして待っていたんだけど、昨日久し振りに電話してみたらこのニュース。引越し先はここから電車で2時間程度でそこまで遠くはないのだけど、やっぱり今までのように行き来なんて出来なくなる。しかも、金曜日にはすでに彼氏Pの所へ引っ越すそうな・・・（彼氏Pはちょうどこの町とコッコが引っ越す町との中間地点に住んでいるのだ）しばらく彼氏のところから大学へ通って、家を探すと言っていた。なんでだろう、なんだかガツーンとショックであった。私たちはみな異国に住んでるということで旅人であるし、旅人である以上ずっと同じ場所にぬくぬくと収まっているわけにはいかない。途上の過程で私たちはいろんな人に会い、いろんな人と別れてゆく。そのことは自分が旅人である以上分かりきっていることだし、来るもの少々拒んでも去るものは追わず、と今までやってきた私自身に実際迷いはなかった。けれどなあ。ひとりひとり、確実にここから去ってゆく。わたしも、いつか必ず、次の場所へと流れてゆく。けれど、なんだかすっごく寂しい。考えてみれば、今までずっと私は「去る」側にいた気がする。自分のやりたいことをするために、いつも自力で暖かい場所から抜け出していたけれど、去るものと、残されるもの、どちらの方が辛いのかしらん。分からなくなった。彼氏によりかかって、その次は友達に寄りかかって、でも結局まっすぐ立つには自分の足が一番必要なんだろう。びっくりしてしまって、素直におめでとう、と言ってあげられなかった自分を悔やむばかり。彼氏としばらく一緒に住む、と聴いただけでこれなんだから、本当にわしのニンゲンなってないぜ。反省。彼女が引っ越す前に1回会えることになった。ひねくれたままで、彼女を送り出すことだけはやめよう、じぶん。

  2005年04月05日

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• とりあえずネット開通

  お久し振りです。長らくインターネットから遠ざかっておりました。3月の日本滞在中は体調や諸事情によりとてもじゃないがPCに近づける感じではなく、3月末にヒーコラ独逸へまた帰還してからも自宅のモデム不良でインターネットにアクセスできず、悶々と毎日を過ごしていたのだけれど、やっと重い腰を上げて本格的に友人達に頼んでみた所、電話一本で機械に強い友人の彼がパッとうちへ来てくれて、パパパッとPCをいじってくれて、思っていたよりすんなりまたネット復帰を果たしたわけでございます。そうこうしているうちに、世間はとてつもなく「春」モード。この陽気にあやかって、わたしもまた前を向いて歩いてゆきたいもんだと思ってみたり。3月に、いろんなことが嵐のように私の回りを取り巻き、今ここに書くのもまだうそ臭いような感じなんですが、タマ氏と別れることになりました。実際には過去形で書くべき事柄なんだろうけれど、私の心だとか、実際の状況というのもいまだに現在進行形でめまぐるしく変化していて、そこにあんまり自分自身が乗り切れていないような感あり。ここに追々文字にしていくことで、もしかしたら少しはまたこころが整理できるのかもしれません。とりあえず、つれづれと日々をつづっていくことにします。ああ、春だねえ。

  2005年04月03日

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• お久しぶりです

  いやはや。長らく日記をサボってしまった・・・・・心配してくれてた皆さん、ごめんなさい・・・・・いろんなことがあったのさ。ああ、なにから書けばいいのかな。とりあえず、扁桃腺除去の手術を受け、一週間入院して昨日やっと退院できた。しかし、まだ痛くて食べられず。術後いきなり４Kg激ヤセ・・・小学校と高校の同窓会もあった。東京でえんてちゃん、fgrさん、のりすけさんと会った！（いつの話だよ・・・）そして、あと10日でドイツ帰還、というここへきてタマに振られそうである。なんだか目に見えるものすべてがひずんでしまっているようないないような、とっても変な気持ちである。それに加えて久しぶりにメールボックスを開いてみると、5年以上音沙汰のなかった、とても後味の悪い別れ方をした学生時代の彼から突然元気ですか？メールが届いていたりもする。・・・・ぐじゃぐじゃである一応、ちょっとずつ日記を書いてゆこうと思う。心配してくれてるともだちの皆さん、私は大丈夫ではないけど生きてます！

  2005年03月16日

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• 喉痛耐久レース始まる

  術後一晩明け。全身麻酔から醒めたときにはどこかまだ朦朧としていて、更に前夜からの絶飲食のせいもあって喉が渇いて仕方なかった。ので、水でもお茶でもなく、いきなりヤク○ト1本一気飲みという暴挙をも成し遂げていた私であったらしいのだけど、またそこからずぶっと眠りに落ちて、今日の朝。なんとも言いがたい喉の痛みで目が覚める・・・もちろん「のどちんこ」の斜め下辺りにある左右両方の扁桃腺を「切除」したわけであるから、そこは切り傷であるわけで、痛むのは当たり前だと思ってたんだけど、それにしても、痛む・・・・つばを1回飲み込むたびに、思わず「うっっ」とうめき声がでてしまう。けれども喉は渇くし、まずつばを飲み込まないわけにはいかないし、でうめきながらつばを飲みこんでいる間に脂汗までにじみ出す始末。この日はまったく何も食べられず、ひたすら点滴で栄養補給。切り傷の炎症が起こっているので38℃弱の熱もだらだらと出て辛い。あと2日くらいはこの状態が続いても仕方がない、と言われ、予想以上に辛い術後にへこみながらもこの日は寝ていたんだけれども。なんと、この状態が1週間、退院するまで続くとは!!!さすがに点滴はその2日後くらいにはずしてもらうことができ、今度は流動食を食べてゆきましょうということになったのだけど、なんせ痛い。つばを飲み込むのにもなけなしの勇気をかき集めて必死の形相で挑んでいるというのに、いったいどうしてお粥なぞが口に入れられるものなのか・・・医者には毎日診察のたびに「食べないと治らないよ！痛くても、食べたら食べた分だけ治りが早いんだから！！」と怒られるが、その医者に今でも言ってやりたい、お前の扁桃腺も切ったろか！！！私自身、わりとこの手術のことをなめていたし、術後1週間、「完治」の状態でもちろん退院するものだとばかり思っていたから、まったくもって予想外の展開である。実際、退院してからもさらに10日間、ろくに食事なんかできなかった。日本にいながらにしてこの状態。拷問ですぜ、拷問。おまけに。喉は飛び上がるほど痛いし、かといって眠くなる鎮痛剤はあまり良くないといわれてとにかく痛みに耐えるしかないし、熱は出て体はだるいし、のほかに更なる落とし穴。入院生活、思いっきり　暇　なんです。まず朝には7時ごろから検温、脈を測るために看護士さまさまにたたき起こされる。さらに、食えない朝食を取る為「ラウンジ」と称した食堂に強制連行。だいたいお粥のフタを開け、一口スプーンにとるかとらないかでたいがい私の食事はオワリ。その時点でまだ8時すぎなのである。それから昼食、夕食をとり（お粥ひとくち）10時消灯までの果てしない時間、時間、時間。疲れない程度に読書するくらいしか能もなく。あとはひたすら苦痛に耐えるのみ。いやはや・・・・・本当に。大人になってから、扁桃腺なぞ切るもんじゃございません。これ本当。しかも、同室のおばあちゃんの一人がまたこれ残念ながら少々迷惑。いや、個性的？この話はまた次に・・・

