アウロラブルーを入れて、主にモレスキンに取り付けて使って半月ほど経った。当初、インクがペン先に届かず、5~6行書いたら倒立運動を繰り返していた。時々ペンを振ってしまい、インクが漏れることもあった。次の日に使おうと思うと、インクが出ないこともあった。これもそれもどうやら初期不良だったようだ。最近はそういう症状も全くなくなって、快適に使用している。
masahiro万年筆にも言えることだが、インキ止式はインクが少なくなってくるとインクフローが多くなるようだ。もともと軸いっぱいにインクが入るので、インクが少なくなると空気の量が多くなる。従って、中の空気が膨張するのだろうと勝手に思っている。masahiro万年筆は勿論のこと、昭和万年筆もペン芯がいいのでペン先からこぼれることは全くない。昭和万年筆の方は、どちらかというと軸が細くてインクの量も少ないせいだろうとも思う。
インキ止式はいちいち軸尻を回して解放しなくてはならないが、それも苦にならないくらい快適に使っている。とある手帳関係の本に「軸が細いと細かい字を書きやすい」と書いてあったことを思い出した。もともと細軸は敬遠してきたのだが、この万年筆は使いやすい。特にモレスキンの紙面が狭いので、細字のニブと合わせて、ちょうどいい感じで書ける。ボールペンとは違って、完全に万年筆の書き味だし、インクはたくさん入るし、しばらくは手放せない。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る