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カテゴリ:将棋
日本将棋連盟の谷川浩司会長が辞任するという。スポーツ新聞が伝えた。
スマホ不正疑惑で、竜王戦の挑戦者になっていた九段に、第三者委員会がシロの判断をしたことを受けて、引責辞任するということだろう。 坂上琴は、将棋の順位戦をテーマにした小説で、スマホ疑惑を受けた連盟の処置について少し書いた。今の将棋界を描くには、避けて通れない問題だからだ。 今回の騒動で、竜王といえども、コンピューターのソフトに勝てないであろうことが、一連の竜王の言動から明らかになった。竜王の取った行動は、将棋の価値を自ら貶めるものだ。それでいて、竜王の就位式には臆面もなく出席し、4000万円という賞金はいただくのだから、どうかしている。 注目されるのは疑惑がシロと判断された九段の対応だが。この方とは、名人戦の挑戦者になった年に、親しく接したことがある。将棋のことしか考えていない、いささか不器用、朴訥なお人柄だ。連盟という狭い世界の住人だけに、来期以降、連盟の判断に従って、唯々諾々とトーナメントや順位戦に復帰するのか? かつて、将棋と相撲は、プロとアマチュアの力の差が最も大きいと言われた。大相撲の世界では、蒼国来関が出場停止から復帰して、幕内で健闘している。 九段と力士を同列には論じられないが、果たして九段の対応は。 アマチュアがプロの技を見て感嘆するような将棋の価値を、減ずることの ないように。やっぱりプロはスゴいと思わせてほしい。 かの九段氏が、使用疑惑をかけられたソフトと対戦して、粉砕し、高額賞金を手にしたら、スカッとするのだが。 叡王戦で優勝して、ソフトと対戦する名人にも、人類の力を見せていただきたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.01.18 10:28:42
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