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カテゴリ:小説家、坂上琴
坂上琴のテーマである将棋指しを主人公に、福山を舞台にした短編小説(70枚)が近く、文芸誌「小説現代」の2月号に掲載される。
2月号の編集作業は今がピークで、13日が最終校了日。坂上琴は珍しく深夜までゲラをチェックした。テレビドラマで有名になった校閲さんから、さまざまな指摘をいただき、直しが書き込まれたゲラがPDFで届き、それを印刷して赤ペンで直しやOKの印の○をかき込む。70枚の原稿を一通り見終わるのに2時間弱かかった。 例えば、元の原稿で「ビールの大瓶を抜いた」と書いていたのを、校閲の手にかかると「ビールの大瓶の栓を抜いた(?)」とチェックが入る。校閲さんの指摘は、あくまで(?)マーク付きで、こうした方がいいのでは、日本語として正しいのでは、という提案の形式だ。新聞記者の時代のように、デスクが有無を言わさず直してしまうことはない。作家の考え方や、作品の性格などを尊重してくれる。 ビール瓶の場合は、どっちでも良さそうだけど、文章のリズムを大切にすると、大瓶を抜いたかな・・・などと考えていると、あっという間に時間がたってしまう。 チェックを終えて、書き込みだらけになったゲラをコンビニに持って行って、出版社にファクスする。 恥ずかしながら、坂上琴の家には、固定電話もファクスもない。小説で稼いで、電話回線を引くのが次なる目標だ。なんとささやかな目標でしょうか。コンビニのファクスは1枚50円もするので、執筆量が増えそうなら、自前のファクスの方が安上がりかもしれない。 さて、福山を舞台にした将棋指しのお話。読者の皆さんの心に響くでしょうか。 売れない作家の家に、せめてファクスを (´;ω;`)ウゥゥ(笑) にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.13 01:21:23
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