  2005年03月09日

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• 手術した

  今日は手術日。昨日の夜から絶飲食なので、辛い。喉のあたりがどろどろする、お茶飲みたい。まあそんなことを言っていてもしょうがないので、ベッドの上で本など読んでみたりして気を紛らわす。そうこうしているうちに、それではそろそろですねという感じで親や看護士さんたちがあわただしくなってきて、点滴など打たれたりしてみる。私の血管はどうやら細い上に深いという看護士泣かせの血管らしく、点滴もなかなか入らず。まず、担当の看護士1年目というK島さんはなかなか針が入らなくて抜いたり刺したりを何回も繰り返したあげく、すいませんすいませんと恐縮しまくってギブアップ。その時点でけっこう私の腕は穴だらけになってきてるのだけど、どうも麻酔とかも注入する針穴で重要な穴らしく、今度は先輩ナースも登場してトライするがこれもダメ。最後にそのまた先輩ナースがめちゃめちゃ緊張した面持ちで、それこそナース人生のるかそるかくらいの緊張っぷりでプスッと刺したところが、これまたいかにもまぐれってかんじで血管に到達してようやく点滴をしてもらうことができたという・・・・はっきし言って、熟練したナースの入れる点滴というものは、一発でスッと入るもんなのだ。それを皆おそるおそる刺して、その上針を刺した後で血管を捜そうとごちょごちょと動かしたりするから、私も痛いし向こうも焦るのだ。要はハッタリとか勢いとか経験とかそういうもんでしょうと思ってたけど、あまり担当の看護士さんたちにいちゃもんをつけて自分の手術に差し障るのもイヤなので、にこにこ笑っておいた。さぞかし冷たく笑っていたことだろう。で、点滴でてんやわんやしてるうちに時間がきて、手術室に徒歩で向かう。歩けるうちはどんどん歩かせろという考えらしい・・・・しかも手術室の前で数分待たされたりして。バス待ちじゃーあるまいし。初めての手術室は、なんとなく興味深かった。喉の手術なのに、いちおうスッポンポンにならないといけないとか、変なシャワーキャップみたいのをかぶらないといけないとか、看護士さんの鮮やかな手つき（点滴してるのにするっと上の服を脱がせるところなど）とか、全身麻酔の効きっぷりとか・・・・全身麻酔。手術室に横になって、ここへきてようやく緊張している私（全裸にバスタオル）のまわりにわさわさと人が集まってき、「大丈夫ですよー、それじゃあ麻酔しまーす」とか言いながら点滴の穴に麻酔の液を流し込む。で、腕にすごい痛みが一瞬はしったので、点滴血管から漏れてるよー（血管からもれてるときは液が体の中に入った瞬間痛むので）とか思って、それを伝えたんだけど、これはちょっと痛いもんなんですよー、とまた言われて、ほんまかいなと思った瞬間にもうコロッと眠っていたらしい。ていうか、そこまでしか覚えていない。麻酔を注入されてから、それまで約3秒・・・・・・恐るべし、麻酔。当然次に気づいた時には病室のベッドにいて、酸素マスクをしてて、夢うつつに「ああ、なんか喉がうずく。」とか「先生が、私の目の前でフィルムケースに入った私の切られた扁桃腺を見せてくれてる、梅干みたいだなあ。。。」とか考えていて、手術はキレイさっぱり終了していたというわけである。膀胱から直接つながってる尿管が多少気持ち悪いのをのぞけばそんなに体もしんどくないし、これ楽勝やん。とその時は思っていたのだが、そう簡単には終わらなかったのよね・・・・悶絶の日々は翌日につづく。

  2005年03月08日

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• 入院

  ここ1年弱でたまりにたまっていた毒を抜く為、扁桃腺切除、の手術を敢行。今日入院、明日手術。ヘラヘラと病院へ向かったら、麻酔科の先生のお話や（手術は一応全身麻酔）酸素マスク吸入の練習、夜から絶飲食の厳しいお達し・・・・・一気にぎょえ～！手術やだよ。という気分になる。しかも、私は耳鼻咽喉科ということになっていて、そこの入院病棟は整形外科と一緒になってて、右も左も車椅子や松葉杖で果敢に歩き回りコミュニュティを形成するじーちゃんばーちゃんばっかり。うう・・・・これで術後1週間も入院かい。ここんとこまたイヤーな感じな精神状態に陥ってるらしいタマからも連絡こないし、びびり半分、どうにでもなれ気分半分で病院食やけ食い。明日、どうなることやら。

  2005年03月07日

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• 病院に。

  朝から今度の手術（扁桃腺除去）の術前検査。基本的にはいたって健康なはずなんだけど、病院に入ったとたん自分が病人のような気になってくるのはいかにも不思議なことで・・・・心電図で軽くひっかかってしまい（不整脈だった）循環器科にまわされて、さらに検査して、結局なにもなくてまた耳鼻咽喉科待ち、そうこうしてるうちに計6時間も病院にいる羽目になってしまったじゃないか。軽く扁桃腺を取るだけとはいえ、1週間もこんなところに入院させられるのイヤだあああ。しかも、かってに自分の中で手術日間違えてたし。わたし、ぼけぼけ。3月9日だと思っていたら、8日手術で、しかも7日入院だったらしい・・・・病院通いで丸1日つぶれた。それにしても、お年寄りは私と違って病院の中でもハッスルである。めちゃめちゃ元気なような印象。とにかく数も多いし、院内を完璧に把握しておられる方多し。病院はお年寄りの社交場というのはいかにも。さて、今日の夜から2日間東京へ。弟に会う。えんてちゃん、のりさん、fgrさんにも！東京、久しぶりだなあ。楽しみである。

  2005年02月22日

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• ナマステ愛を確かめる

  今日はちょっと遠征して、高校時代の友達ナマステレンジャーのメンバーと会合。一緒に美容院へ行くという、わりと女の子らしい企画だったのだけど、最初にグリーンと一緒にカットへ行き、その後パープルも合流して美味しいと流行のクレープ屋に並びだした辺りから一気にノリはオッサン化してゆき、長蛇の列に悪態はつくわ、わたしらの後ろに並んでるアホ臭いカップルに関係ないのにダメ出しするわ、カラオケではマツケンサンバ熱唱ダンスとスターの物まね大合戦に声を枯らすわ、最後の〆にはやっぱり肉でしょう！と向かう先はま迷わず「焼肉食べ放題」だわ、フルコースでした。ハイ本当にしゃべりすぎて喉ガラガラ。グリーンとパープルに「明日検査なのに、喉はガラガラやわ焼肉で口は臭いわアンタ最悪なコンディションやね」といわれてしまう始末。いやはや本当に。採血とかしても、血のなか油や悪玉菌だらけなのではあるまいか。けど、もうこれ以上は無理っていうくらい楽しくて笑いまくった1日であった。幸せだった。悔いなし！

  2005年02月21日

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• 日本到着！

  と、いうわけで日本にいます。なんでもかんでも懐かしい。なに食っても美味い。久々に（というか、去年10月に一回帰ってきたが・・・）ゆっくり羽をのばせる実家というものはいいものだ。けど、日本の家屋・・・寒いのよ。隙間風入りすぎ。セントラルヒーティングで、外は寒くても家の中は半そででうろついてても問題のまったくないドイツの家と同じようにしていると一気に風邪でも貰ってしまいそう。気をつけねばー。さて、この1ヶ月日本滞在、どうなることやら。とりあえず、いろんなしがらみから開放されてみたい。自分次第、なんだろうけれど。エネルギー充電しなければ。

