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カテゴリ:万年筆関係記事
この日は忙しくて仕事ノートを家に持ち帰った。帰宅した後、夕食前にこれを書こうと、仕事ノート(モレスキンラージ)を開けた。のんびり万年筆を選ぶ。ゆっくりとモレスキンラージを開いておもむろに万年筆を取り出す。
家内としゃべりながらやってたのがまずかったのか、万年筆のキャップを外した後、ペン先を上に向けて思いっきり軸尻を回した。自分は無意識に例の「プシュッ」という音を期待していたのだが、出てきたのは音ではなくプライベートリザーブのアメリカンブルーだった。ボタボタとノートの上に落ちるインキ。それを見てやっと自分が持っているのがアウロラ88であることに気付いた。もちろんアウロラ88は回転吸入式である。軸尻を回せばピストンが動いてインクがペン先から出てくるのは当然だ。 「ひえええええええっ。」 と叫びながら、あわてて万年筆を持って洗面所に飛び込む。万年筆の軸を洗ってから、ノートに落ちたインクを吸い取った。ノートには大きなインクの円が、指にはしっかりとインクのシミがついてしまった。万年筆はよく見て使わなくてはならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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