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カテゴリ:読書
■<今日の読書>■
旭山動物園の奇跡 最近、すっかり有名になった日本最北の動物園のお話。 ひと頃は、閉園も余儀なくされた弱小動物園がいかにして復活し、日本一となったかが記されている。 昭和42年 46万人 昭和58年 60万人(テコ入れ策として大型遊具施設導入、この年をピークに減少の一途をたどる) 昭和62年 46万人 昭和63年 49万人(再度大型遊具導入) 平成元年 45万人 平成4年 36万人 平成6年 28万人(エキノコックス騒動、一時閉園) 平成8年 26万人 平成9年 30万人(市長交代し16年ぶりに予算がつく→こども牧場、ととりの村改修) 平成10年 35万人(もうじゅう館新設) 平成11年 42万人(サル山新設) 平成12年 50万人(ぺんぎん館建設) 平成13年 ?万人(オランウータン空中運動場完成) 平成14年 67万人(ほっきょくぐま館) 平成15年 82万人 平成16年 140万人突破 特に平成9年以降の快進撃は凄まじい。 その一因に「行動展示」という旭山動物園が独自に作り上げてきた展示方法が挙げられる。 「行動展示」とは、動物にとって快適な環境を創り、本来の能力を最大限に引き出すことによって、見物客も楽しめるようにするというもの。 例えば、従来の動物園では鳥は飛んでいかないように羽を切るのだが、旭山では、鳥の立場に立って飛べるようにして巨大な鳥かごの中に人が入るようにしているそうだ。 動物園業界の常識を覆すような独創的な発想で施設を次々に作り出していくところに勝因があるのだが、その原点は不遇の時代にあった。 もともと、飼育員の自主性に任せる雰囲気があったのだが、それだけでなく、全員が真剣にどうすれば魅力的な動物園にできるかを、毎晩語り合っていたそうだ。 そこでできることは実践に写し、あるべき動物園像は予算さえ確保できればすぐ実行に移せるよう、スケッチにまとめていた。 この熱意が市長が変わったときに、市長の心を動かし、毎年施設を改修・建築することができ、集客できるようになったのだと思う。 タイトルには「奇跡」とあるが、僕には「なるべくしてなった」ことであるとしか思えない。 歴代の園長、飼育係の情熱、夢を描く力が奇跡を起こすにはすでに十分過ぎるくらいあったのだから。 この動物園から学ぶべきことは多い。一度は訪れてみたい動物園である。 (来年行きたいな♪) ■<今日の充実度>■ 70点/100点 ■10/10の凡事徹底■ ○靴をそろえる ○いい笑顔を心掛ける ○朝晩1分間心を鎮める ○毎朝神棚の水をかえる、そして、神様に感謝の気持ちを伝える。 ○ブログを書く ○年間目標の確認 ○真向法 ○気持ちいい挨拶の励行 ○時間厳守の徹底 ○アイデア・マラソン一日1つ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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