  2005年02月19日

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• 風邪警報発令中/その後　

  辛かった試験群のラストを華麗に締めくくる最終試験を明日に控え、今までの通算成績は理論・筆記　1,5理論・口頭　2（ドイツの成績表記法は、1－5までに分かれており、1が一番良く、4までが合格、5もしくは場合によって4未満は不合格となるのだ。全ての大学でかは分からないが、2回同じ試験に5をとる、つまり不合格となると即退学処分。わりとキビシーのである）ってなかんじで、Diplomに残る成績としてはわりと納得のいく結果である。1が欲しいと思わないこともないけれど、外国人としての語学力、理解力、そして教授陣の保守的思考（外人に厳しい、っちゅうかドイツ人に甘いのですな。）を考慮すれば、まっいいさ！という感じかしら。明日の試験もベストを尽くして、出来る限りいい成績をゲットしたいところだが、ここへきて今までのストレスが形となって現れてきたのか。咽喉痛寒気歯痛しかも、咽喉のあたり、病気エキスパートの私を確実に「風邪の予感へといざなう」感じ。早い話、風邪ひきかけ。明日で試験オワリですよ？！その後、ハンガリーへ行くんですよ？！！！ほんでもって、間髪いれずにまた日本まで飛ぶんですよ？！？！？！？！どこをどうひっくり返しても、風邪をひいて良かろうという訳がナイ。今まで頑張って勉強してきて、開放されて貰ったのが風邪だなんてありえない。今回逃すと、4月になるまでタマにも会えない。風邪、ひかせませんぞ！！とりあえず薬でムリヤリ抑えるっていう方法はとらずに、おなじみ秘蔵の風邪ティー数種類、咽喉と気管支スペシャルティー、あと体内の抵抗力を格段にアップさせるという錠剤（あくまでも、まだ薬ではない）を薬局で購入し、様子をみることに。泣いても笑っても、明日試験本番で20分間教授陣相手に演説ぶたないとあきませんから！（明日は楽曲分析の口頭試問）拝啓ウィルス殿。とにかく風邪はひかないという事にさしてもらいましたんで。私の咽喉がどんなに居心地が良かろうと、扁桃腺に貴方がたの巣窟があろうとも、今シーズンの風邪もといインフルエンザ、しつこい勧誘おことわりですから。頼みますぜ、そこんとこ。*********************************風邪を未然に防止することにすべてのパワーを注いだ本日。飲んだ風邪ティー　ティーバッグ6つ分飲んだ咽喉ティー　ティーバッグ5つ分なめた錠剤　　　　1回3錠　3回服用（さてこれでどれくらい抵抗力があがるものか。）イ○ジンでうがいした回数　1時間に1回ずつトローチ　　　　　随時口の中へ御手洗　　　　　　15分ごとに尿意もよおす（おお、いいね～）そして今から就寝の際には濡れタオルを口のまわりにドロボー巻きにし、ヒーターの上にはこれまたどっぷり濡らしたバスタオルを設置して室内のありえない乾燥状態を防ぐつもり。乾燥は敵！

  2005年02月09日

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  へラァーーーウ【写真あり】

  ドイツの三大行事。イースター、クリスマス、そしてカーニバル。今週はそのカーニバル週間である。今日は地元でカーニバルの行列（どう訳せばいいんだ、Faschingsumzug）があった。ポップにはじけた人々がいろんなものに仮装し、町中を騒がしく練り歩くという。日本の祭りの「おみこし巡業」みたいなもんか。練り歩く人も、道端で見物する人も、精一杯のパワーでHELAAAAAAAAAU!!!!!!と叫ぶのだ。これぞカーニバルの醍醐味。なんのことはないうるさい行事である。ちなみに、この掛け声は地域によって少しずつ変わってゆくものらしく、ケルンの方では「アラーーーー！」と言うとか言わないとか。ご近所のNaoさんと、にゃーごさんがカーニバル行列の開催される通りから程近い所に住んでいるわたしのところに遊びにきてくれたので、家でまったりしながら少しだけひやかしに行った。行く前は、「どうせ人多いしさー、Chaosなんじゃないの、面倒くさい」といった心持ちで毎年カーニバルを迎える冷めた女やまんであるが、どうも中心部に近づいて、太鼓とかラッパとかのズン！ズン！ズンチャカチャッチャ！！という音が聞こえてくると、少々興奮して浮き足立ってしまうのが情けない。けど楽しい。気づいたらカメラ片手に、山車の上からキャンディーをばら撒く仮装ピープルに向かって「ヘラーーーーーーーーウ！こっちこっち！！！こっちにポップコーン投げてええええ！！」とか叫んでた・・・・それでも私が一生懸命写真を撮り、焼きソーセージとかグリューワインとかに気を取られていた隙にちゃっかりNaoさんとにゃーごさんは私の2倍や3倍ものお菓子をゲットしていたが。グッジョブ！日本ほど娯楽が多くない（ないに等しい。あっても「散歩」とかだし）この国、カーニバルの日の仮装をどうするかということに何ヶ月も費やしてアイディアを暖めてたりするのだ。嗚呼独逸。今年も十分楽しませていただいた。午前中にあった試験も無事終了、残す所あとひとつ。あさって最後の試験を終えたら、その日に空港へ向かうのだ！！こんな方たちが楽しげに宴を飾ります

  2005年02月08日

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• 日常の素敵イロイロ

  明日はまた試験、それを控え、無意味に1日中ず～っと篭って追い詰めても出来んときは出来ん、というわけで、思い切って野暮用を済ませに街にでた。そして珍しく外はピーカン晴れ。これ素敵。こないだの仕事で入った臨時収入を片手に、ワクワクしながらApotheke（薬局）へ入り、今まで気になってたが買えなかったVICHYの肌にやさしいメイク落としを購入した。もしかしたら、これでここ数ヶ月もずっと尾を引いてるカピカピ皮むけ＆ニキビのトラブル満載肌からやっと脱却できるかもしれぬ、思えば苦節ウンヶ月・・・とかもくろんでみる。これもまた素敵。この間、タマとの喧嘩で勢い余って怒りにまかせて壁に叩き付けたコードレス電話がぶっ壊れたので新しく購入したブランニュー・パナ○ニック電話。（ちなみに以前の電話もパナ○ニック）ハンズフリー機能があるのだけど、一旦ハンズフリーをONにして、またそれを普通の通話状態に戻そうと同じボタンをカチカチ押すも反応せず、一回ハンズフリーにしたら電話終了まで戻らない！なんやこれ、欠陥品やないか！！と意気込んで、電気屋に持って行き、店の兄ちゃんにデカい態度で文句を言いにいった。えらそうに「交換してくださいよね。」とかのたまうわたしを横目にひょうひょうと機能チェックする店の兄ちゃん、「ハンズフリーを解除するには、同じハンズフリーボタンじゃくて、この‘ミドリの受話器ボタン（電話かけるときに最初に押すアレ）’を押すんだけど。」・・・・・・・恥分厚い取扱説明書を開けもせずにいた私の完敗・・・・・兄ちゃんの視線が痛かった。目が「Frauen,Frauen..（これだから女は・・）」と語ってた。くそ！これは素敵じゃないけど、マイ・パナ○ニックは壊れてなかったということで良し。勉強、どうにも行き詰って明日の口頭試問は60パーセントの気合と30パーセントの臨機応変さ、10パーセントの蓄積されてる（と信じたい）知識で乗り切ろうと決心したあとの妙なすがすがしさ。素敵？またしてもタマに電話して、「Ich parke gerade das Auto!Ruf mich spaeter an.」と放たれたドイツ語に対してはなんやねんコイツと思ったものの、冷静に日本語に置き換えてみると、ただ単に「今車停めてるから、後で電話して！」と言われただけだったことに気づいて、それって全然普通の文ジャン。と思い気が治まった。どうもドイツ語だと普通の文を売り言葉と勘違いし、さらにそれを買ってしまうわたし。言語の温度差、とでもいうのでしょうかね。おまけに私は日本語、相手はハンガリー語と母国語はもともと違うんだし、ふたりにとっての外国語で会話してるわけだし。そういうところで無益な争いをするのはやめようと思った瞬間。ま、素敵でしょう。（たとえそれが一瞬のことであれ）そんな1日。素敵なことって、けっこうコロッと転がってたりするもんね。

