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カテゴリ:Platinum
やっと到着。自分でも初めてのプラチナの金ペンである。
箱はこんな感じ。黒にゴールドの絵と文字がなかなか良い感じである。ケースはふたの部分が少し丸くなっている。 中には万年筆とカートリッジが入っている。底板の下に保証書がある。 とりあえず手持ちの万年筆と比較してみた。左からペリカンM-1000、パイロット742,セーラープロフィット21、プラチナ♯3776である。キャップを閉めたときはこんな感じで、あまり大きさに差はないが、♯3776が一番安いし、この中では一番小さい。 筆記状態にしてみると、M-1000は別格だが、その他の国産のものはあまり差がない。♯3776が弱冠細身ではある。ただし、ペン先はあまり変わらない大きさだ。 セーラープロフィット21と比較してみた。少しプラチナの方が横幅があるので大きく見える。長さは変わらない。因みにセーラーは21Kで、プラチナは18Kである。よく考えてみると、この値段で18Kが手に入るのだから、国産はたいしたものである。 分解してみた。通常の両用式である。意外なことにコンバーターは付かなかった。実はプレピーにつけるためにコンバーターは購入済みなのだが、とりあえずカートリッジで使うことにする。 ペン先はなかなか高級感にあふれている。ハート穴はハート型。お店の人に聞いた話では、同じプラチナのプレジデントと比較すると、金の板の厚みが薄いので、柔らかいのだそうだ。プレジデントの方が厚くて硬め。ハードユースに対応しているとのこと。♯3776は柔らかい感じ。 正面から見ると平べったい感じ。書き味はまだ少ししか使ってないが、カリカリした感じで書ける。筆圧をかけるとしなる、ごく普通のペン先だ。ニブは細字。プレピーと字幅やインクフローは同じ。書き味も気のせいか同じような感じ。ただし、値段が違うだけあって、フローは安定している。 インクフローは細字の割には出ているが、カリカリ・サリサリした書き味。パイロットもそうだが、ペリカンのように滑らかには滑らない。日本語の止め、はね、払いをしやすいように故意にそうなっているのかもしれない。余計に滑らないところが日本語を書くのに適していると言われるゆえんだろうか。しかし、パイロットとは明らかに違うカリカリ感(もしくはサリサリ感)である。 キャップの周りには"Platinum #3776 Japan"と刻印されていた。日本製であることをしっかり主張しているところは好感が持てる。自分はシルバートリムの方がゴールドより何となくかっこいいと感じているので、5000円ほど高価だったが買ってよかったと思っている。 インクは早速プラチナのブルーブラックを入れて使っている。コンバーターではなく、付いていたブラックのカートリッジを洗浄して、その中にブルーブラックのボトルインクを入れた。コンバーターよりインクの容量が多く入る。インキ止め式を購入してからというもの、インクを注射器で入れることがまったく苦にならない。仕事ノートに使ってみたが、やはりプレピーとは書き味が違う(当たり前か)。少し軸が細い感じがするのだが、この万年筆は何となく高級感が漂っている。新品でまだツヤがあるのでそう思うのだろうが、いかにも万年筆らしいペン先がそれを強調しているような気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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