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カテゴリ:Pilot
パイロットのペン先が3種類になったので、少し比較してみようと思う。
こちらはmasahiro万年筆についている10号Mで書いた文字。文字は縦画も横画も同じ太さである。ちょうどゴシック体のような文字になる。 ペン先はほとんど撓らないので、紙に当たる感触がそのまま伝わってくる。ペン先の滑りはとても良い。縦横斜め、どの方向にもよく滑る。 こちらはカスタム743についている15号S(ソフト)Mで書いた文字。基本はMなので、やはり縦画と横画が同じゴシック体のような文字になる。 ペン先はよく撓る。紙に書いているときの手応えが弱い。毛筆調というのは大げさだが、それに近い書き心地。ペン先の滑りはとても良い。縦横斜め、どの方向にもよく滑る。 こちらはカスタム742についている10号FA(フォルカン)で書いた文字。非常に癖のある文字になる。先がとがっているのでFかEFのような線の細さだ。筆圧をかけないように注意して書くと、FかEFで書いたような文字になる。しかし、筆圧が高くなるとペン先がすぐに開くため、特に縦画を書くときに太字になる。従って、縦画が太く、横画は細い。点を打つときはペン先を押さえるので太くなり、払うときは先へ行くほど筆圧が弱くなるため、楔のような線になる。 書き味は細字のため、特に横画を書くときに紙をひっかくようなカリカリとした手応えがある。これはFやEFではよく感じるものと同じである。個人的にはMやS(ソフト)Mの書き味の方がスムーズで好みだ。ものすごく柔らかいので、S(ソフト)Mと同じく、紙に書いているときの手応えは弱い。筆圧で線の太さが変わるので、その点では毛筆に近い。 10号のペン先は自分の手に合っている。15号よりは重心が低く感じられるので、とても書きやすい。2万円でこれだけ完成度の高い本格的な万年筆が手に入るということはつくづくすごいことだと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年12月07日 07時45分01秒
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