  2005年02月07日

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• 試験に仕事に

  すっごい忙しい、というか濃い、というか、とにかく体積が詰まったってかんじの1日だった。朝から試験ふたつめ。筆記。昨晩ほんっとにグダグダなままセニーの誕生日会に行って（試験勉強したあと。）、泣きはらして音符とにらめっこしすぎた目をシパシパさせながらボーっと座ってて、友達とか知り合いとか、主役のセニーにも「どうしたのさ！」とか言われながらも絶対的にノレない理由がなにかしらあって、心の中にどーんとした鉛がそれこそ引っかかってるような気持ちで酒を飲む。その酒がこういう時に限って次の日もあんまり抜けてなかったりする。全然飲んでないのに。とにかく試験会場に行って、問題をもらい、部屋を探す。今日の試験は理論で、一人一部屋に1台のピアノとともに4時間軟禁され、インスピレーションを働かせつつ、理論に沿いつつ、素敵な曲を作ってくださいというものだった。てこずりながらも、昨日一生懸命準備しただけあってわりと手ごたえアリ？（半分はとってるかな・・くらいの程度で満足するわたし。）4時間という時間はけっこう長いもんだ。わりと疲れる。その後、今日の結果を心配してくれてた友達と、その彼と昼食。最近、何か誰かと一緒にいないと1日をやりきれないのだ。なんてこった。誰かといるだけですこしだけ安心する。そして、また一人になって、その状況にオーバーに悲しんでみる。悪循環。**************************************夕方からは、単発で時々もらうお仕事がよりにもよって今日。ドがつくほど疲れているのに、これからもうひと踏ん張りなんて・・・そういうフレキシブルさが最近じぶんに欠けているのよ。仕事がはじまる前からすでに疲れていたんだけど、一緒にやる人たちのおかげでなんとか乗り切れた。なんか、周りにいる人の皆が皆、すごくガッツとやさしさ両方を持ち合わせた人たちで、そういうグループの中にいるということだけで何か癒された。あたたかいオーラがあるのだ。諸事情あって、この単発の仕事先のひとたちって、分かりやすく言う同性愛のひとびと（皆女のひと）なんだけど、何故かわたしもそこにひとり（ひとり、というのは私だけ「彼女」ではなく「彼」がいるということ）混じって半日ほど行動をともにするという仕事。ちなみに弾く仕事です、オミズ系ではなく。「私たち、レズのグループです！」と堂々とアピールしながら実力でエンターテイメントを繰り広げ、さらにがっしり人々の心をつかんでしまう彼女たちには本当に脱帽。「シケた顔してるじゃないの、彼がっしりつかんどきなさいよ！悩みがあったら○○チャンが答えてくれるわよ、男心がわかるから」（○○チャン＝いわゆる彼氏、男役にあたるオナベさん）なんて声をかけてもらっただけで、わしの悩みなんてそれこそシケたもんですわ、くっはー！ってな気分になっちゃうのだ。そうなのだ。こないだタマに「現実から逃げるな！結果だけ見るな！地道に一歩一歩あるくのだ」なんてえらそうな事吐きまくったじぶんが、まだまだ未熟者だと痛感した一瞬。御姉さま（お兄様）がたに習うこと多し。

  2005年02月05日

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• 冬はコレ

  きのう、また鍋食べた。またかよと思うけど、冬はやっぱり鍋にかなうもん無し。また、しつこく「鶏つくね」作ったし。あとは、白菜、長ネギ、きのこ、パプリカ、春雨、豆腐となんでもごたっと入れて、つくねも一緒に韓国のテンジャン（味噌）でテンジャンチゲもどきに（味噌鍋）。にほんの味噌と違って韓国の味噌には豆がたくさんそのまま入ってて、風味もちょっと違う。これに、青唐辛子なんかを入れると辛くて美味い。あったまる。真剣に料理してる場合じゃなさげなんだけど、こういう追い詰められているときに限ってじっくり食べ物にこだわってしまう私・・・・一緒に食べることになってたにゃーごさんがパッとプリンを作ってくれて、デザートにそれを頂いたがとっても美味しかった。うみゃー。プリンといえば、私の弟、大学入試とか大切な試験とかを控えてだんだん煮詰まってくると、いつも思い立ったようにキッチンに立ってプリンを作ってたなあ。というか馬鹿の一つ覚えでプリンしか作れないんだけど（もともと料理系は好きらしいが）、何回も作るうちにだんだんとその道きわめて、いかに無駄を省き、手早くおいしいプリンが出来るかと試行錯誤を繰り返し、そのうち「マイ漉し器」とか「マイプリンカップ」とかも揃え出し、今では真剣に、「これ売れるんちゃう、君」というようなプリンを作るのである。すげえ。凝り性の弟。それはそれはなめらかで、カラメルのこくが絶妙な弟のプリンをいつかきり番プレゼントとかにしようかしら。昨日から出来ているおできは一向に治る気配を見せず。ベッドに入って、毛布がふわりと箇所に触れるだけで痛い。なんてこと。

  2005年02月03日

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• 理不尽だが一個オワリ！

  はあ～、試験一つめおしまい。今日はGehoerbildung（理論、聴音）のDiktat schriftlichであった。これはそこそこ難なく突破。得意分野。今学期のヤマはこの音楽理論なのであるが、3日にわたって試験があり、それぞれ筆記ふたつ、口頭試問ひとつに分かれているのだ。今日あった筆記で、しかも音源をそのまま楽譜に書き取るといった類のもので点数を稼いでおかないとあとの二つは考えるだけでも恐ろしく訳が分からない分野なので、それはそれでけっこうプレッシャー。無事にとりあえず乗り切れてよかった。ホッ。・・・といえども怒涛の試験群、今日でもって「始まった」ばっかりなのに・・・・私は生きて来週木曜の最終試験までたどり着けるのだろうか。。。（オーバー）それにしても、試験を受けるたびに思う、ここドイツの学校での試験でありえないこと。→→→カンニングは大学生の権利？！？！？！今日が初めてじゃないけど、ドイツの大学生正々堂々とカンニングする。先生の目を盗んではいけしゃあしゃあと私のテスト用紙を覗いてくる。ビックリしたけど、別に他人の成績なんてどうでもいいから見たけりゃ見れば、と思うけど、それでもなんか腑に落ちない・・・普段構内で会っても完璧無視を決め込み、わたしになんぞ挨拶さえしないムカつくクラスメイトがヘラヘラ笑いながら私の答案を写してるのを見たときにはさすがに鉛筆鼻からつっこんだろか！！と思ってしまった。いやはや。そして普段素直なまじめクンを装ってるほかのドイツ人も必死に横目で私の答案を写してるしまつ。もちろん今日の科目は絶対音感が唯一ある私が一番有利で、私がクラスで1番だってのは分かってるし、他の皆が努力してもそれは取り戻しようのない部分なんだけど、それならそれで実力内で勝負せえや！！！！試験官の先生がちょっと席を外した時には私の答案、手元を離れて他の人の取り合いになってるし。それで、他の「お手軽助け合い（＝カンニング）」が成立しようもない教授陣を前にしての口頭試問、4時間一人で小部屋に閉じ込められて作曲しないとだめなもう一つの筆記試験のために私が他の皆にノートをコピーさせてくれない、と頼んだときには「僕字が汚いから、君ぜったい読めないよ～」とか体よく断るくせに？！なめとるわ！！！しかも、ドイツではカンニングさせない人（例えば見られそうになった所を隠すとか）がStreber（がり勉、卑怯者）呼ばわりされるんだから。卑怯者はおまーらだよ！なんとも後味悪くテスト終了。こんなしょうもない科目、さっさと終わらせてしまいたい・・・またひとつドイツ人、いやドイツの若者にサムイボが立った瞬間。ああいやだ。わたし、いつになったらそこんとこ達観できるんでしょうか・・・・ま、とりあえず4分の1処理完了。寝てやる！

