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カテゴリ:インク
ちょうどクルトゥールライトに入れていたデルタグリーンが終わったので、なにを入れようかとインクを物色。アイディアノート用にずっとグリーンを入れていたので、少しブルー系にしてみようという気になった。そこで、机の引き出しをごそごそと探し回った結果、出てきたのがウォーターマンのブルーブラック。
実はこのインク、3年前に自分が初めて万年筆(サファリとクルトゥールライトブルー)を買ったときに、ボトルインクとして初めて購入したもの。当初は舶来物のブルーブラックということでワクワクしながらインクを入れたのだが、どうも当時の自分の中ではプラチナやパイロットのブルーブラックのイメージがあったようだ。このインクは書いたときはブルーなのだが、乾くと少し緑が買った何とも不思議なブルーになる。この色が許せず、即お蔵入りにしたものである。 さらに言うと、この後アウロラブルーを購入。どう見ても自分にはロイヤルブルーが紫にしか見えず、ブルーインク探しが始まる。そして、いくつかの変遷の後にヤード・オ・レッドブルーに行きつくのであった。その後、自分の目も肥えてきて、このインクが持つ面白いキャラクターも許せるようになった(未だにロイヤルブルーは紫に見えるのだが・・)。 クルトゥールライトのカートリッジが空になったのをきっかけに、思い切ってこのインクを入れてみた。濡れた部分は本当に良い色だが、乾くとやっぱり不思議な青になる。このなんとなく緑が混ざったとしか表現しようがないブルーは、このインクだけが持つ特徴だろう。染料系らしく耐光性がないので、2年くらい前の記録を見ると少し薄くなっている。裏に糊で何か貼ろうものなら、その部分だけ退色してしまうという何とも頼りないインクである。その頼りなさと、カジュアルな万年筆がマッチして、軽い気持ちで使っている。 カートリッジは欧州規格のショートタイプを使っているので、使い終わるのも早いに違いない。この次入れるインクを探すのも、楽しみの一つだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年12月15日 07時42分12秒
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