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カテゴリ:Pilot
外国製の万年筆は国産に比べて字幅が広い。モレスキンに書くのに、どうしても太字は合わず、後で読むときに見にくくなる。A5程度の紙面では、字幅の細い方がすっきり見えて自分にとっては好みである。
今まではアウロラ88を使っていた。アウロラのペン先はFで、国産とそれほど違わないのだが、カスタム742のFAの方が細いので、しばらくこれを使ってみることにした。 しばらく使ってなかったので、コンバータの中のインクはかなり減っていたように思う。ヤード・オ・レッドブルーを抜いて、セーラーブラックを入れる。今のところモレスキンで裏抜けせずに使えるインクは古典的ブルーブラックとこれくらいだ。 書き始めると、なかなかいい感じだ。FAのペン先はフワフワしていて柔らかい。少し筆圧をかけると太くなるが、軽いタッチで書いている分には細字が書ける。安定して細字を書きたいときはパイロットのFで十分だろうが、さすがに改めて1本買う予算はない。 インクフローは、細字ながら非常に良い。良すぎて裏抜けしかかっている。アウロラだと全く抜けないが、カスタムの方は所々に微妙な跡が見られる。同じインクを使っても違ってくるものだ。しかしフローがいいので文字がはっきりする。あまり濃淡が出ないようだ。 字幅が狭いのと、軸も微妙に細いので、きちんと鉛筆のように持って書く。小さく書くので字も丁寧になるようだ。アウロラやパイロット、ペリカンは首軸が細く絞られているので、その部分が自分の手に合っているようだ。割としっくりくる。逆にM1000も自分にとっては書きやすいので、書きやすさはあながち太さだけで測れるものではないらしい。 使っているうちに分かってきたことだが、743に続いて742もコンバータとの相性が悪いようだ。プッシュ式がついているのだが、インクを入れても途中でフローが悪くなってしまう。743でも同じ症状が出ていた。ヤード・オ・レッドブルーの時は出なかったのでコンバータとインクの相性が悪いのかもしれない。モレスキンに使う場合はどうしてもセーラーブラックは外せない。困ったものである。もうしばらく使って様子を見ようと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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