  2005年02月01日

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• ダシの秘密は・・・

  今日は友達夫妻に夕食ご招待していただいた。昨日はDVD、今日は夕食となんと優雅な週末だこと。しかも今日のメニュー。海鮮チゲ鍋！！！！！いいんですか、こんなゴージャスで・・・・私は鍋にかかせぬ「鶏つくね」を作ります！と宣言してしまったので、トリ胸肉を購入し、ひき肉を作る段階から入る。（なんとドイツには鶏ひき肉たるものが売っていないのである）よく考えれば本当に単純で簡単なんだけど、何故か今までまったく頭に浮かばなかった方法、フードプロセッサーで自家製ひき肉。ちゅうか、肉を細かく切ってボタン押すだけ・・・・今まで「鶏つくねは日本でしか食べれんモノ」だった頭の氷が一気に雪解けの時を迎えた気分・・・なんで今まで気づかなかったんだろう・・・とにかく今日はまるで日本でちゃんこ鍋をするように、いとも自然に鶏つくね団子を作ってみた。すばらしい。夜知人宅にお邪魔すると、ガスコンロの真ん中にそびえ立つ大鍋、そしてその中にはカニ、丸ごと一匹！！おおおおーーーー。カニですか、カニ！あまりの驚きに目つぶしくらいそうになったわ、カニに。絶対ほっぺたが何回落ちても足りないくらい贅沢な鍋である。しかも、独逸で、である。海鮮チゲ鍋だったけど、鶏つくねへの情熱は皆同じだったと見え、海鮮だろうと何だろうと関係なく鶏も投入。肝心のお味の方は、もう本当にすばらしいカニの出汁がすばらしいスープのハーモニーを演出し、そこにいろいろな野菜や魚が気持ちよく泳ぎ、更にわたしの鶏つくねも友人夫妻とそのまた友人夫妻（ナベ初体験、独逸人とコロンビア人カッポー）を幸せの渦に巻き込み、それはもう怒涛のナベ体験であった。美味かった・・・・カニ・・・・フォーエヴァーーー・・・・今日は日曜だ、明日はまた6時おきだといいながらワインをしこたま、デザートにベイリーズをさらに間髪入れずにがっつり飲んで、またわたしは腹の中だか胃の中だかにそれこそカニ一匹まるごと飼ってんじゃないの、という出っ腹ぷり。そうよ、私はかに座のおんな。カニのためなら何でもするわ。出汁をどっぷり吸ったカニの身・・・・極楽。明日から、というか明日しか猶予がないのでほんとうに勉強します。カニに免じて今日は許して・・・

  2005年01月30日

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• 現実逃避のススメ

  試験初日まであと数日である。正確には、あと・・・・3日。・・・3日と書いてから愕然とした私。アホですね。3日なのね、試験初日怒涛の4連チャン試験群がわたしの身に実際ふりかかってくるまで・・・実際この日記を書いてるのは日曜なので、正味「あさって」が試験です。こういうときに限って、友達からはフレンドリーな電話がかかってきたり、そして自分もそういうモチベーション（あそびたいぜ、という）だったりするのよ。今日も1日弾いたり読んだり書いたりする予定だったのだが、予定は未定と大昔の偉人がつぶやいたように、こういうときに限ってすいすいと1日の予定は私の意識下と関係ないところで埋まってゆくのだ。映画を２本観た。DVDを借りてともだちとまったり自宅で。ずっと観たかったのだが、映画館に行くまでもないかな・・・と後のばしになってた‘Findet　Nemo’（ファインディング　ニモ、だよねえ）ピクサー、頑張る。映像がすっごくキレイで驚き。魚たちの会話のテンポがアニメだけあって、容赦なく速い・・・ドイツ語吹き替えで観たのだけど、それでもちょっと聞き逃すとテンポを失ってしまいそうな勢い。子供たち、いくらネイティブだからといってこのテンポについてこられるのかしら・・・（それは外人であるわしのひがみか）テーマはあっけらかんと分かりやすい親子愛、友人愛、主人公のNemoがとにかくカワイイ。アニメなんだけど、あの頬のぷっくりしたとこがいかにも「小魚」風でキャワイイ・・・すっきりと観れる1本だった。もひとつの映画は‘Before　Sunrise’（邦：恋人までの距離）イーサン・ホークが出てた。ヨーロッパはウィーンが舞台で、偶然知り合った男女がウィーンで一夜を過ごし、また旅に出るというストーリーなんだけれど、見知ったウィーンの街がそこかしこに出ていて面白かった。普通にいつも通ってるカフェも映画に出てきたりして。淡々とはなしは進んでゆくのだけれど、どこかでぎゅっと切ない。大きなアクションがなかったのは正直拍子抜けだったのだけど、最近出たというこの続編（Before　Sunset）も見なけりゃな、とぼんやり思いながら若いふたりの静かな情熱を眺めた。2本目にコレ（Before　Sunrise）を観ちゃったので、2本見終わった後も友達と赤ワインをぐだぐだ飲みながら話す話題といえばやっぱり自身の恋愛話・・・いろいろある。うん。赤ワインで頭のなかにぼんやり霧がかかったみたいになったまま、ベッドに倒れこんだ週末だった。それにしてもここ1年ほどで急に酒に弱くなったものだ・・・トレーニングが足らないのかしら？？

  2005年01月29日

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• たこやきクルクル

  今日はご近所に住んでおられるNaoさん宅ににゃーごさんと一緒にお邪魔して、「独逸でニッポンの会」開催という素敵な企画を。そのココロは、なんのことはない、Naoさんちにある日本の鉄板（ヤキニク、鉄板焼き、なんとたこ焼きと鉄板が交換できるすごいやつ、ホットプレートって言うんかなアレ）でたこ焼きを作って、Naoさんが日本でたくさん録画してきてくれた日本のテレビ番組を楽しもうというやつ。ドイツでたこ焼き・・・贅沢の極み。今日はたこの代わりにイカを入れてイカ焼きであった。大体、鍋とか鉄板とか、皆でワイワイつつく系のもんを前にするといつも張り切ってしまうのだけど、今日も例にもれず鉄板を目にした瞬間前に座ってるNaoさんとにゃーごさんの顔までたこ焼きに見えてくるほどそのことしか考えられなくなってる私。楽しいトークもへったくれもなく「たこ焼き」な昼食だった。Naoさん、失礼いたしました！それにしても美味だった、たこ焼き・・・・もといイカ焼き。ときに、たこ焼きはもちろん日本全国区いつでもどこでも食べられる代物だと思うんだけど、「明石焼」がそこまでニッポンどこでも普及してる訳ではないことが最近発覚。アレは関西のものなのか？明石焼というくらいだから、兵庫の明石発祥なのかしら。明石焼は、生地に卵とだしがたっぷり入っていて、そしてたこ焼きのように焼くのは焼くんだけど、その後更に関西のすっきりしただし汁にどっぷり、たっぷり泳がせていただくなんとも上品な、たこ焼きとは一線を画したモノである。決してたこ焼きのように、どこの屋台でも食べられるようなものではなく、むしろ「今日は明石焼食べにいきまひょか。」と、明石焼屋さんに食べに行く、きちんとした食べ物というイメージなんだけど、どうもこのふたつ、混同されがちらしい。なんと私はこれが日本各地の常識かと思っていたんだけど、違ったらしい・・・・かるちゃーしょっく。しかし、明石焼のあの上品な美味しさを知らない日本全国の皆さんは人生のウマイモントップランキングに入りうる味覚をまだ知らないと言えるだろう！たこ焼きが美味いという日記で最後に明石焼の宣伝をするのも邪道なような気がするが、さあ皆で明石焼を食べよう！！最後になりましたが、Naoさん素敵な昼食を本当にどうもありがとう！

  2005年01月27日

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• あああ。

  何をしてても、何もしてなくても、体がしんどい。胃も腰もいたい。やる気もないくせに、頭のどこかはぴーんと張ってて、寝ててもそこは休まっていないかんじ。へんに妄想だけは走るし。打開策はいずこに。天気の所為だと信じたい。

  2005年01月25日

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• 汗ダラダラKur日

  たまりにたまって、体の中でじんわり滞ってる感さえ感じられる疲れをふりおとすべく、にゃーごさんとサウナ＆プールへ。地元街のサウナ施設が最近リニューアルオープンして、素敵なプールつきになったので、泳げてサウナも入れるなんておいしすぎる、とこういうときだけは行動機敏・・・まずは水着に着替えてプールへ。ひっさしぶりに水の中に入った。小学生のころはスイミングスクールに通い（大道具とバレエ以外唯一続いた習い事）、夏には「焼けててナンボ！」とそのへんのギャル（死語かしら）とかヨーロッパ人にまったく引けをとらない水着焼けした小麦色の肌をひけらかしながら水泳の授業にいそしんでいたんだけど、どうもここ最近疎遠になってしまっていたのだ。ああ、水の中が一番落ち着く・・・・平泳ぎなどしばらくだらだらした後にはサウナパラダイスへ。リニューアルオープンといっても、まだ全館完全機能はしてなくて、サウナは屋外サウナ３つだけしかやっていなかったのであるが、アロマサウナ60℃、アロマサウナ85℃、サウナ90℃と贅沢なラインナップ！今日は‘Frauentag’（レディースデイ）で女の人しか入れない日だったので、混浴サウナみたく「自分も皆もいつもよりちょっとだけテンション上げないとなんかやっぱりこっ恥ずかしい」チックなノリがなく、なんというか心行くまで流れる汗とか自分の体型とか、無駄ばなしとかに集中できるぐだぐだ感があるのでやっぱりヨイ！しかも、どうもサウナは老人たちの社交場になってるらしく、90℃サウナに何十分も居座って汗かきながら（並の量じゃない）ギャハギャハトークに興じる私たちの4倍くらいはゆうにありそうなドイツ人おば様たちにはさすがにたじたじ・・・・これぞ裸の関係・・・ていうか、アツくないんですかね・・・・私も最初こそ汗腺閉まってるかんじで汗を出し渋ってたのだけど、どこかでピークを迎えたらしく、嘘みたいに出るわ出るわ、出汗大サービス。結局5時間弱もいて、最後にまたプールでひと泳ぎして今日は終了。夜はそれこそ心地よいだるさでバタンキューだった。汗出したからって痩せてはなかったけどさ。ちっ。

  2005年01月19日

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• とりあえず/寄席最終日

  寄席が終わったあああぁぁ。体中の力ががくっと抜けて、魂も抜かれたか、くらいに疲れたアル。とりあえず、にゃーごさん、じぶん、お疲れ！2杯のビールで幸せになれちゃった夜でした。************************新ネタを初めて人前で披露する寄席だったので、様子もわからず、じぶん的にも本当につかみはOKなのか自信もなかったので精神的にすごく重くのしかかってた寄席だったんだけど、最近ぼちぼちと考えてた引き算の自己コントロールがうまくいったらしく、自分でも課題は残るけれど今の時点ではこれでOKライン、までの力が出せたので良かった。ここまで来るのがまず難しい。抜くとこは抜いて、本番に一番いいテンションを自分でもっていくっていうのはすごい難しいし、とてつもない集中力を要求されるのだけど、それがうまくいったときには本当にすがすがしい。ま、1回うまくいったからって、次回の本番でこれがまたうまくいくかというと全然そうじゃないところがもどかしいことよ。寄席の怖さであーる。とにかく、今学期総まとめとも言えるイベントをひと区切り終わらせて爽快。次は大学の学科、試験群だあ・・・・・とりあえず、何日間か安眠したいぞ。

  2005年01月17日

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• 中休みだが・・・

  2つ寄席終えて、明日にまた最後の寄席控えて、という中休み日。といっても2日間ホテルに泊まっていたから、大荷物抱えて家まで帰ってきて、もう家に着いたとたん疲れがだあああーーーー！と襲ってき、いきなりへろへろになって夜までベッドにぶっ倒れてたのでありました。今日の午前中、サンタのお稽古時には全然大丈夫だったものを。やはり自宅に帰ってくると、一気に空気抜けるらしい。本当は、明日の大事な寄席に備えて午後にもお稽古しようと思っていたんだけど、もはやそんな気力どこにもなし。1週間、毎日寄席とかで、さらに巡業旅行とかでは家のベッドで寝られないこともままあるのに、今までそういうのが「苦」であったという気持ちはなかったのに、今回のこの疲れっぷり・・・・だんだん、そういう、体との兼ね合いとかも考えて動かないと駄目な年齢にさしかかってきたのだと思われる。もちろんそれがだめだあ、という話ではもちろんないけど（まだいちおう「若い」と言われる年齢であるため）、無茶したら、した分だけ報われる、みたいなぶっとんだやり方はもうそろそろ潮時ですよ、と自覚しないとだめみたい。今までは、無理にテンションガーーッと上げて、なんでも気合で乗り切っちゃえみたいな勢いもあったし、なんとかそれですべてを実際に乗り切ってきたけど、今回こういうストレス期間をまた繰り返して、そろそろ賢明な線に切り替えたほうがいいよ、じぶん。とおもった。引き算のパワー調節を学べということだね。ということで、ひたすらハーブティーを飲んで、じぶんのからだを労わることだけを考えて寄席前の夜をすごす。体力温存・・・・学んだ数日間でした。

  2005年01月16日

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• チーズまみれ

  きのうのErkaeltungstee（風邪茶？風邪の時にのむいろんなハーブが配合されたお茶）が効いたのか、すっごい深くて充実した眠りから目覚めた朝であった。夢もみず、それでいて「目をつぶった次の瞬間には朝」的な感じじゃなくて、あ～しっかり眠ったああという気持ちとともに目覚めた。頭痛もだいぶんましに。ハーブ効果かな・・・・それでもやっぱりまだぼんやりとしていて、体の芯がどこか重いようなかんじでぼさっとしていたら、バイト先のオーナーから電話で昼食に招待されてしまった・・・面倒くさいが断れないところが嗚呼アジア人。気に入ってもらってるらしく、それはいいんだけど、どうもオーナー夫妻の息子（同い年）とわたしをくっつけちゃおうかいみたいな気がたまに見え隠れするので、こっちとしてはなんかありがた迷惑である。「まにあってますっ」と言いたいが、こっちの思い過ごしでもまた決まり悪いのでなあなあになっている現状・・・・とにかく昼をよばれに。ヨーロッパの鍋料理、「チーズフォンデュ」であった！！！これは久々に嬉しいごちそう！なかなかドイツでは美味しいフォンデュ用のチーズがない（あっても高い）うえに、大人数じゃないと決行できないメニューである。ジャガイモ、バゲット、芽きゃべつ、を真ん中の鍋で白ワインとともにぐつぐつ煮たとろーりチーズの中にフォークでつっこんで、ぐりぐりとチーズをまとわりつかせ、がっぷりと頂く！！う、うまい～～～。付け合せはピクルスとかペペロニとか。これまたばっちりぃぃ～。おいしい、おいしいと目の前のチーズに夢中になってたら、その様子をほほえましく見ていたらしいオーナーご主人のほうが「やまん、スキーは好きか？（しゃれではない）今度雪がふったら、シュヴァルツヴァルト（黒い森）に家族スキーに行くとき一緒に連れて行ってあげるよ！」などと持ちかけてきて不意をつかれたが。スキーは好きだがお宅の息子さんはちょっと。。。。しかしお稽古切り上げてチーズのために来てよかった～。あの濃厚な、ワインのきいたフォンデュ・・・・たまらんかった！さーて明日は寄席本番。どうもあさっての夜もプチ寄席に出演することになってしまい、ハードな2日間になりそうだけど今学期のヤマだと思って楽しむのだ。

  2005年01月13日

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• ううう寄席前症候群

  今日は1日中寄席関連準備。朝7時に起きて（私の中では朝7時なぞ、もっぱら『明け方』以前の感覚・・・・）サンタにお稽古つけてもらうために電車で移動。サンタ遅刻で7時に起きた意味もまったくなく、それでも気をとりなおしてお稽古。その後ひとりお稽古。そして、いっしょにお稽古に来てたにゃーごさん（彼女も一緒に寄席出演）と腹ごしらえして、鴨とか食べて、ふらりと入ったオシャレなお店でニット衝動買いとかしてみる。こういう風に朝からサンタとからんだり、必要以上にじぶんに緊張状態を強いたりすると、どっと疲れて頭のまえのほうがじんじんしてくるんだけど・・・衝動買いといい、頭じんじんといい、典型的いつもの寄席直前症候群というやつか。2005年一発目から、いきなりハードな寄席ばっかりではないか。もしくは自分のキャパが年末年始のだらだらで小さくなっているのでハードに感じるのかしら。。。ああ、常に技を磨いてないとだめな「手に職」モノはやはり厳しい。・・・とか思ってたらただの寄席前症候群だけじゃなくて、どうも本当に風邪くさい！ぞ～っと寒いし頭じんじんが嫌な感じになってきたー。こりゃーさっさと風邪退治ハーブ茶飲んで寝るしかない。ま、本番直前に風邪もらうのも、実は寄席前症候群だったりするのだけど。おそるべしストレス。おそるべしそのストレスに耐えうることのできないじぶん・・・。

  2005年01月12日

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• プスプス・・

  あああ。久しぶりに本当に真剣にお稽古して、しかも今日はサンタ氏とのお稽古まであって、普段1時間半のところを3時間もしぼられたそうか頭から煙がでてきそう。疲れすぎて食欲すらないなんぞ、私にしたら相当重症・・・ここまで本業放置プレイでタマなんぞにうつつを抜かしてた自分を今更ながら恨んでみるも、状況変わらず。あたりまえだっつーの。自分のケツは自分でぬぐえということですね。もう有無を言わせず首根っこをぐあばっっ！と引っつかまれて現実の厳しさに戻ってきたぜ。あはははは！（笑いまで出てくる始末）ベートーヴェンとドビュッシーとラヴェルさん、墓石の影から私に気をおくってちょうだいよ。・・・大分頭プスプスいってるらしい。こんな状況もしかし人生の試練だ！ちゃんとしてさえいれば別に受けなくてもいい試練だろうけど、人生の補講授業ということで・・・・明日へ向かえ、オー。

  2005年01月10日

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• 勘弁。

  なんと、コッコも春休みに日本に帰るらしい。一緒にあそべるじゃーん、と喜んでいたら、サラにびっくり、例の理屈王彼氏（ともう一人コッコのルームメイト）も一緒に行くというではないの。まじかい・・・・と思ったのは、年末コッコ、彼氏P、タマ氏、私の4人でご飯を食べに行ったときにたまたま「3月、日本に行けたらいいかなと思うんだよね。」みたいな話をタマがちょっと出したとき、必要以上にPが反応して、「えっ、日本に行くの？何日くらいいくの？いつ？どういうふうに？」としつこく聞いてたのを思い出したから。彼氏Pも去年あたりにたしか日本上陸計画を立てていて、けれど結局コッコとかの休みの都合があわずに断念してたから興味があったんだろう。やっぱり日本って行ってみたい国なんだろうかねえ。と、思ってた。が。P「君さ、それ、全部自分で旅費工面するの？」そしてタマが飛行機代も滞在費もすべてもちろん自分で出すことを知り（当たり前じゃんか、ほかにどこから出てくるんだか）、一瞬何かを考えて彼がまたいった言葉。P「あ～、僕もちょっと日本行きたいと思ってたんだよね。もちろんコッコの両親はヤマンの所と違って理解があるから、僕が行くって言えば受け入れてもらえるし、忙し～い仕事の休みがもしかして取れるなら別に行ってもいいんだよねえ」・・・・・・。何を思ってこのお方はこんなことをいうのかしら、と思った。どうも競争ごっこしてるらしい。アハハ・・・と笑いつつ、こいつだけはやっぱり勘弁してくれと思いつつ、その場は流れていったんだけど、どうやらその後Pとコッコは思い立ったら即行動、でさっさとチケット取っちゃってた。。再び、まじかい・・・・なんで思いっきり日程かぶってるかなあ。しかし、こいつが飛行機もう取ったとか言ってほざいてるのに、タマはまたどうせのうのうと何も考えてないんだろ・・（本当は考えてると思うけど、どうも私のテンポのほうが速すぎてタマのマイペースっぷりにいらいらする）とか考えて、来るんだったら、ていうか来たいんだったら行動にうつせや！電話をかけちった・・・実際はもう少々ソフトに・・・１セント安く飛ぶために１００本の電話をかける作業もいとわないPによると、イースターに近づくにつれて席は少なくなるし料金も高くなるとのこと。本当かどうか分からないが、飛行機を取ってるってだけで次の計画も進むジャン、テンポよくいこうよ！という気持ちをこめてしっかり釘を刺しておいた。ま、本人いたってマイペース。「あ～そう、ほんなら急いで調べるわ～～」って、いきなり口調がテンポダウンですから。そして私はいつも隣で暴走、しかしゴールタイムは一緒、みたいな状況が常。うさぎとかめだよ。ま、P「僕らがコッコの渡航費の３分の２を負担するかわりにコッコ家にはタダで宿泊、３食つきでもてなしてもらうっていう話とりつけたから☆」とか言い出すよりはよっぽどいいけどさ。こんな彼氏と幸せでいられるコッコを見て、ひたすら相性っていうのはわからんもんだと思うのだ。

  2005年01月09日

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• 寄席間近で慌てふためく

  年越し、新年のらりくらりと過ごしていればいつかはツケがまわってくる・・・・気づけば1月も3分の1をマークしようとしており、冬休みが始まった時点ではあんなに遠く彼方～～～に見えてた本業の本番がもうあと1週間と迫っており。寄席、週末はさんで2連発・・・・ああ、しかもふたつの寄席でまったく別のプログラムを用意しないと駄目だし、一つの寄席では全体の半分ばかりを私がひとりで担当しないと駄目だし・・・・何故にいまさら焦るのか、わたし。だいたい絶対今の時期まで放置しておいたら最後イッパイイッパイになるのは分かりすぎるほど分かってるのに、それでも動かなかったわたしにもう完敗だ。にんげんココまで堕落できるもんなんだよ。もう今はあっぷあっぷの状態で、やっと勇気を振り絞って大学へ行ってみた。個室へこもって大道具とむかいあってみると、さすが切羽詰まってるだけあって集中できることできること。これでなまじ本番とかもなんとか乗り切ったりするから、こういう悪い癖がつくんです。ああ、頭ではイヤというほどわかっているのにねえ。愚かだなあ！！けれどなかなかこの緊張感がクセになってくるあたり、私やっぱりMらしい。（ずっと前に友達が教えてくれたサドマゾ度テストで脅威の『マゾ度100％』を記録したわたし。あなたは間違いなくアブノーマルです。という嬉しくないコメントまでついていた。）でも自分の本業としっかり向き合った日というのは概してとっても充実感のあるものだったりする。大変だ大変だと思ってても好きなのだ、結局。大道具のまえに座ったとたん、すーーっと血が体中をよどみなく循環しはじめるような感じ。どこで何をしていても、自分が自分に戻れる瞬間と場所があるというのは本当に心強い。そして、わたしにとって音楽とは漠然と、そういうものであるようだ。もちろんクリスマスの鴨のツケはそうそう甘いもんではなく、いきなり今は窮地にたたされているのだけど、あと1週間でなんとかまた自分を‘女優やまん’に持っていかなくては。ファイ！うぉりゃ！！！

  2005年01月08日

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• 日本の宴

  起きてみたらどうも外が静かだ。と思ったら、今日はうちの州、祝日だったもよう・・・新年サックリ祝わないくせに、忘れた頃にこんなフェイントのような祝日いりません。昨日たまたま友達としゃべっていて、山に引っ込んじゃったちゃーちゃんの新居に一緒にいつ遊びに行くかという話になって（3人は共通のともだち。）、そしたらその彼女が「私キャベツあるんだけどさ・・・」とか一見まったくちゃーちゃんの新居に関係のなさそうな言葉を吐いたんだけど、その瞬間私たちふたりの思考が完璧につながった！！キャベツ？きゃべつ？！？！・・・それって、キャベツを持ってることわざわざアピールして作る食べ物といえば唯一つ。「私、粉（ヤマイモ入り）あります！」「え、わたしソースあるよ！アオノリも！」「そういえば豚バラブロックも家にあるかも」・・・・ジャジャーン。お好み焼き！素敵な具合に、私がもってない材料は彼女が完全装備という偶然さで、しかも彼女はホットプレートまで持っていて（こちらドイツではあまり見られないこの便利なホットプレートなのです。）、これは神様の思し召しでしかないだろう、今お好み焼きしないでいつするんだということになったので、急遽ちゃーちゃんに連絡して、私たちは市電にホットプレート持ち込んでえっちらおっちらちゃーちゃん家にお邪魔した。ふたりとも一人暮らしだから、家族と一緒に食べた方が美味しいし。しかもメニューが和気藹々お好み焼きだし。。お好み焼き粉、おた○くソース、青海苔、かつおぶし、豚バラ肉薄切り（ちなみに薄切り肉もドイツには売っていない。）、柔らかいキャベツ（ドイツのきゃべつは歯が折れるかと思うほど硬い。）、天かす、エビまで揃った150%のラインナップで今日はお好み焼きを食べるのだ！！すぃ　か　も　、わざわざ1枚ずつキッチンで焼いては冷めたのをつつくというのではなく、ホットプレートを囲んで！ああまるで日本。お好み焼きでここまでヒートアップできることさえ嬉しい。それほど大陸生活におけるお好み焼きの必要性というのは重要視されて当然のものなのである・・・うんぬんちゃーちゃんの新居を思いっきり油とソース臭くしてしまった以外（相当迷惑）は文句のつけどころなしな昼食会であった。昼からビールで乾杯するアジア人4人（シロちゃん含む）とドイツ人1人。でっかいエビと、さらに角切りチーズも入れて焼いた1枚は、まさに芸術品。一口食べるそばからぅぅぅうううまあああああぁぁぁああああ・・・・と言わずにはいられない、絶妙な味のシンフォニー・・・・・まったく日本におられる皆様にとってはお好み焼きでかよ。ちゅう話かと思われるが、結局大陸生活というものはこんなものなのです。お好み焼きが美味しかったかどうかで幸せ度が激しくふれるのだ。やはり日本の食文化・・・あなどるべからずっ。幸せな毎日は食の充実から！

  2005年01月06日

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• 「年始」大掃除

  大掃除ってたいてい年末に、家にたまった1年分のアカを落とすために今年もわしらを守ってくれてありがとうという気持ちとともにするものではなかったか。少なくとも実家ではそうで、毎年12月31日は朝から子供たちはきっちり勉強とか練習とかさせられて、昼から分担作業で私は窓拭き、弟は車磨き、妹は床拭き等々、母の指揮のもとに、「大晦日だよ！ドラ○もん」が始まる時刻を気にしながらせっせと動いたもんだ。体に染み付いてる習慣ってコワイ。今年、もとい「去年」の年末はタマ氏もいたしパリにも行ったので、大掃除なんてすっかり忘れていたんだけど、年が明けて何かが気持ち悪くてしっくりこないと思ったら、なんとキッチンとかバスルームとかがなんとなくどす黒かったからであった・・・私はわりとキレイ好きで整頓マニアであるので、自分の領域というものは極力すっきりさせておきたい方だ。（他人の場所、ひとんちとかは限りなくどうでも良い）さらにタマ氏がまたハンガリーに帰ってしまった今、なんとなくタマ仕様、ふたり仕様になっていたうちに一人でぽつんと座っているのもどうしようもなく寂しく居心地が悪そうなので、そこここに散乱しているビニール袋（何故か使わないくせにきちんと保管されてる）とか、電器屋のチラシとか、はたまた忘れていったTシャツまで整理して、さらにタマが使いよいように設置され変えられてたTVとかDVDのリモコンも私がいつも置いていた場所に戻して、きっちり掃除機までかけた。すべてがまた10日前のとおり。タマ氏がいたときには、「ちっ、また後先考えず部屋散らかしやがって！」くらいの勢いで切れていたのに、掃除し終わって、ごちゃごちゃした部屋がすっきりして、それと同じくらいいともあっさりとタマのいた空気も消えていった後の感覚はなんとも寂しい。あの混沌のなかにすすんでまた飛び込んでゆきたいと思うほど。結局何をしててもないものねだりなのだ・・・ソファカバーやタオル、私の手袋にまで香りを残していった当の本人はいたって元気。今日は会社から彼あてに支給された車が新しくなって、その納車の日だったらしくルンルンで、それはもう楽しげに「今からまだ分厚い車の説明書（？）読まないと駄目でさあ！」とか言っていた。フン、フフン。私もさっさと新しい服でも買いにいこう！

  2005年01月04日

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• 最後の1日

  日本では正月三が日、まだまだ宴もたけなわ。ところがこちら欧州では今日でキレイサッパリ正月ムード（もともとそんなのないけど・・）から足を洗って、明日からそれはもう謹賀新年のかけらもなく、日常がまた始まるのである。とくに今年はクリスマスも年越し正月も両方とも土、日にかかってしまって祝日が少ないこと。年明け早々何だか損した気分なのだが。。。。タマも例外ではなく、明日月曜日からサクッと仕事。昼前には飛行機に乗って帰ってしまうので、実質今日が最後の日だった。しかしドイツ。正月はいいけど、店という店は閉まるわ、これという活動のアイディアも「散歩・・」くらいしか浮かばないわ、クリスマスに続いて街の機能完全停止中。いいかげん、わたしらふたりともうんざりで、また家にじっとふたりっきりで篭ってるからかまう相手がそれぞれ1人しかいなくて、そっりゃもう無意味に絡む絡む・・・・これじゃいかん、深呼吸深呼吸ということで映画を観に行くことに。街に出てみると、さすがにドイツ人家族といても退屈なもんは退屈らしく、がらんとした街をそぞろ歩く家族連れがけっこういること。幸い2日ということでカフェとかレストラン系は営業していたらしく、映画の時間まで茶でもしばきましょうということに。なかなか一緒にずっといると、カフェで待ち合わせなんかしないし、わざわざコーヒー飲みに外に出たりもしないもんだけれど、たまにいくと新鮮だー。にゃーごさんと来独中にゃーごさん彼ひろくんとも2005年初お目見えを果たし、ここ2,3日家から出ずにもやもやと体の中に早くもこもりはじめていたエネルギーを少し発散。さらに散歩と称してわりと距離のある映画館までてくてく歩いていった。寒いから～、しんどいから～、と言っててはやっぱり駄目なこった。今日のメニューは他多くのカッポーに混じってベタに‘ブリジット・ジョーンズ２’2作目は駄作というジンクスを崩したか否か。個人差があるだろうけど、娯楽という意味では十分楽しめる作品。ブリジットよ、そりゃやりすぎやろと思わせないでもなかったけど、ちゃっかりたくさん笑って帰ってきたし。また、ヒューグラントがアホ役なんだなあ。あの人、もはや完全に3枚目専門なのかしら。笑いに厳しいタマ氏が退屈したかなと少しヒヤヒヤしてたんだけど、割と楽しんでいたみたいなので良かった。またあっという間に10日間は過ぎていったなあ。まだイルミネーションの残っている夜の街をてくてく家に向かいながら、1ヶ月前はこの通りを夜ひとりで歩きながら、果たしてわたしはクリスマスにあのひととこのイルミネーションを見るのかしら、どうなのかしらと思いを馳せていたのを思い出す。そして今日はああ、やっぱりまだ一緒にこのイルミネーションのしたを歩いている、と思った。ほっとした。一緒にいた時間が楽しかった分、また離れがたくなるというのはなんとも皮肉なもんなんだけれど、今までどおり、ふたりで一緒にいこうね。と言ったタマ氏の表情を忘れないかぎりまだまだこれから、とおもえた帰り道だった。夜はやっぱりすこし泣いた。

  2005年01月02日

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